やる気がない時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつっぽくなったときは「休みましょう」という指示が多いと思います。

しかし、休んでもなかなかよくならいパターンも多いものです。

特にうつうつとしていて寝込んでいると嫌なことばかり考えるとか。

そうするとさらにうつっぽくなっていきます。

「やる気がでてきたら行動しよう」と思うといつまでたっても行動できないことも。

ある程度休んで良くならないときは、動くことによってもよくなっていくことがあります。

表面的な行動を変えるって、意外と大事です。

それによって気分が変わってくることもあるのです。

そのような手法によって、マイナスの考え方などに特に取り組まなくても、うつの改善が起こるといったデータもあります。

だからといって闇雲に動けばよいというわけではありません。

周囲から無理矢理やらされたり、気晴らしに動こうとしても「疲れただけ」となってしまいます。

どんなことをしたらよいかはできるだけ主治医なりカウンセラーなりと話し合っていくと良いでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


過食と我慢している食べ物

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

食べたいものを食べないで我慢、という時ってイライラしませんか?

禁じられればられるほど、そのことが頭に浮かぶものです。

だって「〇〇を我慢」って思う度「〇〇」を思い出しているのですから。

摂食障害で過食の症状がある人の多くが、太りたくないために何かを食べない、ということをしています。

そうすると食べることを禁じているものを食べたいと強く思うようになります。

過食する時の食べ物って、我慢している食べ物が多くありませんか?

何が何でも食べるのを我慢、としているうちは過食のリスクは高いままとなります。

「でも食べたいものを食べたら太っちゃうし」

という方。

太る食べ物、というものはありません。

食べ過ぎるから太るのです。

屁理屈みたいですけど大事なことです。

過食をしてしまう方は、食事の取り方・パターンを変えていくことがほぼ必須になります。

この部分はお薬では変わらないところですし、一人で変えようとしてもなかなか難しいと思います。

このためカウンセラーなどと相談しながら進めていきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


強迫性障害と聖域

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人で不潔恐怖の人がいます。

そういう人は汚れるのが嫌なのでだいたい自宅の中に汚れていない「聖域」をつくります。

聖域を守るために、手洗いを一生懸命したり、家にはいったら着替えをしたり、入浴したり、外からのものを持ち込むのをやめたりします。

また聖域を家族にも守ってもらおうとして、同じように家族にも着替えや手洗いを求めます。

そうしていくと、病気はどんどんひどくなっていく一方です。

時々「聖域は守りたい。だから手洗いを短くすることだけしたい」という人がいますが、聖域を守っているうちは、我慢して手洗いを短くしようとしても、なかなか短くなっていかないでしょう。

この「聖域」をなくしていかなくてはならないのです。

強迫性障害の治療は「手洗いを短くすれば治っていく」といった単純なものではありません。

なかなか聖域をなくしていくのに抵抗があると思います。

その時は考えてください。

あなたが大切にしたいのはどっちですか?
「聖域」ですか?
活き活きと自分の人生を歩むことですか?

強迫性障害で悩んでいる人なら知っていると思いますが治療法として行動療法があります。

何年も悩んだ方でも、行動療法でよくなっている人はたくさんいます。

活き活きとした自分の人生を取り戻したいと思ったら、疲れ果てる前に早めに治療しましょう。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


睡眠と入浴

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日は雨がふってちょっと寒い日でしたね。

しかし、明日から暑くなるようなので、気温の変化で調子を崩さないようにしましょう。

寒い日は湯船につかりゆっくりと・・・が好きな人も多いでしょう。

リラックスできますよね。

リラックスできるほかに夜の入浴がよいことがあります。

人は体温が下がるときに眠くなる傾向があるので、お風呂に入るときは寝る一時間半~2時間前までにお風呂にはいると入眠しやすくなるといわれています。

逆に寝る直前の入浴(特に熱いお湯)は睡眠を妨害することもあるので注意しましょう。

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金環日食で思ったこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

金環日食みました?

私は見ました。

関東で次に見られるのは数百年後ということであるので、見てみる価値はあったのかなぁと思います。

「みんなそんなに日食に興味あったかな」と疑問に思いつつ、マスコミの騒ぎに便乗するのが好きな私です。

みんなと一緒のことをしていると安心します。

私は流されやすい方ですので。

ただ気になるのはあまり神秘的なこととして感じないのは私だけでしょうかね。

人というものはそこに意味を求める傾向があります。

ちょっと「冷めた人」と白い目でみられそうですが。

人と同じことをしても、どう感じるかまでは同じになりません。

まぁ、人がどう思おうとそのように感じたものはしょうがいないじゃないか!と開き直っています。

人が楽しい、すばらしい、と思っていることで、自分はそのようには思えない人ってたくさんいるんじゃないかなぁって予想してます。

これってよくよく考えてみれば当たり前のことなのに、「一緒でなければいけない」という圧力みたいなのがあるような気がします。

人と感覚が違うなぁって感じた時に、それに気づくことは必要だと思いますが、その感覚を無理に変えようとする必要はないでしょう。

まず自分が素直に感じたことを認めることってとても重要なことだと思います。

そうしないといつまでも「普通の人になるには」「他人との比較」などにとらわれ続けそうな気がします。

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パニック障害を克服するために

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人は、苦手な場所を避けます。

人ごみ、電車、車、レジ、美容室。

最初は一部分だけであったのが、だんだんパニック発作が起こっては困る場所を避けるようになってきます。

そうするとだんだん生活範囲が狭まり、どんどん苦しくなります。

不安は避ければ避けるほど大きくなる傾向があるのです。

ですから避けずに直面する、といったことをいつかはしなくてはいけません。

それをいつするかですね。

このままでいればひとまず不安や「パニック発作で死ぬのではないか」という恐怖から逃れることはできます。
しかし、生活は今のままです。

一方で直面して練習していけば、パニックを怖がって狭まっていた生活から自分らしい生活を手にいれられるのかもしれません。

どちらを選びますか?

もちろん、ただただ直面するだけでは余計不安になるかもしれません。

不安場面の練習をする時は専門家の指示のもとにやった方がいいですよ。

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光で朝早く目覚める人は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

だんだん熱い季節の予感がしますね。

日が昇るのも早くなってきました。

朝散歩するにはいい季節です。

一方で、朝日が部屋の中に差し込む時間も早くなってくると困りごとも。

朝早い時間に目覚めやすくなることがあります。

光刺激は睡眠の妨害になることがあるのです。

こういう時は遮光カーテンを使うなどの対策をすると改善されることがあります。

若いうちはいいですが、だんだん年齢を経ると敏感になってくるといわれています。

朝日早い時間に昇るにつれて、早朝に目覚めやすくなってきたと思った方は光対策をしてみてはいかがでしょうか。

逆に朝起きられない、という人は家族に頼んで朝にカーテンを開けてもらうと起きやすくなることもありますよ。

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私が悩んだとき

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は人の相談にのる仕事をしていますが、私が悩んだ時はどうしているかというと、人に相談していることが多いです。

意外と思われる人もいるかもしれません。

このような職業だから何でも自分で解決できるのでは?と言われることもあります。

もちろん、私が何でも自分で解決できるわけではありません。

だいたい悩んでいる時は視野が狭くなっています。

ある程度は自分でどうしようか考えますが、行き詰ったらとりあえず人に相談します。

自分が見逃している点とか発見できるからです。

仮に新しい発見がなくても、今の選択肢から考えようという気になります。

だから私は困ると相談しちゃいます。
もちろん、最後に決めるのは自分ですけどね。

しかし「一人で何とかしよう」ということに限界があると思うんです。

みなさんも「こんなこと相談しても」と思わず、誰かに相談してみてはいかがでしょうか?

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悪循環をとらえましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

こころの病気になると「どうしてこうなったのだろう」と考えがち。

しかし、こころの病気に関してはあまりこの考えは役に立ちません。

なぜなら「なぜこうなったか」の今のところの正確な答えは「いろいろなことが絡み合って」ということだからです。

原因を探したところで「マイナスの性格」「幼少時の経験」とか、あまり根拠はないけれどもっともらしいものと原因を結びつけるのがオチです。

「マイナス思考をプラスにする」「親のせいにする」という解決法らしきものを選択すると、あまり治らないでしょう。

原因を探す=解決法が見つかる、という図式は心の病気に関しては通用しないことがほとんどです。

大切なのは「どんな悪循環になっているか」「どうやったら良くなるか」という視点です。

例えば
・嫌なことを考える→寝込む→さらに嫌なことを考える
・不安場面を避ける→不安を避けることばかり考える→不安場面が増える
・食事制限をする→制限しているものを食べたくなる→過食→食事制限をする

などなど。

この悪循環のどこかに症状改善のカギがあるものです。

嫌なことを考えたら、寝込むのではなく、別のことをしてみるとか。
不安場面では避けないでいてみるとか。
食事制限をやめてみるとか。

まぁ、そんな簡単にうまくいくわけではありませんが、どうやたら良くなるかのヒントになってきます。

あなたの悪循環を振り返ってみましょう。

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ブログのカテゴリ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よくある質問で
「カウンセリングってどんなことをするんですか?」
というものがあります。

実際には人によって違いますが、大まかなところであればブログの中のカテゴリで、自分の病気のところをクリックしてもらうと、対応の仕方やどのようなことをカウンセリングでやるかを書いていますので、参考にしてみてください。

また私のカウンセリングは認知行動療法を中心にカウンセリングを行っています。

認知行動療法を希望される方はご相談ください。

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