不安は恐怖は永遠に続かない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

電車や人ごみに行くとパニック発作になるのでは、と言う人は実際に怖いその場に行って練習する、といった方法をします。

一度目はとても恐ろしく感じるでしょう。

できなくて困っていたことに挑戦するのですから。

やるとほとんどの人が慣れてきます。

しかし、中途半端にやると怖くなります。

例えば電車にのったあと怖いからといって、一駅ですぐに降りてしまうといった場合。

最初のステップとしてはよいかもしれませんが、これを繰り返しているとうまくいきません。

十分に不安に慣れていないうちにその場から離れると怖い思い出ばかりが残り、さらに怖くなるかもしれません。

不安に直面するときは不安がある程度下がるまでその場にとどまり続けることが必要なのです。

時には数時間に及ぶこともあるかもしれません。

それでも必ず大丈夫になってきます。

不安や恐怖は永遠に続くことはありません。

不安場面での練習は大丈夫かなと思えるまでやることが必須です。

・・・まぁ、理屈としてはこんな感じなのですが、それでも「やっぱり怖い」というのも本音ですよね。

実行するには心の準備が必要です。

思い切って飛び込んでみよう、
どうなるかはその時になってから考えよう、
この生活から早く抜け出したい

と思ったら、勇気を出して不安場面に慣れていく練習をすると良いでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


ストレスがないって人に言えます?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ストレスをなくそう!と言われています。

もちろんストレスがなゼロになることはないのはみなさんご存じのとおり。

では、ストレスが比較的少ない状態になったとします。

その時に人から「あなたはあまりストレスを抱えていないよね。いいよね」といわれたらどう思うでしょう?

「ストレスを抱えていない」とレッテルを貼られることが嫌だなって思う人っていません?

「私だってストレスあるよ!」って反論するしたくなるとか。

これは以前テレビでもやっていましたが、このように思う要因の一つは、ストレスを抱えていないと思われることに対してマイナスのイメージを持っているという説があります。

苦労していないと思われるとか、楽をしているとか、ストレスを少しもっていることを分かってもらえないとか。

なんとなくストレスがないことが人として軽くみられるようなイメージがあるようです。

ストレスフリーが良いとか言われていますけれど、これだと「私はストレスが少ないです」って人前でいいにくいですよね。

あなたは「ストレスがあまりありません」ってみんなに言えます?

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〇〇病チェック

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

〇〇病チェック、というものがありますよね。

うつ病チェックとか。

あのようなチェックって、うつ病の人を見つけることに役に立つんです。

しかし、そうでない人までその病気じゃないかと誤解を生んでしまうものでもあります。

よくあるのはうつ病とか大人の発達障害のチェックかなぁと感じます。

対人関係がうまくいかないと「発達障害のせい?」と思うとか。

普通に読んでしまうと、誰でもあてはまってしまうの可能性もあります。

ある有名な先生が一般の人向けのうつ病の講演会をやったら8割の人がうつ病じゃない人だった、という話があるくらいです。

〇〇病チェックのようなものがあったときは、自己判断で自分は「〇〇病」と決めつけないようにしましょう。

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「一回だけ確認」の誘惑に負けない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の場合、何度も手洗い、確認などをしてしまいますよね。

それをやめる練習をしているときに「一回くらいは確認していいだろう」って思ってやっていません?

基本的にそれは強迫行為のきっかけになっていくのでやってはいけないのです。

「誰だって一回くらいは確認するのに・・・」

と思うかもしれませんが、その誘惑に負けてはいけません。

「玄関のカギを確認しないで本当に泥棒にはいられたらどうするの?」
「手を洗わないでいて、本当に大変な病気になったらどうするの?」

と何度も頭の中ではよぎるかもしれません。

ここで「一回くらいなら・・・」と、確認等をしてしまうと症状はなかなか改善していかないのです。

「確認は3回までにしよう」
「手洗いは5分までにしよう」
という練習方法は最初のきっかけとしてはいいかもしれませんが、それをずっとやっていてもよくならいものです。

また手洗いを我慢するだけで、汚いと思うものに触っていないということをしていてもよくなりません。

中途半端に練習やってもきついだけになります。

治したい!と思ったら、ある程度は覚悟を決めてやり「一回くらいは・・・」という誘惑に負けないようにしましょう。

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うつで休職中まず何をしていったらよいか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病で休職中、最初はゆっくり休んでいてよいのですが、数週間経っても休んでいてはいけません。

ずっと休んでいると、
・昼夜逆転
・考える時間が多いので嫌なことばかり考え続ける
・さらに抑うつ気分が高まる
ということになります。

少しずつ動き出していかなくてはいけないのです。

最初のうちは生活リズムを整えていきます。
起きる時間を一定にしていく、ストレッチ・散歩など軽い運動をするなどです。

また自分の体調面の記録とつけていくと良いでしょう。

どんな時に気分がマシでダメなのか、一日どんなことをしていたかなどです。

だんだん活動内容など負荷をかけていきます。

休んでいるだけでは復職はできません。

この辺りはどこの復職支援プログラムでもやると思います。

しかし、医療機関にかかっていても知らない方も多いようです。

「休職中何をしていいかわからなかった」という声をよく聞きます。

どうしていいかわからない人は、具体的にどうなったら何をどうしていけばよいか、医師やカウンセラーとじっくり相談してみてください。

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下剤の乱用はやめましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

やせたい一心で下剤を乱用する人が結構います。

下剤を使うと食べ物のカロリーや悪いものを外に出せるというイメージがあるようです。

下剤を使っても食べ物のカロリーはすでに体内でほとんど吸収されるので、ダイエットにはなりません。

体重が減ったと思っているのも水分が流れ出ているだけだったりします。

下剤乱用により、電解質異常や腹部のけいれん、だるさなどを引き起こします。

また下剤を使わないとすっきり感がなくなり使わないことによって物足りなさを感じてくる人もいます。

そうすると下剤乱用をやめられなくなり、悪循環にもなります。

繰り返しになりますが、下剤乱用はダイエットにはならないばかりか、心と体に悪影響を及ぼしますのでやめましょう。

「わかっているけどやめられない」という人は早めに専門家に相談してください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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社交不安障害の人のカウンセリングはどんなことをするのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

社交不安障害(対人恐怖など)の人へのカウンセリングはどんなことをするのか?についてです。

人前で話すのが怖い、赤面で悩んでいる、緊張が相手に伝わって変な人だと思われている、など症状は様々です。

浦和すずのきクリニックでは基本的にこんな感じのカウンセリングをしています。

①なぜ症状が続くのか、悪化していったのか、悪循環になっていくかを解説
これまでの経緯をお伺いして、説明します。

②考え方のクセの振り返り
本当に自分の思っていることは事実なのか、振り返って考えてみます。
その上で今よりも柔軟に考えらえるようなトレーニングをします。

③不安場面でどのような心持、何をしていけばよいか、どのように練習していけば良いかを解説
ただただ不安場面にいっても嫌な思いをしただけでは意味がありません。
練習のコツについて解説して準備をします。

④不安場面に挑戦
不安場面に直面しての練習です。
最初は不安かもしれませんが、カウンセリング内で練習したようにやってみると思ったよりも大丈夫だった、という人が多い印象です。

もちろんカウンセリング内容は人によって違ってきますのでご了承ください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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カウンセリングでは何をするのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングに対して抱く疑問のひとつは
「カウンセリングではどんなことするのか?」
ということをよく聞きます。

ただ話を聞いてもらうだけなのか、何かアドバイスをくれるのか、あやしげなことをされるのか、カウンセリングを経験したことがない人は不安で当然ですよね。

すべてのカウンセラーというわけではなく、浦和すずのきクリックで行われているカウンセリングについて以前書いたブログの記事ですが、どんなことをするのか不安な方は参考にしてください。

過食症の方

パニック障害の方

強迫性障害の方

うつ病の方

ちなみに社交不安障害についても書いてありましたが、復職用に書いていたので、今度もう一度書いてみようかと思っています。

あと不眠症についてもちゃんと書いていなかったかもしれませんので、これも後で書きます。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安については何度も練習しましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安場面を練習するとき、

例えばパニック障害の人が苦手な電車を練習するときは、

一回だけでなく何回も練習することが必要です。

一回練習しただけだと「あー怖かった」で終わることがありますし、まだまだ不十分だからです。

何事も地道なトレーニングが必要です。

何度も練習していくことによって、不安のピークが少しずつ下がっていきます。

そうすると苦手なパニック発作が必ずいつかはおさまること、不安に慣れていくことが体感できます。

何度練習してもダメな場合は、不安さらされる時間が少ない、気そらしばかりに注意がむいている、など練習の仕方が間違っている場合があります。

その時は専門家に相談してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


マイナス思考でもうつはよくなる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビや雑誌等で、うつ病の認知行動療法について特集されているのをよく見ます。

認知行動療法が広まっていくのはいいことだと思うのですが、やや不安なことも。

「とにかく認知行動療法を受ければいつかマイナスの考えはなくなり、うつ病はよくなる」

という誤解が広まりそうなこと。

周囲から「考え方が歪んでいるから認知行動療法で矯正してこい!」と言われてこられる方もちょくちょくみかけます。

認知行動療法を受けてもマイナス思考がなくなることはありません。

マイナス思考が悪いわけではないのですから。

マイナス思考にとらわれて、いろんなことが悪循環になっていることがマズイのです。

マイナス思考があってもうつはよくなります。

プラス思考にすることにこだわりすぎないようにしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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