ストレスサインを見逃さない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ストレスマネジメントのひとつに注意サインを知る、というものがあります。

ストレスがたまってきたときに出やすい症状をチェックしておくのです。。

気分が憂うつになる、が代表的でしょう。

その他はというと・・・

・めまい、頭痛、肩こり、腰痛、食欲がない、だるい、などの身体症状
・寝つきがわるい、朝早くおきる、途中で何度も起きるなどの睡眠障害
・物事が決められなくなる、記憶力の低下、イライラ、優先順位が決められない、など。

自分自身はどんな症状が出てきやすいのでしょうか?

初期症状をチェックすることは大事です。

知らず知らずのうちに無理をしている可能性があります。

自分で気づきにくいときは家族や周囲に自分の注意サインを知らせておくとよいかもしれません。

初期症状をチェックして、症状が出てきたら無理をしない、早めに治療に行くなど、対策を立てるようにしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


お盆のカウンセリングについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

お盆の営業について問い合わせが多いのでお知らせです。

お盆はクリニックの方は通常診療しております。

ただカウンセリングは13~15日の間お休みとなります。

前後は込み合いますので、ご希望の方はお早めにご予約ください。

よろしくお願いしします。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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周囲に強迫性障害かなという人がいたら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前に書いたことありますが、強迫性障害にかかっている人は2~3%と言われています。

つまり100人中2~3人はいるということです。

みなさんの知り合いの中にもだいたい一人くらいはいる可能性はあるでしょう。

「手洗いとか確認とかの強迫症状じゃないから自分のような人は珍しいのでは?」

と思っていても、それほど珍しいことでもなかったりします。

これだけ強迫性障害の人がいますが、多分治療につながっている人は少ないと思います。

「以前から確認癖があったけれど、それがどんどんエスカレートしてきた」という人がいるように、「自分の性格」として思っており、苦しいけれど「こんなもんだ」とすましている人がたくさんいるような気がします。

それで治療にはいるまで数年~10数年たってしまいます。

早めはやめの治療が大事です。

周囲に強迫性障害かなぁと思うかたがいたら、様子を見て薬物療法や行動療法などの治療をすすめてみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


家族のせいにすると・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

家族療法って聞いたことあります?

よくある誤解が「家族が問題だから家族を治すのが家族療法」というもの。

これは違います。

困りごとを家族のせいにしたり、家族の「病理」というものを想定してそれを治すというのは家族療法ではないのです。

どうしても家族のせいにしたくなります。
そんな情報が書籍やインターネットに流れていますし。

家族のせいにしてしまうと「こうなったのは親のせい」「その親もまた、親からそのような扱いを・・・」という悪者探しの連鎖になります。
家族のせいにすると少しは楽になるかもしれません。
しかし「今後どうしたらいいの?」という問いには答えられず、苦しみは続くでしょう。

「家族とともに治療していく、一緒にどうすればよいか考えていく」というのが家族療法の基本です。

「この状況をなんとかしたい」と思ったら「これからどうしたらよいか?」を中心に考えていきましょう。

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スポーツ選手と摂食障害

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ロンドンオリンピックを見ています?

選手の皆さんすごいですよね。

心身共に普段から鍛えているんですから。

かなりストイックに鍛えているんでしょう。

しかし、スポーツ選手と心の病との関連もあると指摘されています。

その一つは摂食障害。

摂食障害になりやすいスポーツとして
・体重制限のあるようなスポーツ(柔道、ボクシングなど)、
・スリムな方がよいと思われているスポーツ(中距離走者など)、
・見た目が重視されていると思われるスポーツ(体操、フィギュアなど)などがあげられています。

痩せる方が良いと正当化されることがありますが、過度の体重制限から摂食障害になり、集中力低下、気分の落ち込みによる自身の低下など、スポーツで大切なメンタル面の悪化につながります。

あれだけ強いメンタルをもっていると思われるスポーツ選手も、摂食障害になりやすいのです。

ですから過度な食事制限、やせなくてはいけないというプレッシャーをかけることは、非常に危険なのできをつけましょう。

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大人のイジメ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近子どものイジメについて話題になっていますね。

道徳教育やら云々とマスコミで対応について語られています。

しかし、イジメの問題は子どもだけの問題ではありません。

大人のイジメもかなりの問題となっています。

大人のイジメは職場などではパワーハラスメントという用語で表されることがあります。

ある調査によると、職場でのイジメで多いのが言葉によるものだそうです。

「使えない」
「能無し」
と言ったり、嫌味や人格否定するようなことを皆のいる前でいったり、厳しすぎる指導、というものです。

言葉以外ですと、無視、違法なことをやらせる、脅迫行為などがあるようです。

これが続くことによってうつ病を発症してしまうことが多々あります。

パワハラをしている側はそのような認識は低いような気がします。
「ただ指導をしただけだった」と。

パワハラされた側はなかなか相談できない。

上司に相談しても「あなたにも悪いところがあるんじゃないの?」「子どもの頃叱られてこなかったんでしょ」っていわれる。

さらに追い詰められていく・・・というパターン。

これって今騒がれている子どものイジメと同じですよね。

子どもの教育の仕方云々がいわれていますが、大人も結局同じことをしている人が多いのです。

イジメは子どもだけでなく、大人も含めて社会全体で対策していかなくてはいけませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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どんな方法が治療効果が認められているのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心理学とは関係のない知人のから
「心理学でいわれていることって、きちんと科学的証明されていることなんでしょ」
と聞かれたことが最近何度かありました。

「そんなことはないよ。有名な理論でも全く科学的に根拠のないものもたくさんあるよ」
と言うとびっくりされます。

私が言うのもなんですが、結構いい加減な理屈だなぁって思うものってたくさんあります。

カウンセリングの方法についても何もしない場合と比べて効果がある方法というのはごくごく一部です。

研究・調査で「○○%の人に効果がありましたよ」と言われているカウンセリングを受けていない人が日本ではほとんどだと思います。

要は効果があるかどうか証明されていない○○療法というものがたくさんあるわけです。

これは一般の人はあまり知られていないことでしょう。

ではどんなものが科学的根拠があるのか。

科学的根拠のある方法として、例えばうつ病なら
・認知行動療法
・対人関係療法
・問題解決療法
などがあげられます。

他にもありますが、例としてアメリカ心理学会のここを参考にしてみてもよいかもしれません。

どんな心の病気に対して、どの方法が研究結果として効果が出ているかわかります。

科学的根拠がない方法は受ける必要がないとはいいません。

役に立つことも多々あります。

しかし、科学的根拠がある方法を求めている人もいるでしょう。
そのような人はどのカウンセリング方法が効果が認められているか、吟味してからカウンセラー選びをしてもよいかもしれませんね。

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オリンピックと不眠

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

オリンピックが始まりましたね。

すでに夜中まで起きて応援している人もいるでしょうね。

これもいつものことですが、不眠で悩んでいる人はあまり夜更かしすることはおすすめできません。

ましてや夜中にオリンピックをみて興奮していることは睡眠にはよくないです。

・・・と言ってもやっぱりみたいという人も多いでしょう。

そういう人はせめて翌日が休みの場合、あまり遅くまで寝ないということをしてください。

そして寝不足を昼寝で補おうとするのは不眠のもととなるので昼寝は控えます。

昼寝をして昼夜逆転、不眠に陥る人が結構多いんです。

夜の方が楽しく感じている人なんかは注意ですね。

昼間どうしても眠い・・・という人は、誰かと話す、でかけるなど用事を作る、気合い・・・などなどなんとかしてがんばって起きましょう。

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しつこいようですが・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

周囲の人が認知行動療法を受けるように進める時の注意点があります。

よくあるのが「あなたの考え方は歪んでいる。歪みがなくなれば病気がよくなるから認知行動療法をうけなさい」というすすめかた。

これはまずいのです。

このブログで何度も書いていますが・・・時々書かないと忘れ去られるそうなので何度もいいます。

間違った考え方を正しい考えかたにするのが認知行動療法では「ありません」。

これは認知行動療法に詳しくない医療関係者(臨床心理士も含め)も同じような間違いをしている人が多いです。

「歪んだ考え方を矯正するのが認知行動療法だよ」と説明されたら、その専門家は認知行動療法について詳しくない証拠でしょう。

だから「通院しているところの専門家から考え方のゆがみを直してきなさいと言われてきた」という人が結構いるんです。

それほど認知行動療法が正確に認知されていないのでしょう。

周囲の方が本人の意志を無視し、考え方を矯正させようとして認知行動療法を受けさせても、うまくいきません。

あくまでも本人がどのように生きていきたいか、どのようになりたいかが重要で、そのために考え方、行動の仕方など幅を広げていこうとするのが認知行動療法でできることです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


お薬に効果について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

お薬がなかなか効いている感じがしないのでカウンセリングを希望したい人は多いですよね。

そのような人にとってはカウンセリングを受ける価値があるのかもしれません。

しかしお薬が効かない、という人の中にはお薬の効果を誤解しているのではないかなぁと思う人もいます。

例えばお薬を飲んで数週間経ったら、すっきりプラス思考になる、ということではありません。

また元から悪かった人間関係で悩んでいたり、元から人生の目標で悩んでいたり、元からマイナス思考気味だった人が、薬を飲んだら解決する、ということはないでしょう。

嫌だった仕事が好きになることもあまりないと思います。

お薬はうつや不安を和らげ、睡眠や食欲、意欲を改善しますが、元から悩んでいた人生の悩みまで解決するというわけではありません。

お薬がどこまで効くのかを分かったうえでお薬と付き合っていくと良いと思います。

お薬で解決できない部分についてはカウンセリングなどを利用すると良いですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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