団塊の世代に認知行動療法は難しい?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビで団塊の世代のうつについてやっていました。

内容については基本的なうつ病治療についてでしたね。

うつ病治療の基本は
薬物療法
精神療法(認知行動療法、対人関係療法)
環境調整
です。

番組では団塊の世代は精神療法の部分について考え方が出来上がっているので認知行動療法は難しいという解説をしていました。

考え方が頑固になっているから変わらないということでしょうかね。

この点はそうとは限らないような気がします。

それくらいの年齢になっても、柔軟な考え方になっていく人もいますし。

「変わりにくい」というのは解説者の「考え方のクセ」じゃないかなぁと。

団塊の世代の方でも認知行動療法は有効だと思いますので、興味のある方はチャレンジしてみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


復職時の状態について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

復職を考えているときに注意してほしい点。

こころの病気が回復してきたときでも、気分に波がある人もいます。

普段は元気な日が多いのだけれど、気分が落ちていると何もできなくなり、数日寝込んでしまう。

このようなことがあるのであれば、復職は一度考え直した方がいいです。

仕事が始まると気分が悪かろうがいかなくてはいけません。

調子が悪いからといって休みを繰り返せば休職をすすめられ、さらに落ち込むことになるでしょう。

このため復職をするときは、調子が悪い時でもそれなりにこなせる状態に到達していなければいけません。

つまり良い時にどれくらいできるかではなく、悪い時にどれくらいできるかを考えなければいけないのです。

無理をしないというのは大切ですが、全く無理のできない状態であればもう少し回復してから復職を考えてください。

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治療方法に対するポリシー

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

何気なく読んでいる人がいるこのブログ。

時々同業者から文句をいわれることがあります。

どの部分がというと、どういう治療法が科学的根拠があってないのか、ということについて。

ちょっと前にも書きましたが、日本で行われているカウンセリング技法のほとんどが効果が実証されていません。

「昔から言われきた」
「教科書にのっている」
「これまでの経験上から」
というのが「効果」のようになっていたのです。

ですから「なんてこというんだ!」ってことになるわけです。

別に重大な秘密を暴露しているわけではないんですよ。

明らかにされているし、インターネットでも調べればわかるし、オープンな情報です。

最近では認知行動療法がメディアに出てくることでさらにオープンになっています。

認知行動療法のような効果が実証されている方法が唯一の治療法ではありません。

効果が実証されている=すべての人に効果があるわけではないので。

極端な話で占いや宗教家に相談して楽になったという人だっています。

それが科学的根拠のある治療法ではないにしても。

ただ私だったらどういう治療を受けたいか、となったら少なくとも第一選択肢は実証されている治療を受けたい。

自分で調べなくても、相談にいけば効果が実証されている治療の選択肢をきちんと教えてくれる人のところに相談にいきたい。

このため、私は患者さんに対しても今考えらえる治療法のうちできるだけ実証されている方法を提示していくことをポリシーとしています。

多くの人に治療の選択肢が広まるように情報発信していきますね。

できるだけ同業者からの文句をいわれないような形で・・・。

う~ん、文章力と社会性が必要ですかね。

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アドバイスします

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングでよくある誤解。

「カウンセラーは何もアドバイスはしない」

というもの。

そのようなカウンセラーもいると思いますが、全てのカウンセラーがそうではありません。

昔、日本で流行ったカウンセリングがアドバイスをしないようなカウンセリングだったんですね。

その影響を受けている人もいるようです・・・というか結構たくさんいます(むしろ主流かも?)。

私はアドバイスもしますし、発言もします。

そうしないと良くならないことが多いので。

アドバイスをしない方がよくなるのならアドバイスをしませんけど。

いろんなカウンセリング方法があります。

「カウンセリングはこういうもんだ」と決めつけずに、自分に合ったカウンセリング方法を見つけてください。

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極端な考え方の人は好きです

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は極端な人が好きです。

白黒つけたがるとか、完璧主義の人とか。

こだわりがあり、人が気にならない細かいところが気になる。

そのような人はお話をしていて面白い。

だから私は今の仕事をしていてもそれほど苦にならないのかもしれません。

極端なところをちょうどよい感じにするのも仕事ではあるんですけどね。

このブログでも何度か書いていますが、極端な考え方が悪いわけでもなく、歪んだ考え方が悪いわけではありません。

ある状況で極端な考え方がうまくいかないのであれば、そこを変えていけばよいだけですので。

自分の考え方が極端と思っている人は、自分のすべてを変えようとしますが、もったいない。

うまくいっている部分はそのままでいいのです。

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コミュニケーションをとりましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

精神科関係の病気って目に見えないものだからいろいろ難しいことってありますよね。

人から苦しいことがわかってもらえない
治るってどういうことかがあいまい
治療していても本当に治っているのかわからない

などなど。

外科系みたいに傷口が見えて、処置して、数ヶ月で治る!っていうのだったらわかりやすいのですが。

何が原因で、どうすれば治るのか、治療にはどんな選択肢があるのか、どれくらいで治るのか、などわからない、っていう人が多いです。

病院に行っている人もなかなかお医者さんから聞きたくても聞いていないって人いません?

目に見えないものだから治療者とのコミュニケーションは大事です。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」という気持ちはわからなくもないのですが、疑問を抱いたままだと良くなるものもよくなりません。

お医者さんなりカウンセラーなりときちんとコミュニケーションをとりながら治療を進めていってください。

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癒しのないカウンセリング

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どうもカウンセリングというと「癒し」というイメージがあるみたいです。

私のカウンセリングでは、それほど「癒し」はないです。

何をもって「癒し」とするかもよりますけどね。

少なくとも一時的な安心というか、マッサージ的なものを求めている人には私のカウンセリングは向かないと思います。

一時的な癒しは心の病を解決することはありません。

むしろ、悪化させる要因にもなります。

癒しの後に待っているのは苦しい現実です。

現実から逃れるための癒しは苦痛を増大させるだけです。

たまに現実逃避するくらいなら問題はありませんが。

ですからあま~い、言葉かけはあまり?ないです(かといって怒って指導するわけではないのでご心配なく)。

その代り、私のカウンセリングはうつや不安のとらわれから自由になるためにはどうしたらよいかについて話したい人には向いています。

大変なこともあるけれど、その先にまってい生活の充実を目指します。

とらわれから自由になった後に、癒しを体験できるかもしれません。

ただよくなっている時って癒しとかそういうものにこだわっていないような気もします。

カウンセリングにこられる方には一時的な癒しではなく、うつや不安から自由になり日常生活で泣き笑いのある本当の癒し、充実した生活を手に入れてほしいと考えています。

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完璧主義もよいところが

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「一回でも失敗したらおしまい」
「ミスを犯したらいけない」
「常にトラブルは起こらないように予想しなければならない」

など、なにかとやり玉にあげられる「完璧主義」。

苦しんでいる人も多いです。

しかし、完璧主義が悪いわけではないんですよ。

ミスや失敗が許されない仕事もありますし。

なんでも中途半端にやりましょう、というのもどんなものかと。

問題なのは完璧主義的な思考によって、日常生活に柔軟性がなくなったり、さらに問題が大きくなったりすることです。

ミスを恐れて何度も書類を確認する
失敗を恐れて行動することを避け続け、苦しい状態のままでいる・・・など。

要するに、完璧主義によってうまくいっているのであればそれでいいですし、うまくいっていないのであれば変えましょう、ということなんです。

完璧でないことをやってみたらどうなるか?なんて実際にやってみてもよいでしょう。

簡単なようで難しいんですけどね。

少しずつでよいので柔軟な対応にチャレンジしてみてください。

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摂食障害の家族の対応ー食事の口出しについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

摂食障害の家族の対応をどうすれば良いか?という方もいますよね。

大事なことの一つは、食べる・食べないについて家族が口出ししなことです。

「もっと食べなさい」
「もう少しふっくらしていた方がいいんだから」
「過食する原因はなんなの?」

とか。

そんなことをいっても「わかってもらえない」「うるさい」と思われてうまくいきません。

家族が説得しても駄目なんです。

摂食障害の場合、食事については専門家が口出しをすることはありますが、家族は口出しをしないことが必要です。

どうしたらいいかはケースバイケースです。

対応の一つとして本人がどうしてもらえたら楽なのか、どうしたら治療のお手伝いができるのか、などコミュニケーションをとってみてもよいでしょう。

食べればいい、食べなくなればいい、という単純な病気ではありません。

あせらずじっくりと治療していきましょう。

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自分ができているところを探す

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

子どもをもつお母さん達のブログってみたことあります?

子どもために凝った料理やお弁当をつくってあげたり、上手な手作りバッグをつくってあげたり。

すごいですよね。

そういうものを見聞きした時「なんて私はダメな母親なんだ」と思った人いませんか?

他のお母さんはよくやっている。

自分は全く何もやっていないダメな母親だ・・・という感じで。

他人を過大評価して、自分を過小評価してるのです。

「いやいや、本当に自分は何もできてない」

というかもしれません。

それは自分の考え方のクセに気づいていないだけなのです。

全くできていないお母さんをみたことがありません。

まずは自分ができているところを認めることが必要となります。

子どもが育っているということは何かをやっている証拠ですしね。

少しずつ自分自身を認めて自信をつけていってください。

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