コラーゲンはとっても肌はキレイになりません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

寒くなり鍋がほしくなる季節になりました。

よく鍋にコラーゲンが入ってます!ってものがありますよね。

女性は「これでお肌がプルプルになる」と思い注文しちゃいません?

しかし、コラーゲンは口からとってもお肌がツヤツヤプルプルにはなりません。

詳しいことはほかのサイトの方がいいと思いますが、コラーゲンが体内にはいっても、そのままコラーゲンとして吸収されて、肌に反映されることはないからです。

またコラーゲンを塗ってもお肌はプルプルにはなりません。

コラーゲンが吸収されているわけではなく、単なる保湿効果だから。

これをお店側は「肌がプルプルになる」というイメージをわざわざつけます。

多くの人が「コラーゲンをとると吸収されて皮膚がツヤツヤになる」と勘違いをしていることに便乗しているわけです。

CMなんかでサプリメントもやっていますが、コラーゲンは入っていても肌がよくなることはありません。
あたかもコラーゲンと肌ツヤに因果関係があるように宣伝をしていますけど。
人の健康願望、美しさを保ちたいという心理をがっちりとらえています。
健康関係のものは似たようなものばかりですけどね。

ですから
「昨日コラーゲン鍋食べたから肌がツヤツヤする」
と思ったらそれは気のせい、となります。

でもそんな風に言っている人、よく聞きませんか?

肌ツヤは思い込みで決まるのかも・・・。

こっちの記事もご参考に
うつ病は偽の薬で治る?
サブリミナルのウソ

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


心の病気と薬と薬以外の方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

お薬以外の方法でなんとかしたい、
薬に頼りたくない
薬を飲んでもなかなかよくならない

という人には私のカウンセリングはうってつけです。

もちろんやれることに限界はありますけど。

具体的に何をどうしたらよいかをお話します。

しかし、お薬が必ずしも悪いというわけではありません。

「薬は体に悪い!」と頑なに薬物療法を拒む人もいます。

それはきちんとお薬がどのように作用するか、どれくらいで効いてくるか、薬以外の選択肢はあるのか、メリット・デメリットはなど基本的な情報が最初の時点で医療機関から知らされていないことが一つの要因ではないでしょうか。

いきなり詳しい話もなく「お薬飲んでください」だと不信に感じるの当然です。

調子が悪ければ薬が増え、良ければ減り、それが何年も続いていく。

インターネットで薬を調べて副作用が怖いと自己判断で勝手にやめてしまう人もいます。

私は薬が必要じゃなかと思う場合にはきちんとお医者さんのもとを受診するようすすめます。

本当に薬が必要な人が服薬しないと、どんどん悪くなることがあるからです、

ただ薬だけではなくその他の選択肢はあるのかなどもお話するようにしています。

薬を併用するにしても、自分でもっとよくするためにできることはたくさんあります。

「自分の症状はどうしたらよいのだろう」「お医者さんにかかるのは敷居がたかいなぁ」
と思ったら、カウンセリングに来てみてください。

カウンセリングを継続する、しないにかかわらず、どうやったら良くなっていくのか、医療機関を受診したほうがよいのか、ほかの選択肢はあるのかアドバイスします。

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動物も強迫性障害になる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、どこかのサイトで動物でも強迫性障害になる、といった記事を読みました。

そうなんですよ。

動物にも心の病はあるんです。

犬や猫、鳥などなど。

飼っている人は要チェックです。

動物の強迫性障害といっても
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こんな感じで犬が手洗いするとかそういうのではありません。

例えば
犬が自分のしっぽを追い掛け回す、
皮膚がただれるくらいなめまわす、ひっかく
鳥が羽をなくなるまでむしり取っていくなど。

原因としてはいろいろ考えられていますが、治療法は人間と同じです。

抗うつ薬を処方したり、ストレスが少なくなるような環境を整えたりします。

飼っているペットが異常行動を起こした時は、もちろん精神科ではなく獣医さんにご相談ください。

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人前での震えが気になる人の忘年会対策

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回に引き続き人目が気になる人が気になっていることへの忘年会対策。

人目が気になる人でお酌する時に震えてしまうのを怖がっている人っていますよね。

「震えているのをみられたら変な奴だろうと思われる」
と不安になると、さらに意識がお酌している腕に注意が向きます。

「まずい、このままでは震えてしまう。力を抜かなきゃ」
と思うとさらに意識が腕にいきます。

悪循環ですね。

「力を抜かなきゃ」
「緊張しているんだからリラックスしなきゃ」
というのは人目が気になり震える人にとっては良い方法とは限らず悪化要因となるのです。

またこういう緊張場面で
・お酒を飲んでごまかす
・薬物の使用
は練習(カウンセリング)の効果を低くしてしまうという研究結果があります。

不安にきちんと向き合っていないとか、うまくいった時にお酒や薬物のおかげだと思ってしまうのでしょうか。

一時的なごまかしにしかすぎないので、なかなか良くならないのも無理もありません。

またお酒や薬がないと不安になっていきます。

一時的なごまかしをやり続けて良いという人もいるので、それはそれでよいと思います。

しかし「もう飲み会ごとに震えることで悩むのは嫌」と感じる人は、きちんと不安場面と向き合い、自分の力で治せるよう練習していきましょう。

対策としては前回の記事と重複するところもありますが
①震えていることに対しする考え方のクセ対策(本当に相手はふるえていることをあなたほど気にしているのか?)
②注意は内側だけでなく外側にも向けていく
③不安を下げることではなく、今やるべきことを考える
ことをしていきましょう。

こっちの記事も参考にしてください
人目が気になる人の忘年会対策
不安が伝わっていると思ったら
対人恐怖の人の考える傾向
緊張している時は何をしていますか?

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人目が気になる人の忘年会対策

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

忘年会シーズンですね。

話すことが苦手な人にとっては苦痛な忘年会。

その中でも誰かと話ている時に「相手は自分と話してもつまらないと思っているのでは」と極度に不安になる人について。

そういう人の中で会話中にず~っと
「これを話そう」
「次はこれを話そう」
と考えてしまう人いませんか?

そうしてしまうと会話に集中できなくなってしまうんです。

結果として会話がチグハグとなってしまい、「相手は自分と話していてもつまらないと思っている」という確信が一層強くなってしまいます。

できるだけ人を避ける→さらに怖くなる→もっと人を避ける→忘年会は苦痛、という悪循環にハマります。

さて、どうやって克服していけばよいと思います?

このままただただおそらく無理に人前に出て行っても、うまくいかないでしょう。
苦痛なだけです。
話し方教室みたいなものも行く人がいますが、これもうまくいかない可能性があります。

練習の仕方があるんです。

これは話し方教室では教えてくれません。

まずこのような方は「これを話そう」「次はこれを話そう」と考えていることを止めなくてはいけません。

安全確保行動というのですが、これをやめないとといくら練習しても不安には慣れていかないでしょう。

「そうしないと大変なことになるのでは?」
と考えると思うのですが、本当にそうなるのかを試してみることとなります。

当然怖くてできない!となりますので、少しずつ普段から練習してみましょう。

普段の会話でも同じようにしている傾向があると思いますので。

なかなか注意が頭の中ばかりに行ってしまうという人は、ご相談ください。

注意の移行する練習、コツをご紹介します。

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強迫性障害の人が手洗いを短くする方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不潔強迫、洗浄強迫の人が手洗いを短くするためにはどうしたらよいか、ということについて。

なんとか手洗いを短くしようとしてもうまくいかないでしょう。

仮に短くなったとしても不安は強いままであることもあります。

その理由は、いくら手洗いを短くしても不潔だなぁという場面に直面していないからです。

例えば手洗いが長い&ドアノブが汚いと感じて触れない人が、ただただ手洗いを短くしようとしてもダメなんです。

ドアノブに触るということをしなくてはいけないのです。

その上で手洗いをしないということが大事。

ドアノブに触ったあと「1分くらいなら手を洗っていいだろう」と思ってやったら意味がありません。

ですから手洗いを短くするには、手洗い云々の前に自分が恐れていることに接近しなくてはいけないのです。

1日中手洗いをしない、という練習をしても、何も不安なものに触らないとなったら意味がないので。

だから手洗いを短くする計画の前に「自分が怖いものはいったい何か」「どのように怖いのか」を把握していきましょう。

こちらの記事も参考にしてください
スマホと不潔恐怖
「一回だけ確認」の誘惑に負けない

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アパレル関係者の心理テクニック

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、洋服を買いに行きました。

洋服を買いにいくと店員が話しかけてくるのはややうっとうしい感じがします。

ただ私は買いに行くと店員がどのように自分を説得してくるか楽しみにしているのですが、今いちマニュアル的というか「またか」というものが多いです。

先日も洋服を見ていたら
「それは限定生産で・・・」
「昨日入ってきたのですが、あと一着で・・・」
というよくテクニック「希少性の原理」を使ってきます。

希少性の原理とは、手に入りにくいと思うと物の魅力を増大することです。

また
「今季人気商品で売れています・・・」
「今日だけで〇着買われた方が・・・」
と「みんなも買ってるものですよ」に代表されるように他人がやっているものは正しいと判断しやすい「社会的証明の原理」を使っています。
行列に並ぶ、というのもそんな感じですよね。

どれも古典的な心理テクニックです。

古典的ですが今でもかなり多くの接客業の人・営業マンが使っています。

みなさんも営業マンの話していることを分析するとわかることもありますよ。

「つまらないなぁ」というのが今回の買い物の印象。

よくあるテクニック+「とにかく買え」と言っているようにしか聞こえないので。

見え見えのテクニックなんか使わないでお客さん側の立場に立った接客してくれる(正確に言えばそのように思わせてくれる)店員さはいないのかなぁ、と思うのは私だけでしょうか。

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うつ病は偽の薬で治る?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

プラセボ効果って知っていますか?

簡単に言うと何の有効性のない成分の薬(偽薬といわれることもあります)を使った場合でも、病状が良くなっていくといったものです。

近いものとして動悸がした時に安定剤を飲んだら一分くらいで「すぐに効きました」と思ってしまうこと。

そんなすぐに安定剤は効きません。

よくお薬やカウンセリング方法との比較でつかわれます。

偽のお薬とちゃんとしたお薬を比べた場合、ちゃんとしたお薬の方が統計学的に良くなった人が多ければ効果があったとなるわけです。

ではこのプラセボ。

病気に対して全く効果がないかと言われればそうではありません。

お薬や認知行動療法より効果は低いのですが、例えばうつ病の研究でもプラセボ(偽薬)を使った人達の中でも結構良くなっていっている人もいるんです。

この理由として
・お薬を出してもらったという期待
・偽薬といえどもお医者さんと会って「効く」と言われるお薬を出された安心感
とか、いろいろ考えられています。

ある有名な先生が
「ということは、うつ病でもお薬や認知行動療法をやらずに、いい薬ですよとお医者さんがお薬をだして話をよく聞いてもらえれば、ある一定の人はよくなるということになっちゃいます」
と言っていました。

まぁ、そういうことになりますかね。

あとうつ病の場合は自然に治っていく人もいますし、そういう研究結果もあります。

だからといって全ての人が何も治療しなくていいということではありませんので誤解のないように。
重度のうつ病は抗うつ薬が効果を示しています。

ちなみにそのプラセボ(偽薬)が値段が高いと言った方が効果が高いという研究結果があります。

安いサプリメントより高いサプリメントが効きそうな気がしますから。

思い込みも良くなるためには大切な要素かもしれませんね。

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いろんな方法をどうぞ試してみてください

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

このブログではできるだけ治療効果が認められている方法について書いています。

効果のある治療法は自分でどうやって変えていけばよいかというものがほとんどです。

しかし、中にはそのような治療法は嫌だ、という人がいるでしょう。

そうなると色んな治療法を試してみることになります。

私はそれはそれでいいんじゃないかなぁと思うようになりました。

どこかで「もっと楽にパッと良くなる方法ないのかなぁ」って思って治療法を探している状態の人は認知行動療法のような方法は向いていません。

努力という、面倒なことをしなくてはいけないからです。

ですから、いろんな方法を試してきて「やっぱりおいしい方法なんてないんだ」って感じたら、相談に来てもらえるといいのかなぁって思っています。

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欠点を見せてもよいのです

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

昔飲み物のCMで
「まずい!もう一杯」
というものがありました。

本来ならば商品の良いところをアピールするところですが、欠点をアピールしているのです。

この効果の一つは、欠点を認めることで商品の信頼性を増させるのです。

これは人間関係でもいえるのではないのでしょうか?

自分の欠点を見せないようにしている人いません?

「欠点を見せたら嫌われるだろう」って。

良いところしか見せない人ってどこか信用ならなく見えるものです。

少しくらい欠点があった方が人は身近に感じると言われています。

上司と部下の関係、親と子ども関係、先生と生徒の関係、など「常に上のものはしっかりしたところをみせなくてはいけない」というのは、堅苦しいし、上の役は疲れてきます。

もちろん欠点の見せ方は工夫は必要ですけどね。

人から信頼されたい、相手に心を開いてもらいたいっていう人は自分の欠点を見せることをしてみてはいかがでしょうか。

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