微熱でもインフルエンザかもしれません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

だんだんインフルエンザが埼玉でもはやってきているようです。

風邪かな?っと思ってもインフルエンザを疑ったほうがいいかもしれません。

よくあるインフルエンザに対する誤解は
「微熱だからインフルエンザではない」
と思ってしまうこと。

それで職場や学校にいってしまうと大変です。

微熱でもインフルエンザの可能性は十分あるのです。

インフルエンザは高熱が出やすいというだけで、どれだけ熱がでるかは人によって異なります。

高熱=インフルエンザ
微熱=風邪
ではないので注意しましょう。

医療機関で簡単にインフルエンザかどうか検査ができます.

心配な方はお近くの医療機関へ。

こちらの記事も参考にしてください
うがいはインフルエンザに本当に効果があるのか?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


人が怖いと思う人は薬かカウンセリングか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よくお薬と「カウンセリングを併用していったほうが効果があがるのですか?」ときかれます。

人によるといってしまえばそこまでなのですが、関連した研究はされています。

今回は社交不安障害(対人恐怖など)の例。

①薬(抗うつ剤)のみ
②認知行動療法のみ
③薬+認知行動療法
の3つで治療した場合、どうなったか。

①~③のどれも効果がありました。

ただどれが一番すぐれていたかは研究によってバラバラで、今のところ一貫した結果がでていないようです。

つまり、薬と認知行動療法を併用したほうがより治りがよい、とは言えないという結果です。

平行しても意味がない、ということではありませんよ。

それは人によります。

薬を使った方が治療が進みやすい人もいれば、認知行動療法だけで良くなる人だっています。

ただ、再発率は薬物療法の方が高く、認知行動療法の方が低い結果となっています。

となると、再発率を低くすることを考えればどっちにしろ認知行動療法を追加した方がよいのかなぁと個人的には思います。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


セクハラ・パワハラ対策

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私が行う研修で、セクハラ・パワハラについてお話することもあります。

心の病気とセクハラ・パワハラは密接な関係がありますし、企業にとっても使用者責任などリスクが生じます。

ですから企業など組織にとっては取り組まなくてはいけないものの一つです。

パワハラについてはなんとなくイメージがつく人もいると思いますが、まだまだきちんとした知識は知られていないようです。

その一つは、パワハラは上司から部下に対しての嫌がらせということだけではない、ということ。

同僚同士、先輩ー後輩でもパワハラになります。

さらに言えば部下から上司に対しての嫌がらせもパワハラになります。

ですから、パワハラについての知識は上司だけが知っていればよいというわけではなく、全ての社員が知らなければいけないのです。

セクハラ・パワハラ対策は一部の大企業が取り組んでいるだけで、なかなか広まっていっていないのが現状です。

対策がすすんでいくと、心の病に陥る人が少なくなってくるかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


鈴木という名前と平凡

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

休日の翌日を考える。

明日から仕事や嫌だなぁって思う人も多いでしょう。

こんな時は仕事のことではなくどうでもよいことを考えてみるのもいいかもしれません。

ということで、今回の話題は多くの人にどうでもよいことであるに違いない、自分の名前である「鈴木」について。

日本でも有数の平凡な名字。

でも鈴木という名前。

覚えてもらえないことが多い印象です。

ブログを見ている人は別ですが、結構頻繁に会っている患者さんでも「名前ってなんでしたっけ?」と一年くらいたってからいわれることもあります。

「田中・・・齊藤・・・佐藤・・・?」
と、よくある名前のどれかと感じる人も多いようです。

平凡な名前の宿命なのかもしれません。

比較的キャラは覚えてもらいやすいことがあるのですが。

世の鈴木さんは同じような経験してるんですかねぇ。

あと「すずのきクリニック」の「鈴木」なので、創業者関連の人かなぁって思われることもあります。

しかし普通の一般人の鈴木なんです。

就活して入職しました。

権威もな~んにもありません。

まぁ、ともあれ今後も平凡な臨床心理士の鈴木をよろしくお願いします。

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うつ病の発症メカニズムが解明された?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近NHKなどニュースで「うつ病の発症メカニズムが解明」なるものが流れていました。

そんなことが解明されたら我々の業界というか、世界的にすごいことなのに話題にすらなっていない。

だいたいこんな時は、怪しいことが多いのですが、とりあえず見てみることに。

詳しいことは省きますが、マウスによる実験で、青年期のマウスにストレスを与えて、集団飼育したのと隔離したのにわけて、脳内の伝達物質との関連や注意力や意思決定のような認知機能との関連を調べたものです。

論文を直接みたわけではないのですが一つはっきりいえることは、この実験でうつ病の発症メカニズムが解明されたわけはない、ということ。

ましてやうつ病の原因がわかったということではないこと。

多分、その記事を読んだ人は誤解しやすいと思いますので。

実際この記事を読んだ人の書き込みをみると「思春期に心の傷をうけたことがうつ病の原因だと解明された」という誤解が起こっているようです。

難しいことは省きますが、ストレスがかかり脳内物質の変化や注意力などが落ちるということと、青年期のストレスがうつ病の原因であるという因果関係にはならないのです。

それにマウスの実験でうつ病の全容解明といえるわけもなく。

なぜ「うつ病の発症メカニズム解明」という記事の題名になったのか、そもそも研究グループがそのように言っていたのかはわかりません。

他の記事では「思春期のストレスが一因に」という表現になっていましたし。

「うつ病の原因がわかった!」「こうすればうつ病が治る」というものは一度うたがってみた方がよいかもしれません。

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これから強迫性障害の治療を受けようとする人は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人が行動療法を受けるためにカウンセリングにくる人がたくさんいます。

薬物治療だけでは限界を感じている人、薬をできるだけ飲みたくない人などに行動療法はうってつけです。

そもそも強迫性障害と診断された時点で薬物療法とともに行動療法が治療の選択肢にあがっていなくてはいけないのですが、ほとんどの医療機関ではそれがなされていないが現状です。

「行動療法ってどうなんですか?」
と患者さんが聞くと
「行動療法はあなたに向かない」
「行動療法ではよくならない」
と医療機関で言われることもいまだに少なくないようです。

もちろん、そんなことはありません。

まず行動療法を知らない専門家がいうセリフです。

日本では行動療法の専門家は少なく、精神科医で行動療法に精通している人はさらに少ないのです。

それで何年間も薬を飲み続け過ごしてしまう。

よくなっていればそれでよいのですが。

精神科医や臨床心理士のもとにいけば「薬物療法がよいか、行動療法がよいか正確な判断をしてくれるだろう」と思うのは危険です。

少なくとも行動療法の専門家に会えなければ行動療法についての正確な判断はできません。

ほとんどの医療機関では薬物療法のみの選択となってしまいます。

このブログで何回も書いていることですけどこれまでの研究で、強迫性障害については薬物療法よりも行動療法の方が効果があるといわれています。
再発率についても行動療法が低く、薬物療法のみで治療すると再発もしやすいとされています。

強迫性障害で治療をこれから受ける人は、事前にこの情報を知っておく必要があります。

行動療法については行動療法の専門家に相談してください。

それで行動療法を受けるのか、薬物療法を受けるのか、どっちも併用するのかを決めるとよいと思います。

こちらの記事も参考に
強迫性障害の治療法のメリット・デメリット

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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診察で言いたいことが伝わりにくい時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

精神科・心療内科に通っている方で自分の症状をお医者さん話す時に、何をどう話したらよいのかを迷ったり、話すことを忘れてしまうことってありませんか?

また初めて診察に行こうしたときにどんなことを話せばよいか不安な人はいませんか?

お医者さんの診察は限られた時間で話さなくてはいけなことが多いので、きちんと自分の症状・聞きたいことなどを伝えることが大切です。

そのためにはまず診察で話すこと・聞きたいことを事前にメモしていくことをお勧めします。

また症状についてメモしたり話したりする時のコツがあります。

それはできるだけ具体的な症状でとらえること。

例えば
「うつがひどかったんです」
「パニックでつらかったんです」
っていうと、長年お付き合いのある人は別ですが、うまく伝わらないものなんです。

「うつ」も含めて精神科系の病気は症状の集まりともいえるので「あなたのうつってどんな症状?」となります。

うつであれば
・寝つきが悪い
・一日中マイナスのことばかり考えている
・食欲がない
・何をやっても楽しくない
など。

パニックであれば
・動悸
・吐き気
・過呼吸
・症状がでたことでどんなことができなくなっているか
など。

病名ではなく、具体的にどんな症状があったのか、どんなことで困っていたのかをメモしたり話したりしましょう。

そうすることで言いたいことがスムーズに伝わりやすくなりますよ。

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うがいはインフルエンザに本当に効果はあるの?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

インフルエンザがはやりそうですね。

みなさん注意しましょう。

インフルエンザ予防としてあげられる一つが「うがい」。

しかしこのうがい。

このブログでよく出てくる「科学的根拠に基づいた効果があるか」という問いには、ちょっと微妙なようです。

諸外国にはあまりうがいという習慣がないのも一因かもしれませんが、あまり研究がされてないんです。

効果があるという研究もあるようですが、それだけでは不十分で、否定的な見解もあります。

以前厚生労働省が出していた資料にはうがいが推奨されていましたが、現在のホームページでは予防方法としてうがいがのっていない・・・。

いったいどっちなんだ!と思うは私だけじゃないはず。

結局やった方がよいかどうかについては、まぁ、一応風邪には効果があるようですので、普通の風邪予防も並行していると思えばやらないよりはいいのかもしれません。

もちろん、今後の研究次第ではどうなるかわかりませんけど。

また私が一番「これでは意味がないのでは」と思うことが。

それはマスクの付けかた。

一番よくある間違ったつけかたは、鼻を出している人いますよね。

あれでは意味がありません。

ちゃんとマスクで覆いましょう。

インフルエンザ予防として結構推奨されているのは手洗いと、顔に手をつけないことみたいです。

ただ、強迫性障害の行動療法をやっている人で手洗い禁止になっている人は専門家に相談してくださいね。

色んな意見がありますが、とりあえず厚生労働省が出している指針はこちら。

ご参考までに。

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考えるな!感じろ!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ブルース・リーが映画の中で言っていた有名なセリフ。

「Don’t think! feel!」

直訳すれば「考えるな。感じろ」となります。

映画の中でのこの言葉の解釈とは違うと思いますが、この言葉はまさに悩んでいるときの対処方法の一つととらえてもよいかもしれません。

考える代わりに何をやったらよいかをよく表しています。

あーだこーだ頭で考えても解決しない悩みってたくさんあります。

考えても多くの場合うまくいきません。

さらに不安になったり、自分を責めたり、他人を責めたり、絶望したりします。

理屈で考えてうまくいかいことがわかっても、人間は考えることが必要だと錯覚してしまうんです。

「考えなかったらもっとひどいことが起こる」
「考えなかったら何も解決しない」
って。

これが苦悩の始まり。

そうしていると、今ここで起こっていることに気づきません。

散歩をしているとき。
四季の移り変わり、
肌で感じる気温の変化など、悩んでいる時は感じ取れないもの。

そうすることで本来楽しめるはずの散歩が楽しめなくなるのです。

悩んでいる時、今何を見て、聞いて、感じているのか、きちんと感じ取れていますか?

「それどころじゃない」
と思っていませんか?

悩んでいることはそのままで、この瞬間を感じ取り、日常を大切にしてください。

そうすることでうつや不安にとらわれにくくなってくることがわかっていて、認知行動療法などでも取り入れられています。

Don’t think! feel!

まぁ、そんなこといっても考えちゃいますけどね。

人間ですから。

考えに囚われたらその都度今ここで起こっていることに注意を向けていってみてください。

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話をしているときにどう思われているか気になったら何をすればよいか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく自分が不安だと、人にも伝わるなんていいますよね。

表情、仕草から相手に伝わることってあります。

しかし、対人恐怖とか社交不安障害っていわれている人はこれが過度になっていることがあるので注意が必要です。

「自分の不安が伝わって、相手は不快に思っているだろう」
「緊張していることが伝わって、変な人だと思われているだろう」

という感じで。

このような場合、実際に不安が伝わっているか実験すると、まず自分が思っているほど人が不快だと思ったり、変人だと思ったりすることはほとんどありません。

それほど自分の考えに囚われているんですね。

むしろそんな風に不安になることによって、本当に不審な行動をとってしまいます。

悪循環です。

また人目が気になる人は、緊張場面で人に注意が向いていません。

「どのように思われているか」と頭の中や、体の緊張など「自分」に注意が向いているのです。

周囲をよく見たり、感じたりしていない。

だから正確な認識ができず不安がさらに強くなります。

このような人は目の前の人がどんな服をきて、どんなメイクをして、アクセサリーをつけて、どんな口調でどんな話をしていたかなど注意を向けて見てください。

不安なことはそのままで、一生懸命やりましょう。

そうすることで変わってくることがありますよ。

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うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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