薬以外の方法だけで良くなるのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく聞かれることとして
「薬を飲まなくては治らないのですか?」
というもの。

できれば薬に頼りたくない、というのはごもっともな意見。

妊娠を望んでいる方や授乳中の方などは、切実なところだと思います。

薬を飲んでもよくならない人もいますしね。

カウンセリングだけで良くなる人がいるのは事実です。

過食や強迫性障害、パニック障害、社交不安障害、うつ病などはそうですね。

ただ、重症のうつ病などは薬物療法でないとなかなか効果がでないでしょう。

薬とカウンセリングの平行が最も効果的かといえば、そうとも限りません。

下記の関連記事でも書いたように、不安障害などは並行することが効果的であるという科学的根拠に乏しいという結果もあります。

ですから薬を飲まなくても良くなる人もいれば、薬を飲まないと良くならない人もいる、ということになってしまいます。

薬・カウンセリングのメリット、デメリットを考えた上で選択していきましょう。

関連記事
・人が怖いと思う人は薬かカウンセリングか
・心の病気と薬と薬以外の方法
・強迫性障害の治療法のメリット・デメリット

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
・浦和すずのきクリニックの受付
または
・電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
カウンセリングの詳細・料金等はこちら。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


変化はリスクにもチャンスにもなる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

3月になりました。

来月から新しい土地、学校、仕事になる人もいますよね。

これはうつ病などのリスクファクターとなりやすいんです。

異動や引っ越しはもちろん、昇進、出産、など、表面的にはめでたいことでも、変化は心の病気のきっかけとなります。

しかし、変化は避けて通れません。

今までうまくいかなかった人にとっては変化はチャンスにもなります。

うまく切り抜けるようにしていきましょうね。

あとクリニックのホームページがなかなか復旧しませんが、もう少しお待ちください。

春だからリニューアルなのでは?と期待されている方もいるようですが・・・単なるメンテナンスなので期待はしないでください・・・。

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不安になったら電車を降りるはダメ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人で電車に乗ることが不安な人が、やってしまいがちなこと。

「不安が強くなったら降りればいいや」
と思って、乗ってしまう。

これはマズイことがあるのです。

もしかしたら最初に挑戦するとき、気楽にやってみようということであれば良いのかもしれません。

しかし、ずっとこれをやっていると、不安になった時に降りられない状況が怖くなるのです。

例えば・・・
・すぐには降りられない電車(特急や新幹線)は乗れなくなる
・すぐに降りられない状況(満員電車、ドアから遠い場所)が不安になる
と、なる可能性があるのです。

そもそも不安が強くなった時に嫌な場面から回避することは、不安を強くさせる作用があるのです。

「不安が強くなったら降りよう」は決して良い練習方法ではないので気をつけてください。

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夢は願っても叶わない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「夢は願えば叶う」
「夢はあきらめなければ必ず叶う」

よくいわれています。

しかし、私はこれは違うと思います。

というか、無責任な言葉なぁっていつも感じているのですが・・・。

頭で願っただけで夢が叶うわけがありません。

行動しなきゃ何も限りません。

じゃぁ、行動したら夢は叶うのかというと、それも違いますよね。

挫折することだってあるはずです。

つまり夢を叶えようとすれば、実現できなかったり、傷ついたり、悲しんだりする可能性があるわけです。

実現できない可能性を受け入れて進んでいくことが必要ですよね。

ですから
「夢を叶えたければ、行動しなさい。行動した後に夢が叶う保証はないし、絶望感を味わうかもしれない。しかし、行動しなければやりたいことをあきらめる苦痛を味わう。行動することで何もしないよりは実現できる可能性は高くなり、人生に充実感を得られやすくなるかもしれません」
ということがもうちょっと正確な表現じゃないかなぁと(もっといい表現があると思いますけど)。

これって結構大変なことなんです。

何の保証もない不安に飛び込んでいくんですから。

夢を叶えようとすることは、リスクを引き受けることなんです。

かといってやりたいことをあきらめれば、人生つまらなくなってきます。

あきらめたって、傷ついたり、悲しんだりしますし。

これはうつと不安に対しての考え方と似ています。

うつや不安症状で困っている人は、何かを避けています。

避けなければ不安になるし、傷ついたり、悲しんだりするするかもしれません。

かといって、避け続けていては生活の範囲がせばまるし、やりたいことができなくなるし、つらいことは変わらない。

難しいけれど、うつや不安でへこたれる可能性を受け入れながら、克服しようとすることが治療には必要なのです。

ですから夢を叶えようとするプロセスとうつや不安を克服するプロセスって似ています。

うつや不安から脱するためには「不安定な安定」から脱出し、リスクを引き受けることとなります。
不安を受け入れて、活き活きとした生活を手に入れていきましょう。

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不安は一部でも避けていると克服できない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックとか社交不安障害とか強迫とかの治療は、基本的に不安場面を練習していくこととなります。

他に良い方法ないかなぁ、不安なことをやらなくても良くなる方法がないかなぁ・・・って思っている人!

まず、そんな方法はありません。

直面しないかぎり、よくならないのです。

そもそも良くなったかどうかは不安場面に行ってみないとわかりませんしね。

練習していくこと
「これだけはやりたくないなぁ」
「これ以外ができるようになるだけで良いんだけど」
と思うことがあるかもしれません。

例えばパニックで電車が怖い人が
「快速なんて乗れるように乗れなくたっていいや」
と思って、鈍行だけにのって快速に乗らないとか。

不潔強迫の人がどうしてもきれいにしておきたい場所をとっておくとか。

このように一部でも苦手なことを避けていて、良くなるということはまずありません。

不安を克服したことにならないからです。

良くなったなぁと思っても、微妙に不安に付きまとわれているままでしょうし、将来何かの拍子に再発する可能性は高くなります。

ですから、最後までやり通すことが必要なのです。

大変なことかもしれませんが、少しでも前に進むようにしましょう。

苦労した分の見返りは大きいものです。

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カウンセリング部屋の模様替え

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近、カウンセリングオフィスのイスと机を変えました。

写真 (2)

以前のイスと比較するとすわり心地は良くなっていると思います。

私は仕事柄この部屋でずっと座って仕事をしているので、腰痛で悩まされていたのですが、このイスになってからは比較的楽になりました。

机もイスも色が黒になったのでイメージもちょっと重厚な感じになりましたかね。

以前のダイニングっぽいイメージからちょっとオフィスっぽくイメチェンしています。

まぁ、この写真に写っていない部分をみると、ダイニングっぽいのは一緒なのですが・・・。

カウンセリングというと、ローソファみたいなのを思いうかべる人が多いかと思います。

あとうす暗い部屋でやるとか。

しかし、私がやっている認知行動療法はその場でシートを書いてもらったり、積極的に何をしたらよいか話し合うことが多いので、こういう机で明るい部屋の方が良いのです。

少し雰囲気の変わったオフィスを見に来てください。

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カウンセリングの申し込み方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

浦和すずのきクリニックのカウンセリングシステムの概要と私のカウンセリング方法について書いておきます。

カウンセリング機関を探している方は参考にしてください。

カウンセリングは認知行動療法を専門としています。
特に強迫性障害、過食症、パニック障害、社交不安障害、うつ病を専門に扱っています。

・薬以外の方法を知りたい方
・薬だけではなかなかよくなっていない方
・妊娠中の方、妊娠を望んでいる方
・自分の力で治していきたい方
・薬を将来的に減らしていきたい方
などにお役に立てるかと思います。

特にただ話をきいてもらうだけでなく、積極的に自分で治していくカウンセリングを望む方におすすめです

カウンセリングでは何をどうすればよくなるのか、一緒に考えていったり、良くなるための練習をしていったり、アドバイスなどをしていきます。

浦和すずのきクリニックの特徴
・医療機関で10年以上の実務経験者がカウンセリングを担当
・本人が来談しなくても対応可能
・他の医療機関に通院中の方、どこにも通院されていない方も受け入れ可能
・認知行動療法など科学的根拠に沿った方法を実施

・カウンセリング料金(健康保険はつかえません)
50分7000円
訪問カウンセリング
60分20000円

カウンセリング希望の方は以下の方法で申し込んでください。
・浦和すずのきクリニックの窓口
・電話048-845-5566
「カウンセリングの予約をしたい」旨をお話しください。

他の医療機関、どこにも受診していない方でも受け入れています。
カウンセリングのみ希望の方は浦和すずのきクリニックを受診する必要はありません。

カウンセリング予約は
10時、11時、12時、14時、15時、16時、17時、18時~の選択となります。

臨床心理士 鈴木のプロフィール
埼玉県内外の精神科クリニック、精神科病院臨床心理士科科長を経て浦和すずのきクリニックに勤務。
認知行動療法が専門です。

アクセス
住所 埼玉県さいたま市桜区田島7-17-21
JR武蔵野線 西浦和駅 徒歩約10分
駐車場完備(無料)

お気軽にご相談ください。


嫌だなぁっと思うことをやるには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

宿題とか運動とかなかなか続かないものってありますよね。

そういうものをもっとやるようになるにはどうしたらよいか、ということについて書いてみます。

解決策の一つとして有名な心理学の原理「プレマックの原理」というものが使えるかもしれません。

ものすご~く大雑把にいうと、よくやっている行動の前に、あまりやっていない行動をやると、あまりやっていない行動が起きやすくなる、というものです。

例えば、よくゲームをしている子どもに、勉強をやった後にゲームをやるようにすると、勉強をやる頻度が増えるというものです。

これを応用すると、
よくコーヒーを飲む習慣がある人が、普段はあまりやっていない掃除をした後にコーヒーを飲むようにすると、掃除をよくするようになる、となるのかもしれません。

テレビをよく見ている人が運動を習慣づけたければ、運動した後にテレビをみるということをすればよいのです。

だから嫌だなぁ、面倒だなぁってことをしなくてはいけないときは、その嫌なことをした後に自分がよくやっている行動(できるだけ好きでやっていること)をすると、嫌だなぁとか面倒だなぁってことをやりやすくなります。

ホントかいな・・・と思うのもごもっともですが、こういうことはやってみるとわかってきます。

この原理は一回やったから効くというものではありません。

何度も続けていると変わってきます。

何か嫌だなぁとか面倒だなぁ、と思うことがある場合にお試しください。

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書いて覚えられない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今の時期受験勉強で必死になっている人もいますよね。

受験って大変です。

たくさん覚えなくてはいけないことがたくさんありますし。

多くの人が暗記をする時に、書いて覚えますよね。

様々な研究で書いた方がいい!っていう結果が出ているようです。

ただこれを一般化するのはどうかなぁと個人的には思います。

私は記憶の専門ではないのですが、ちょっと調べたものによると、書くことで深く記憶に刻まれるのではなく、書いて覚えると書いて回答するような試験の時に思い出しやすいということらしい。

だから、単に書くことが覚える手段として有効だということではないようです。

見る、聞く、想像するなど、様々な手法を混ぜた方がよいとのこと。

ちなみに私は書いて覚えることが苦手で、これまで受験勉強などでも書いて勉強したことがありません。

ほとんど見て覚えていました。

勉強しているように見えないようで、学校の先生からはよく怒られてばかりでしたが・・・。

書く以外の記憶方法の方が得意であるということを理解してもらえないのが、書いて覚える習慣ない人間にとってのデメリットかなぁとつくづく思います。

書く、見る、想像する、などその人にとって記憶のしやすさは様々です。

書いて覚えているだけでなかなか覚えられない人は、別な記憶方法をとってみた方が良いのでは?

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症状が改善するということ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングで良くなっていくということはどういうことか、と聞かれることがあります。

ケースバイケースといえばそうなのですが。

少なくとも
「何にも不安がなくなる」
「悩むことはなくなる」
ということではありません。

不安を抱えたり、悩むことがあっても、それに囚われずに生活していけるようになる、といえます。

人生歩いていれば転んでしまうことがよくあります。

転んだら立ち直ることができればよいのです。

転ばないようにしようとするとその場に立ち止り前に進まなくなります。

それはそれで人生苦しいものです。

不安やうつを恐れ、生活の範囲がせばまります。

要は症状がよくなってきたのにぶり返したな、って思ってもまた対処できるようになることが大切ということです。

ですから不安だなって思ったら立ち止まるのではなく、一歩進んで行動してみること良いのです。

まぁ、転んでばかりでは前に進む気力もなくなりますので、成功体験を積み重ねていきましょうね。

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