メールはすれ違いやすい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私はスマホにしてからも、充電は2~3日に一回です(普通の携帯の時は週に一回)。

ほとんど使いこなせていないに違いありません。

人に用があれば会って話をするし、メールも短くすましてしまう。

LINEもFBもツィッターもしません(今後はわかりませんが)。
そもそもシステムがわかっていませんしねぇ・・・。

ブログは長文が多いのでPCでないと面倒でやりたくない。

多分、多くの人が「人とのつながり」「共有」に使っている部分を使っていないのでスマホの充電がもつのかなと。

完全に時代とは正反対をいっています。

しかしですね、むしろこんな時代だからこそ、生の人間関係で大事なんじゃないかなって思うんです。

本当の寂しさって、デジタルというかバーチャルの部分で埋め合わせはある程度できるけれど、やっぱりそれだけじゃ足りないんです。

生の関係は煩わしいし不便なこともあるけれど、そういうことからいま流行りの「絆」って生まれるんじゃないのかなと考えています。

まぁ、私が単に機械を使いこなせないだけの言い訳でもありますが・・・。

さて、今回メールにちなんだ話題。

友人にメールをしたけれど、なかなか返信が来ない。

あなたならどう思います?

・「何かマズイことしなかな」
・「嫌われているのかな」
と感じて悩む人が多いようです。

特に若い世代は気にされるような気がします。

メールがこない他の要因をなかなか思いつかないこともあるでしょうね。

例えば
「忙しいのかな」
「気づいていないのかな」
「すぐに返事してこないタイプの人かな」
「ちょっと忘れているのかな」
とは、考えにくいようです。

メールは便利な手段ですが、返信までの時間や細かいニュアンスが伝わらなかったりですれ違いになることもあります。

解釈のズレで、悩むきっかけになることも多いようです。

解釈の幅は広げて考えていきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


人から「変な人」と思われるのが怖い

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

・人前で緊張する
・どう思われているか気になってしょうがない
・赤面してしまう
・人前で震えてしまう

こういう症状で悩む方は多いのでですが、こういうことで悩む根本的な不安というのは・・・

「人から否定的な評価を受けることを恐れている」

というもの。

人前で緊張することが怖いのではなく、緊張していることを知られて否定的評価をされるのが怖い。

赤面してしまうのが問題ではなく、赤面して人から「変な人」と思われるのが怖い。

赤面や震えが怖いわけではないのです。

ですから表面的なところばかり扱って「緊張しなきゃいいんだ。緊張しない方法を探そう」としたってうまくいきません。

否定的な評価を受けてしまう不安について取り組んでいく必要性があります。

本当に否定的な評価を受けているのかを確かめてみたり、否定的な評価になりそうなことに挑戦してみたりすることで、症状が改善していきます。

まず第一歩として自分がどのような否定的な評価を受けると思っているのか、を把握しましょう。

その上で
「自分の思い過ごしなのはわかるが不安」
「自分が思っている不安は当たっている可能性が高い」
と、思った人は・・・これまた専門家に相談しましょう。

人前で緊張してしまう人はこちらの記事も参考にしてください
・人前での自己紹介-苦手な人がやってはいけないこと

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パニック障害の人はコーヒーを飲んではダメ?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私はコーヒーが好きです。

時間のある時は、挽いた豆から作るようにしています。

コーヒー好きなのに、カフェインをとりすぎてはいけない、という理由で避けている人もいますよね。

その中でパニックの人は一度考え直してもいいかもしれません。

カフェインをとることでパニック発作が出やすくなる、ということでカフェインを制限しましょうというふれこみがほとんどですよね。

確かにカフェインの取りすぎには注意しましょう、というのが基本的なものです。

しかし、怖がりすぎて
「絶対コーヒーは飲めない」
「お茶も飲めない」
「チョコレートも怖い」
となっている人がいたら注意です。

そういう人って、発作を怖がり続けています。

生活範囲を狭めた上で安定しようしている人が多い印象です。

コーヒー=発作が起こる、と考えているうちはなかなか克服できないのでは。

良くなったとしても、ちょっと発作のような感覚を感じると、またもとに戻りやすいかもしれません。

発作を起こしてはいけない!を目指すのではなく、「起こってもなんとなる」を目指さないといつまで経っても怖いままです。

すでにカフェイン恐怖のような状態になっている人は、あえてカフェインを摂取し、不安に直面していくという方法をとる場合もあります。

そのようなやり方をする治療法も効果があるという科学的根拠があります。

ですからパニックの人がカフェインを絶対にとってはいけない、ということではないのです。

ちなみに、このようなやり方は一般的なパニックのパンフレットなどには書かれていません。

認知行動療法の中でもちょっと専門的なやり方なので一般の方は知らない人も多いでしょう。

ですから認知行動療法の専門家に詳しいやり方をききにいきましょう。

コーヒー好きなのにコーヒーを避けているパニックの人を見ると教えたくなります。

パニックでコーヒー好きの人がいたら、コーヒーを飲むことをあきらめないようにしてください。

パニック障害の方はこちらの記事も参考にしてください。
乗り物が苦手な人がやってはいけないこと
パニック障害でなかなか良くなっていない人が振り返ると良い点

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どんな人がカウンセリングに来ているか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近どんな方がカウンセリングに来ているのかなぁと思い、病気別に集計をしてみました。

その中でトップ5は以下の方々でした。

私のカウンセリングに通っている方で一番多いのは強迫性障害の方です。

ダントツです。

常に数十人の方がカウンセリングを受けています。

同業者から聞くと強迫の方が多いところって珍しいようです。

新幹線や飛行機を使い県外からこられる方もたくさんいます。

悩んでいる人が多いのに、行動療法をやっているところが少ないことが要因のようです。

次に多いのはうつ病の方。
これは人口としてうつの方が多いのである意味当然かもしれません。
薬では良くならなかった人が多くいらっしゃいます。

3番目はパニック障害の方。
認知行動療法が目的でこられます。
良くなったり悪くなったりを繰り返している方がどうにかならないかと来談されます。

4番目は過食症の方。
「話を聴くだけのカウンセリング」「こうなったのは親子関係のせい」など科学的根拠のない治療をしていたことに疑問をもった人がいらっしゃる傾向にあります。
これも人が多いカウンセリングは珍しいようです。

5番目は社交不安障害(対人恐怖)の方。
認知行動療法が有効ですからね。
結構怪しげな民間療法を試していた人が多いです。
高いお金を払ったのに良くならず、相談にくるケースが結構あります。

こんな感じでした。

どんな人が多く通っているかで、その相談機関の特徴がわかるものです。

私は認知行動療法を専門に行っているでこのような結果になったのだと思います。

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認知行動療法がうまくいかない場合

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分で認知行動療法をやってみたがうまくいかない」
「他で認知行動療法をやってみたがうまくいかない」

と思って「自分には認知行動療法は合わない」と思い込む人がいます。

だいたいは認知行動療法を誤解してやっている場合があります。

一番の誤解が有名な一つの技法のみをやっているということ。

Yahooの知恵袋でも回答者で間違ったことを回答していたりしました。

ネットの情報は鵜呑みにしてはいけません。

認知行動療法の書籍なんかをみた場合なんかは特に。

「状況」「自動思考」「気分」「適応的思考」などをプリントなどに記録する方法ばかりやっていませんか?

それを書き込むことが認知行動療法というわけではないのです。
使わないことも多々あります。

さらにいうと、それを書き込むだけやって良くなっていくという科学的根拠はありません

ですからただただ書き込んでもほとんどが無駄に終わります。

考え方が変わるわけもなく。

実を言うと精神科医や臨床心理士でもこのことを知らず、一般の方と同様の誤解している人が多いのです。

「認知行動療法を受けたことがある」という人でも、別の専門家のもとにいくとやり方が全然違う場合があります。

このため認知行動療法に対する間違った情報がいきわたっています。

自分だけでやるとだいたい時間の無駄になりますので、一度認知行動療法の専門家に相談しながらやってみた方がよいと思います。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


悩み続ける時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

GWあけて
「やる気がおきない!」
という人、多かったのでは?

こういう時に、無理にやる気を起こそうとしても起きないものです。

まぁ、そこそこにがんばっていきましょう。

さて、GW明けには5月病やらなんやらの心の病気に関する報道・記事が結構あります。

その中で結構使えるのではと思った方法。

「5分間悩んでも解決しない時は考えることをやめる」

だいたい5分間考えてダメな時はいくら考えても答えがでません。

悩む時間が増えて、落ち込んでいくだけです。

「そうはいっても、考えてしまう」

という人は、まず原因を分析したり、解決しようとしたりしようとしている自分に気づいて、それをやめる、ということを粘り強くやっていくといいかもしれません。

どちらにしろ「すっきり」はしませんけどね。

大雑把にいうと(正確には違うところもありますが)「悩みを消す」から「悩みを大きくしていかない」という手法です。

白黒はっきりしたいという人は納得いかない手法となるでしょう。

しかし、白黒つけられないものを白黒つけようとするのは、勝ち目のないゲームをしているようなものです。

だいたい悩み続けている人は、勝ち目のないゲームをしています。

勝つ方法を知るため、ネットをみたり、自己啓発本を読んだり、怪しげな方法をさぐったりします。

こういう時「こうすれば勝てる(悩みは解決!)」
という方法に飛びつきたくなります。

それで勝てることはありません。

そうすると疲れ果てるわけです。

そういう時やるべきことは、
「ゲームに勝とう」とすることではなく、「ゲームをやめる」ということなのです。

ゲームをやめるのには勇気が必要かもしれません。

これまでやってきていない方法ですから。

やってきていない方法だからこそ、活路が見いだせることもあります。

勝ち目のないゲームだと気づいたらすぐに放棄して、別の活動に取り組んでみてください。

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朝起きても何もすることがない場合は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

GWも後半。

連休のたびに毎度同じことを書いているのですが、そろそろ通常の平日リズムに戻していくことが大切です。

休みモードのまま連休最終日を迎えてはいけません。

昼間まで寝ているなどはもってのほか。

睡眠リズムが崩れやすくなるのです。

かといって休みの日に起きて何もすることがなければ寝てしまいますよね。

そんな人は何をするか前日までに予定を決めておくとよいでしょう。

「そんなに予定はないよ。どうすればいいかわからない」

という人もいるかもしれません。

別に遊びの予定でなくてもよいのです。

朝起きたあとに・・・
・コーヒーの飲む
・散歩
・読書
・音楽
・朝ドラ、お気に入りのニュース番組を見る
など、ありきたりのこと、決まりきったことでも構いません。

リズムをつけていけるように朝のルーチンワークを作ってみましょう。

できるだけ休日も同じように過ごすことがコツです。

早めに生活リズムを戻しましょうね。

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嫌われることも大事

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

レジャーはしておりませんが、そこそこ忙しいGWを過ごしている私です。

ゴールデンウィークはブログを見てくれる人が減るのですが、こんな時こそブログを更新してやろうと思い更新。

会社員でGWに仕事のブログを更新している人はほとんどいないのでは?というどうでも良いことに優越感があるので。

こんな子どもみたいなところがあるので、嫌われることもあります。

「過去の親子関係をほじくり返すカウンセリングの効果について科学的根拠はない」
と本当のことを書くとそれをやっている同業者から怒られることもあります。

「病気によっては薬だけで良くならないことも多い」
と書くと大問題です。

でも、そういう治療ばかり受けていて良くならない、なんとかならないかって人もいるわけです。

そんな人にとって、科学的根拠のある治療の選択肢を増やすお手伝いができればと。

そうするためにはちょっと「え?本当?」と思うことも書いちゃうわけです。

例えば
うつ病の偽の薬で治る?
の記事の内容は、専門家ならだれでも知っていることですが、一般の人は知らない人も多いのでは。

普通に書くなら「うつ病は薬と休養で治る」と書いた方がよいわけです。

いくらでもそんな情報はあるわけですから、そんなこと書いても悩んでいる方のお役に立てないでしょう。

「みんなから好かれたい」と誰しも思うこと。

それは無理なことはみんな知っています。

それでも好かれたい!というのも人なんですけど、そうしていくと人目を気にして何もできないし、結局誰のお役にも立てません。

人間好かれようとしすぎると心の調子も悪くなりやすいですしね。

これからも地道だけれどちょっと違う視点から、心の病気と対応についてブログを書いていけたらと思っています。

もちろん無難なこともたくさん書きますけどね。

それでもみんなから好かれようとしちゃう人はこちらも記事も参考に
みんなから好かれようとすると誰も振り向かない

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確認強迫の人は今がチャンス

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ゴールデンウィーク4連休が始まりました。

私も久しぶりの連休です。

自宅でゆっくりと珈琲を飲みながら読書をしたり、いつもとは違う料理を作ったり、ゴロゴロしたりと、普段とは違う過ごし方をしています。

連休にどこかに出かける人もいますよね。

確認強迫の人は練習のチャンスです。

長い時間外出するため、自宅の窓、ガス、玄関の確認がいつもより怖くなりますよね。

そういう時こそ、確認せずに外出しましょう。

最初は不安だと思いますが、必ず不安には慣れてきます。

こういうと
「最初は我慢できたけど、あとで不安になって戻って確認してしまう。やっぱり不安に慣れない」
という人もいるでしょう。

それはずっと不安に慣れないということではありません。

不安には波があるだけです。

場合によっては数時間かけて練習する必要性があります。

何度不安の波がきてもがんばって乗り越えましょう。

「あれ、閉めたかなぁ。記憶が曖昧だなぁ」
と、思ったらそのままにしましょう。

記憶をたどったり、周囲に確認したり、確認に戻ったりしてはいけません。

「ドアは空いている。もう諦めよう」
と開き直ることが必要です。

「そんなことできるか~!」
という声が聞こえてきそうですが・・・やりましょう。

ピンチはチャンス。

確認強迫の人は是非長めの外出をして練習してみましょう。

強迫の方はこちらの記事も参考に
・強迫観念への対応方法
・強迫性障害の家族が注意したい対応

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病気でなくてもカウンセリングは受けられます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

医療機関のカウンセリングは敷居が高い・・・って良くいわれます。

昔よりは大分偏見も少なくなってきましたが、まだまだ行きにくい!って人も多いようです。

怖くありませんよ~。

本当は私の顔を見せたほうが安心する人もいると思うですが・・・外見には自信がないもので。

しかし、それほどこわ~い外見ではないと思いますのご安心ください。

こわ~い話も、高額な商品を売りつけること、必要のない治療をすすめることもありません。

予約も難しくはなくて「カウンセリングの予約をしたい」と言って、電話で希望日時と名前と電話番号を伝えてもらうだけで、その場で予約確定です。

思っている以上に、予約はあっさりとしています。

あと
「自分を病気だって認めたくない」
「病気じゃなきゃ病院いっちゃいけないのでは」
と思って、医療機関のカウンセリングを躊躇する人もいるようです。

これは誤解です。

「病気」というレッテルがあるかどうかではなく、困りごとであればご相談にのります。

例えば
「うつとかそこまでいっていないけど、悩んでいることがある」
「強迫性障害ではない。ちょっと潔癖症なだけだ」
という人でも大丈夫です。

「病気」というレッテルがあろうがなかろうが、悩んでいるとき時は考え方や行動の「クセ」が出ていて悪循環になっています。

カウンセリングでは日常的に悩んでいること、潔癖で困っている「クセ」を変えていくためのお手伝いをしますので。

「こんなこと相談していいのだろうか」と思わず、まずご相談ください。

なんらかのお手伝いができるかもしれません。

うちのカウンセリングの特徴を知りたい方は浦和すずのきクリニックのホームページを参考にしてください。

どんな場所でカウンセリングをするか知りたい人は
カウンセリング部屋の模様替え

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