電車で自分は変だと思われていると考えたときは

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、始発の電車に乗った時のこと。

私が席に座ると、隣に座っていた人(知らない人)が席を立ち、別の席に移動しました。

皆さんはその人はどうして別の席に移ったと思いました?

こういう時の解釈ってその人の考えやすい傾向がでるもの。

普段から「嫌われている」と思っている人は
「自分のことが嫌だと思ったから」

普段から自分の臭いが気になっている人は
「自分のことがくさいと思ったから」

普段から自分の表情が気になっている人は
「自分の表情が他人を不快にさせたから」

と思うかもしれません。

実際のところ正解はわかりませんよね。

本当は自分と関係なく、他に居心地のよさそうな席を見つけたからかもしれないし、入り口に近いところであったので寒いと思ったからかもしれない。

考え方のクセが強く出ている人は、そういう可能性を考えられないモノです。

自分の考えは真実だ、と疑わない状態になっていませんか?

そんな人はいろんな可能性を考えられる訓練をしていくと良いです。

もう少し人目が楽になってくると思います。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


医療費控除とカウンセリングについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前も書きましたが、この時期になるとよくある質問なので再度書きます。

「カウンセリングは医療費控除の対象となりますか?」

というもの。

答えは

医療費控除の対象となりません

注意しましょう。

これはどこの医療機関のカウンセリングでも同じです。

カウンセラーがやっているカウンセリングは健康保険の対象外です。

時々「健康保険でやっているところがあるよ」というところを聞いたことがあるかもしれません。

それはカウンセリングの前後に医師の診察を挟んでいるといったパターンが一つです。

医師の診察料を払っているだけ。

つまり実質タダでカウンセリングをしていることがあるです。

明細をみるとカウンセリング料なんてないはず。

「再診料」「通院精神療法」というものはあるかもしれませんが、それは医師が診察した場合のみです。

「認知行動療法も保険が効くと聞いたのですが」
という質問もあるのですが、それも「医師がやった場合のみ」です。

もしも医師の診察なしでカウンセラーにしか会っていないのに健康保険が効いて診察料をとっている場合、その医療機関が違法なことをしている可能性が高いのです。

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田舎暮らしをしても心の病気にはなる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

Uターンラッシュに巻き込まれている人も多いですよね。

疲れを残さないよう、ゆっくり休んでくださいね。

今回は「田舎暮らしと心の病について」

よく心の病気になった時に
「田舎暮らしをすれば、のんびりできて心の病気にならないのでは」
と思って、田舎暮らしを考える人も多いようです。

それは一度考え直した方が良いです。

「田舎暮らしが精神的な病から遠ざける」
「田舎暮らしをしていれば心の病気にならない」
というのは誤解です。

意外にこの誤解をしている人が多い。

私の印象ですが医療関係者でも結構思っている人が多いような気がします。

田舎暮らしをしていても心の病にはかかります。

悪化する人は悪化します。

どうすればその人が安心してのんびりできるかは違います。

休暇で行くのと住むのとでも違います。

だからイメージだけで環境を変えるのは危険です。

どんな環境が安心するのか、治療的なのかを本人目線で考えていきましょう。

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東北の冬とうつ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あけましておめでとうございます。

みなさん、どのようにして年明けされましたか?

私は青森の実家に帰省し、1月1日に埼玉に戻ります。

バタバタです。

写真 1

写真の通り青森といってもそれほど雪が降る地域ではありません。

どうも青森は雪深いというイメージがあるようです。

そういう地域もありますが、そうでない地域も結構あります。

スキー場が近くになかったのでスキーをやったことありませんでしたし。

東北の冬と言えば冬季うつ病なんかが取り上げらることがあります。

いろんな要因が絡んでいるようですが、メンタルヘルスを保つ上でやることは同じです。

規則正しい生活、
適度な運動、
孤独にならない、
など。

ちょっと冬になってうつっぽい人は気を付けてくださいね。

今年は1月4日(土)から、クリニック、カウンセリングとも開始となります。

今年もよろしくお願いします。

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食べ過ぎを防ぐには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

もう少しで今年も終わりです。

年末年始はどうしても食べ過ぎてしまう機会が多くなりますよね。

そんな人のための食べ過ぎを防ぐ・・・かもしれないヒント。

実験などから食べ過ぎてしまう傾向のある人の食べ方というものがあります。

その一つは「注意が外にいっている」というもの。

テレビを見ながら、本を見ながら、スマホを見ながらなど「ながら食べ」が代表的です。

食べることやお腹の具合に注意が向いていないわけです。

私もついついテレビを見ながら食べちゃうことも多いのですが・・・。

飲食店なんかで店内を暗めにして、低い音で音楽を流すと、注意が外側にいくので多く食べる可能性が高まり売り上げるあがるかも、という報告もあるようです。

「見たら食べたくなっちゃう」という人は要注意です!

そんな人が食べ過ぎを防ぐためには・・・

「お腹が空いているかどうか」を体に聞きながら食べるようにしましょう。

またゆ~っくり食べる、一回口に運んだら箸をおく、など「いま食事してるんですよ~」と食事をしていることを意識するようにしていくとよいかもしれません。

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人の目が犯罪率を低下させる?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ニュースでちょっと目に入った記事。

「目力看板」神戸で大論争 放置自転車激減、効果抜群も「子供が泣く」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131221-00000531-san-soci

放置自転車への対抗策として人の目の写真を放置されそうな場所に設置した、という記事。

記事にも書いていますがこれは心理学でよく使われているテクニックなんです。

人の目の写真があるだけで「見られている」という感覚が働くというもの。

放置自転車の件については景観などの関係で賛否両論あるらしいのですが(そもそも放置自転車が多い方が景観に問題があるような・・・)、効果は抜群です。

ですから盗難が多い場所に人の目の写真をはりつけるだけでも効果があるのかもしれません。

目の写真はちょっと・・・という場合は、鏡でも同様の効果があるといわれています。

悪いことをしている自分の姿を鏡でみるだけでも効果があるらしい。

ということは・・・不安に挑戦するときや、ついついサボってしまいがち、人の目がないとやらないような行動をしそうな場所に目の写真や鏡をおいてそれを見るようにする、なんてことも応用できるのかも。

あ、これは心理学の実験では検証されていないので、自己責任でやってみてください。

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強迫の手洗いも色んなタイプがあります

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の代表と言えば、手洗いをするような強迫ですよね。

この手洗いなんですが、不潔なものが嫌だから手洗いをするとは限りません。

人によっては・・・

・不吉な事や嫌な事が思い浮かんだ時に手洗い

・特定の人(親、異性、知人、特徴的な人など)に嫌悪感を抱いて手洗いをする

・汚いとは思わないけれど、なんとなくすっきりするまで手洗いをする

などなど、人によって様々です。

いろんな強迫のタイプと結びついているようです。

ほっとくと不潔強迫のように手洗いしたい対象はどんどん広がっていくので治療が必要です。

ものによりますが基本的な治療の仕方は洗浄強迫や不潔強迫と同じような感じです。

・苦手なものに接近して

・手は洗わない

・嫌な感覚に慣れていく

治療は早め早めでやっていきましょう。

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自信をつける方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「どうやったら自信がもてますか?」

というよくある問いの私の答えは

「行動すれば自信がもてます」

といことが多いです。

「それができないから聞いてるんじゃないですか!」

と怒られますけど。

「自信がない」という人の共通点は「行動を起こさないこと」。

過去の経験などから、行動することを躊躇してしまうのでしょう。

不安なことに挑戦するとき

「自信がついたらやろう」

と思っていませんか?

そうなるとなかなか不安なことに挑戦できません。

「自信」の多くは、行動した後についてくるものなので。

やる前から自信があるわけがありません。

自信がないから行動できないのではなく、行動しないから自信がもてないのです。

「自信のつけ方」みたいな自己啓発本を読んでも、「自分ですごい」って思い込もうとしても自信なんてつきません。

本を読んでいて

「そういう風に考えればよいのはわかるけれど」

となっていませんか?

ただし自信の付きやすい行動の仕方・練習の仕方、というものはあると思います。

まず、小さな一歩で良いので行動しましょう。

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食べ物を変えただけでは心の病気は治りません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビを見ていたら〇〇を食べたら長生きするとか、食べない方がよいとかやってました。

こういうのは多いですね。

結局は長生きするかしないかは何か一つを食べる、食べないではない、ということが結論だと思いますが。

心の病気にもよくあります。

〇〇を食べて〇〇病を治す!とか。

だいたいこれを食べるとセロトニンやらなんたらが増えるからという理屈らしいのですが・・・。

そもそも心の病気の原因は全部不明ですからね。

少なくとも〇〇を食べたら心の病気が良くなるという科学的根拠はありません。

どんな食べ物でも。

「でも〇〇っていうお医者さんや栄養士さんが言ってたよ」

と言うかもしれません。

国家資格を持っている人が言っているコト=科学的根拠があるわけではないのです。

今日見ていたテレビでもお医者さん二人の意見が真逆でしたし。

もちろん食生活に気をつけることは悪くありませんよ。

心身に影響があるでしょう。

しかし、何かを食べれば心の病気がパッと良くなることないでしょう。

あえて言うならバランスの良い食生活をするのが一番です。

好きな食べ物を入れながら。

「心の病気の人はバランスの良い食生活をしましょう」
なんて理屈をいってもほとんどの人は見向きもしてくれないような気がしますが、地道って大事なんですよ。

インパクトのあるタイトル(〇〇をするだけで治るのような)ものには乗らない方が無難です。

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今年のビンゴの結果

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回は毎年恒例の記事です。

先日すずのき関連グループ全体の合同忘年会がありました。

毎年数百人が参加する大規模な忘年会です。

このブログに毎年書いている記事なんですが、忘年会の最後にビンゴがあります。

大型テレビやらお高めの掃除機やら、そこそこ良い商品が用意されています。

確か100人前後(もう少し少なかったかな)は当たります。

だから参加をしていればソコソコあたるハズなんです。

しかし私はこれまで一回のみ。

私はこういうギャンブル的要素が強いものに弱いので・・・。

さて、今年の結果は・・・

写真 (7)

やっぱり・・・。

リーチにすらならないで終了。

確率論からすればもっとあたってもいいハズなんですけどね。

地道にがんばります。

・・・と言いながら年末ジャンボに目がいってしまいますが。

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