緊張しておしっこが出ないことが不安

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回は男性に多い症状の一つ、排尿恐怖について。

代表的なのは男性用トイレでオシッコをするとき、後ろに並ばれたり、横に誰かがいると不安になりオシッコが出なくなる、というもの。

あせればあせるほど意識をしてしまい、オシッコが出なくなります。

ちなみに男女とも個室トイレでも他人の声がするとでなくなる人もいます。

こういう人はそれに対処するため

・オシッコでも個室にはいる

・誰もいない時をみはからってオシッコをする

ということをして、不安場面を回避しようとするんですね。

「個室にはいっていれば安心だからこのままでいいや」って人はそのままでもよいかもしれません。

しかし、不安なことを回避すると不安はもっと強くなる性質があるので、ず~っと悩んだままになってしまいます。

本当に一生外のトイレでわずらわしい思いをしていくのか?って自問自答してみてください。

「嫌だ。もっと自由に外出したい!」って思ったら治していきましょう!

これは精神的な要因が大きいので、苦痛な人は克服していく練習をすることはできます。

カウンセリングでも対応していますので、お悩みの方はご相談ください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


診察やカウンセリングで症状を話す時のポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

医療機関などで診察でもカウンセリングでも自分の困っていることや症状を伝えることになります。

その時の注意しておきたいポイント。

具体的な症状を話す、ということ。

「うつなんです」

「パニックなんです」

だと伝わりにくいものです。

うつならば
「気分が一日中落ち込む」
「眠れない」
「急に泣いてしまう」

パニックならば
「動悸と息ぐるしさが怖い」
「心臓発作だと不安で電車に乗れない」

こんな感じで自分の困っている症状を具体的にすると伝わりやすくなります。

また自分が何で困っているのかが明確になります。

このようなことを知らなくても基本的には聞く側が質問して整理していくので、それほど気にすることではありませんが。

何をどうやって話したらよいだろうと迷っている人は参考にしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


痩せても不安がなくならない理由

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ダイエットをしていると
「痩せたら太っている不安から抜け出せるだろう」
と思いがちです。

果たして本当にそうかというと微妙です。

仮に目標の体重にまでなったとしましょう。

初めはうれしいと思います。

達成感があったり

「やった。これでダイエットから解放される」と。

しかし、目標体重になったとしても今度は

「この体重を維持するためにはダイエットを続けなければ」

となるものです。

これは摂食障害の人や無理なダイエットをしている人に多いパターンです。

痩せても満足するのは一瞬。

今度は太ることへの不安にさらされます。

そうすると永遠にダイエットをしなければならなくなります。

不安は減るどころか増えてしまいます。

無理なダイエットで精神的な安定は得られません。

気をつけましょうね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


言い合い・ケンカを短くする方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

いつも喧嘩をしてしまう、長々と言い合いをしてしまいがちな方へ。

もしかしたらその悩みは解決できるかもしれない・・・という記事

http://xbrand.yahoo.co.jp/category/lifestyle/12082/2.html

ワシントン大学のジョン・ゴットマンは、どんな議論においても、最も重要な論点は最初の数分で出揃うことを発見した。
その後は同じことをどんどん声を大きくして言い募っているだけなのだ。
ボクサーが1ラウンド3分で戦うように、カップルもそうするといい

言い合いは3分のみにするって面白アイデアじゃないですか。

だいたいケンカしている時って、長々話していても同じこと話していたり、余計なことを話すだけだったりしますしね。

タイマーで3分はかって言い合ってみる。

タイマーなったらおしまいって。

「解決にならないじゃないか!」って思った方。

話し合って解決しました?

解決するどころか、傷つけあっただけなら3分ルールの方がいいかもしれませんね。

短い時間に言いたいことをまとめれば余計なことを話さなくてもすむというメリットもあるかも。

誰かと喧嘩をする時は3分ルールにしてみては?

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軽度のうつ病に薬は効かない?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ちょっと最近のニュースで
「うつ病で休職にならないためには、軽いうちに薬と休養をとりましょう」
と書いてあるのを見ました。

よく言われてはいますが、ちょっとツッコミどころがあります。

この「軽いうちに」というのがどういう意味かにもよりますが、「軽度のうつ病」ということであれば、薬物療法はきちんとした効果を示していません。

ちなみに認知行動療法も。

薬も認知行動療法も中等度以上のうつに対し効果的という科学的根拠があるのです。

うつ病のガイドラインでは安易に薬物治療や認知行動療法をやることについて注意を促しています。

やってはダメということではなくてケースバイケースということですけど。

ちゃんと日本うつ病学会のガイドラインにもそのように書いています。
ガイドラインはこちら。
一般の方にはちょっと読みにくいかもしれません。
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/130924.pdf

ただ難しいところが「じゃぁ、どうすればいいの?」というところ。

薬をためらってどんどん悪化していっても大変だし。

個人的な見解ですが、軽度の方でも認知行動療法がぴったり合う人もいるし。

ガイドラインによれば、簡単にいうとうつ病の知識と対応についてきちんと提供することと、話をきちんときいてあげることをやっていきましょう、みたいなことを書いています。

まぁ、結局は人による、とスッキリしない結論になってしまいますけど。

軽度のうつ病の方はこういう知識をもってどういう治療を選択するか医師なりカウンセラーなりと相談してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


吐くこと、吐き気が怖い人は治療が必要です

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

3月になると異動のシーズンで飲み会も増えますよね。

飲み会が苦手な人の一部に嘔吐恐怖の人がいます。

人が吐いているのを見るのが怖いって人いませんか?

吐いてしまうような場所や臭いを恐れている人はいませんか?

嘔吐恐怖症っていいます。

診断としては「特定の恐怖症」というのに今のところ分類されます(今後どうなるかわかりませんが)。

パニック障害や社交不安障害と併発することが多いのです。

嘔吐恐怖症の人がやりがちな飲み会での行動は

・お酒の席を回避する
・お酒は飲まない
・人前では何も食べないようにする
・常にのどの違和感に注意を向けている

などなど。

「お酒の席だけ避けていればなんとかなるからこのままでいいや」
という考え方もありますが、お酒の席だけじゃ済まなくなることも多いです。

次第に・・・
・週末の電車は吐いている人がいるから避ける
・長距離の乗り物を避ける
・「吐く」という言葉を見ただけで不安になり避ける
・女性であれば妊娠時のつわりをおそれて妊娠を躊躇する
・子どもが吐いていても不安になり育児が困難になる

となる可能性もあります。

他の不安障害もそうですが、一つの不安から生活の様々な場面に広がっていきます。

治療法としては今のところ薬物療法と認知行動療法が有効と言われています。

ひどくなる前に治しておきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


強迫性障害の家族からあるよくある質問

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害は家族を巻き込みやすいです。

家族にも手洗いや潔癖を要求する、家族に確認をもとめてしまう。

最初は「本人のために」と思ってやっていったことがエスカレートしていくんですね。

結果として本人も家族も疲弊していきます。

だから巻き込みに対しての要求には応じてはいけません。

このことでよくある質問とその返答について書いてみました。

Q:3回に一回くらいは本人の(強迫の)要求にこたえてもいいですか?
A:「ちょっとだけ」「一回だけ」に誘惑に耐えるのは本人だけではありません。ご家族も一切応じてはいけません。症状の悪化につながります。

Q:泣いたり、叫んだりしたら要求に応じていいですか?おかしくなるんじゃないかと心配です。
A:泣いても、叫んでも強迫の要求にこたえてはいけません。おかしくなることは絶対にありません。苦しんでいる本人をみてご家族もつらいと思いますが、ここがふんばりどころです。ただし、思いやりをもって強迫への要求を断ってください。

Q:(不潔強迫の行動療法をやっている場合)帰宅したら手を洗ってほしいのですが・・・。私もやってるし普通の人だってやってますよね?
A:「普通の人」を基準に治療をしているとあまりよくなりません。ご家族まで同じようにする必要はありませんが、ご本人の治療には理解をしめしてあげてください。

よくある質問ですが、実際のところアドバイス通りにはいきません。

ついつい要求に応じてしまったり、「失敗したなぁ」と思うようなことをするものです。

右肩上がりに対応がうまくならないのはご家族もご本人も同じです。

良くなっていく過程ではいろんな葛藤があるでしょう。

少しずつ対応方法に慣れていってくださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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寝つきをよくする方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

オリンピックが深夜~朝方に放映されたこともあり睡眠リズムが狂って人がいますよね。

早めに建て直さないといけません。

その時によくある間違い。

「眠れないのに布団の中で目を閉じて何時間もいる」ということ。

これはやっているともっと眠れなくなるのです。

医療関係者からそのように指導を受けた、と聞くこともあります。

それは医療関係者でもきちんとした知識が知られていないことによるもので、間違った指導なのでご注意ください。

では、どうすればよいか。

眠れない時は布団の外に出て何かをする、ということが必要です。

何をするかについては過度な刺激にならない音楽、読書等がおすすめです。

やることは事前に何個か決めて準備しましょう。

眠くなったら布団に戻り、眠れなければ起きて何かをするを繰り返します。

例え眠れなくても翌日昼寝をしないとか、いろいろ他にも決まりがあります。

すぐに睡眠が改善するわけではないので挫折しやすいのですが、他のやり方を合わせて実行すると数週間で改善してきます。

薬以外で睡眠を改善したい方におすすめです。

薬を飲んでいる人も今回書いたことは不眠症のガイドラインですすめられています。

しかし医療機関でもどのように睡眠に気を付ければよいかを指導されることはほとんどないでしょう。

正しい知識を身につけて治していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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赤面恐怖症改善のコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

赤面してしまうのが怖い人がよくやってしまう行動があります。

・薄暗いレストランを選ぶ(赤面がわからないように)
・ファンデーションをあつめにぬる
・温かい食べ物を避ける
・対面には座らない
・できるだけ下を向くようにする
・ハイネックの服を着る
・冷たい飲み物を飲み体を冷やす

やっていませんか?

これは安全確保行動といって、あがり症の人や赤面が不安な人がやると症状が悪化していく要因となります。

こういう行動はやめなくてはいけないのです。

不安場面に挑んでも苦手意識が強くなるだけです。

赤面してるなぁって思ったとき、やっていることを振り返ってみてください。

そこに克服すべき課題をみつけることができるかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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うつや不安が小さくなる過ごし方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私はうつや不安の対処法についてブログでよく書いています。

しかし、うつや不安の対処法以外に目を向けていってほしいことがあります。

それは日常生活の過ごし方です。

一般的に考える時間が長いとうつや不安は強くなりやすいんです。

昼間やることがないと症状が強くなりませんか?

落ち込んだり不安だから動けなくなっている人も多いと思うのですが、それが悪化要因になります。

嫌なことをたっぷり考える時間がありますから。

寝る前、お風呂に入っている時、ちょっと休憩している時なんかは思い当たる方も多いのでは?

暇はうつや不安のエサとなりやすいんです。

だからある程度は昼間やれることをやっていった方が良いのです。

活動量を増やすことでうつや不安に囚われにくくなってきます。

何をやればよいかは人によって異なります。

ただあんまり趣味をみつけようとか大きなことにこだわらない方が良いでしょう。

趣味は結構ハードルが高いです。

ちょっとやってみるとマシかなぁ、って思えるくらいのことを何個かやってみることから始めた方がよいかもしれません。

やってみてから考えよう、って感じで気合いをいれすぎずに。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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