お腹や足が太く見えるワケ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

自分の体型に自信がない。
そんな人がもっと自信がなくなってしまう行為があります。
それは体型のチェックをしすぎること。

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よくあるチェック方法
・気になる部分を鏡でチェック
・手なメジャーを使い体型を測定する
・気になる部分を触る
・洋服のきつさで太ったかを確認する

誰でもやっていることですが、過食症など過度に体型を気にする人はあまりやってはいけない行為の一つです。

チェックが多い人は基本的に欠点ばかりを探します。
女性であれば肌の「シミ」が気になりますよね。
そればっかり見ていくと、実際よりも大きく感じるようになるんです。

人間には「自分が欠点と思っているところをずっと見ていると実際以上に悪く(大きく)見える」という特性があるからなんです。
だから体型も気になる部分は実際以上に太く見えるわけです。

このため過食症の人、体型に自信がない人はチェックを減らすようにしましょう。
ただしチェックを減らすと一時的に体型へのこだわりが増えます。
しかし、続けて減らしていくと体型へのこだわりがへり、精神的にも楽になっていきますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


怒られても期待されているとは限らない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

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会社の上司から怒られてばかり。そんな悩みをもっている人から相談されたらどうします?

相談される側になったら「言わない方が良い」(その方が無難な)言葉。

「怒られているのは期待されているからだ」

昔から言われているフレーズですし、最近CMでも流れていますよね。

しかし、この言葉って悩んでいる人にとってはきついものです。

そんな風には思えませんし、そんな言葉を言ってくる人に相談したくないと思うようになります。

こういう時はただ話を聞いてもらいたかったり、自分の味方になってほしいものです。
周囲は余計なアドバイスはせずきちんと耳を傾けてあげましょう。

余談ですが・・・「怒られるているのは期待されている証拠」っていうのは必ずしも本当でない気がするんですよね。
「期待していないのなら怒らないハズ」っていうけれど、怒っている人見てそんな風に思います?

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呼吸法をしてもパニックの不安が消えない人は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人はよく呼吸法をやっている人がいます。

不安になったらリラックスしようということでしょう。
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認知行動療法の本を見ても書いてありますし、私も教えることがあります。

しかし、呼吸法などのリラックス法は必ずしも必要でないことがわかっています。

パニックの人は呼吸法をやることで呼吸に意識が向き、逆に息が苦しくなってしまう人すらいます。

リラクゼーションがなくてもきちんと不安に直面することで克服できることが研究等で確かめられています。

だから呼吸法などのリラックス法にこだらなくても大丈夫です。

きちんと不安に直面することが大事。

リラックスとかそういうのはやめてそのままで不安に直面する練習をしていきます。

怖いですよね。

でも練習していくとだんだん平気になり、パニックの恐怖から解放されてきますよ。
認知行動療法の一つですが、そういうリラックスとかきそらし以外の練習については、一般向けの本にはほとんど書いていません。

呼吸法などのリラクゼーションがうまくいかないって方はご相談ください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


病気についてネットで調べると不安になる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安が強い人は、ついついネットで症状について調べがちです。

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また、たくさん本を読んでいます。

もちろん情報を得ることは重要なことです。

しかし、やりすぎると不安はもっと強くなります。

情報なんていっぱいありますし、どれが本当の情報かわからないものです。

不安なことを調べている時って、不安なことを考えているということですから、調べる分不安な時間が増します。

私はカウンセリングに来られた方について、できるだけ最新の情報を提供をするようにしています。

一方で、あまり情報を調べないようにもアドバイスしています。

あ、別に洗脳しようとしているわけではありませんよ。

不安なことを調べることに時間を費やすより、楽しいことや有意義なことをに時間を費やした方が良いと思うからです。

心理学の本や自己啓発書を読んだって不安は解決しません。

特に不安なことに挑戦中の人は気をつけてください。

不安に挑戦するよりも読書に回避しようとしていることがあるのかもしれません。

ごちゃごちゃ考えるのはやめて、動きましょう!やりたいこと・楽しいことしていきましょう!

それが不安解消につながるのです。

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埼玉でも強迫性障害の認知行動療法やってます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のカウンセリングにきている人で一番多いのが強迫性障害の方です。

パニック、社交不安(対人恐怖)、過食、うつ、もたくさんいますが、強迫性障害の方が多いです。
たまに朝から晩まですべて強迫性障害の方のカウンセリングってこともあります。

同業者の中でも珍しいと言われます。

みなさん認知行動療法を目的で来ているんですね。
全国から強迫性障害の方が来ています。

9割の方が他の病院に通っている方、またはどこにも病院には行っていない方です。
これもまた珍しいと言われます。

様々な病気に認知行動療法は効くのですが、強迫性障害は認知行動療法をやらないとなかなか良くならないということを知っている人が多いのでしょう。
薬で治らない人も多いですし。
あと認知行動療法の専門家が少ないというのもあるかもしれません。

強迫の方は「こんなことで悩んでいるのは自分だけじゃないか」って思いなやみがちです。
うつ病のようにメディアで取り上げられることが少ないせいかもしれません。

しかし、2~3%の人は強迫になっているというデータがあるので、たくさんいるんです。
現在私のカウンセリングを受けている強迫性障害の人だけでも数十人いますし。

認知行動療法をやることにより、多くの方が強迫性障害の不安から開放されています。
しかも、強迫性障害は自分で治せる病気です。

がんばって治していきましょう!

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白黒思考は役に立つ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

白黒思考ってダメではないんです。

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白黒はっきりつけたがる考えを白黒思考って言います。

好き・嫌いがはっきりしているとか。
ちょっと嫌な部分があると「この人嫌い」となります。

何か取り組んでいることがあれば、一部がうまくいかないと「全部ダメ」と考える。

「どうせ無理に決まっている」
「こうでなきゃダメ」
なんかが口癖。

「白黒思考は良くない」と言われて治そうと思ったけれど、うまくいかないから「どうせ私は何をやっても無駄」と考える。

こんな風に白黒思考でうまくいかないことってたくさんあります。

しかし、ネガティブな部分だけとは限らないんです。

白黒はっきりつけることで、物事がスピーディに進むことだってあります。
「こういう場合もあるんじゃないか」なんて考えていたらいつまでたっても決まりませんよね。

あと新しいアイデアを生み出す時は中庸なものより、極端なものの方が良かったりします。
バランスの良いものはインパクトが欠けてつまらない。

よく「グレー(灰色)の考え方をしましょう!」なんていわれますが、グレーの考えが必ずしもよいとは限りません。
「グレーでなきゃだめ」っていうのも白黒思考ですし。

つまり白黒思考が悪いんじゃなくて、白黒思考をしてうまくいかないのにそれにこだわっていることが問題なのです。

「白か黒かグレーか」ではなく
「白も黒もグレーも。どの考え方が役に立ちそう?」っていう視点が大事です。

もちろん、そのためには白黒以外の選択肢も考えられるようにならないといけませんけど。

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ありのままを見せても大丈夫ですよ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

アナと雪の女王みました?

アナ雪といえば「Let It Go」。
日本語バージョンの

ありのままの 姿見せるのよ
ありのままの 自分になるの

ここら辺の歌詞が好きな人も多いみたいですね。

「本当の自分を出せない」って悩んでいる人いますよね。
具体的に「自分を出せない」ってどんなことをか聞いてみると
「言いたいことが言えない」
「人の目を気にした態度をとってしまう」
ということが多いのです。

本当に言いたいこと言って「ありのまま」の態度をとったら多分人間関係やっていけません。

しかし、過度に人目を気にして合わせようとして力がはいり疲れている人はもう少し「ありのまま」を出した方が良いです。

自分を出すのが怖いんですよね。
「嫌われてしまうのではないか」「拒絶されるんじゃないか」って。

だから無理に明るくしたり、人に合わせようとしたり、強く見せようとしたり。

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でも実際は無理に飾らなくても大丈夫なことも多々あります。
上の写真のように。
着飾らなくったってそのままでよさそうじゃありません?

猫は猫の、ライオンはライオンの魅力があるのです。

人間が自分を見せないようにしていることだって同じようなもの。
外からみたら「そのままだって大丈夫なのに」って思えるようなことが多いのです。

もう少し自分のことを相手にさらけ出してはいかがでしょうか?

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トイレットペーパーを使いすぎてしまう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

トイレットペーパーを使いすぎてしまう。
洗浄強迫や不潔強迫の人はやりがちですよね。

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一回で一ロール使ってしまい、トイレをつまらせてしまうって人もいます。

何回も拭くタイプもいるし、一回の量が多いタイプなどいろいろです。

単に「〇〇回でふくのをやめよう」「〇〇回巻くだけにしよう」とするだけではなかなかトイレットペーパーの使用量は少なくなりません。
キレイにしようとしているうちは良くならないのです。
おしりを拭いた時に「十分にきれいになった」と自分に言い聞かせることや周囲がそのように本人に話すことは逆効果となるので注意しましょう。

洗浄・不潔強迫系の人の治療の基本は
・汚れに慣れること
・キレイと汚いの境目をなくしていくこと(どこもキレイなところはなく全部汚れているって思えるようになること)
です

拭いた手やおしりが便で汚れていることが気になっているわけですから、「便で手やおしりが汚れている」と感じるような練習が必要なのです。

自分が何を恐れているのか?
何をしたら汚れた感覚を起こせるのか?
を把握して、「汚ささ」に慣れていきましょう。

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「人から見られている」と不安に思っている人の共通点

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

外を歩いていると
「周りの人が自分を見ているような気がする」
と不安になっている人っていますよね。

「変な服装をしている」
「変な表情をしている」
「赤面している」
「変な歩き方をしている」
と、自分に自信がないところを人からバカにされている・指摘されていると思うことが多いようです。

「人の視線が気になる」って人に共通していることがあります。

人の視線をみていないっということ。

意外って思いませんか?
怖くてみられていないんですよ。
注意の方向が「どうしよう、見られないようにしなきゃ」と頭の中にいっているので。

見たとしても少しでも目が合うと「やっぱり自分のことを見ていた」と思い込みます。
ただ視線が合っただけかもしれないのに。

そんな人がまずやってみた方がよいことの一つ。
当たり前ですが、視線が気になったら周囲の人の視線をきちんと見ること。

見てみたら・・・

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こんな風に本当に自分を見ている人がいるか確かめてください。
何人見てみた結果、何人の人が見ていたか数えてみましょう。

そして何度も試してみましょう。

そうすると事実がわかってきます。
ほとんどの人が自分をみていないと。

それでも不安って人はいろんな要因がありますので専門家と相談しながら不安を克服していきましょうね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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人ごみで息苦しくなる人は今がチャンス

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ゴールデンウィークはどこに行っても混んでますよね。
私は人ごみが苦手なのでこういう時はゴロゴロしていることが多いです。

しかし、パニック障害の人はこんな時だからこそチャンス。
混み合っているところって息苦しい感じがして嫌ではありません?
並ぶことが必要だったり、渋滞であったり、逃げられない状況で不安な人が多いですよね。

一応

不安場面を避けていて突然治った!っということはありません。

「別に電車なんて一生乗らなくていいし、渋滞を避けたりしていれば、不安場面に挑戦しなくてよいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

ここに落とし穴が。

苦手な場面を残していることで、不安はその他のところにも広がってくるものです。

どうしても避けたいところだけを残してなんとかしたい、というのも心情的にはわかりますが、再発のリスクが高くなり治り具合としてもよくありません。

不安な場面があれば治すことができるチャンスと思って挑戦しましょう。

ただ、不安場面での考え方、行動の仕方を学んでから挑戦した方が良いです。

このブログを参考にしたり、カウンセリングにきて聞いてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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