運動が食べ過ぎのもとになることだってありますよ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

運動は心に良くないこともあるんですよ。

運動しすぎが食べ過ぎのもとになる

過食症など摂食障害の人があてはまりそうです。
過剰運動ってのがあります。

・一日に数回ジムに行く
・ケガをしていても運動をする
・楽しみよりも運動を重視している

やせようと思って過度に運動しちゃうんですよ。
食べ過ぎたカロリーを消費しようとしたり、カロリーを消費して食べても良いんだって安心しようとしたり。
カロリーや痩せることにこだわって運動してるんです。
過食がもっとひどくなります。

運動することが悪いわけではありません。
ストレス解消にもなるし、気分を改善するのにも役に立ちます。
しかし、やせようと思ってやると逆効果になることもあるのです。

過食症の人はやせる目的で運動するのはやめましょう。
運動の楽しさを奪ってしまいます。
やせる楽しさがあるって思うかもしれません。
それは一時的で過食でもとに戻ります。

やるなら適度に運動して気分をすっきりさせるためにやると良いです。
あと過度に運動していた時間を、もっと楽しいことに時間を費やしていくと、食べ物のとらわれが少なくなってきますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


おしっこがしたくなるのが不安でトイレがある場所をチェックしていません?それってマズイ対処法ですよ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

外出先で「おしっこがすぐに出そうになる」「便が出そうになる」。
これが不安な人いますよね。

日常生活に支障をきたすくらいまでになる人もいます。
だいたいそういう人は、マズイ対処法をしてるんです。
だから悪化したり、いつまでたっても気になり続けるのです。

よくある「マズイ」対処法を3つ挙げてみました。

①トイレの場所をチェックしている
外出前にネットなどでトイレがある場所をチェックしていませんか?
チェックすることで意識することになるのでさらに不安が高まるんですよ。

②いつでもトイレに行きやすい場所にスタンバイ
映画館で出入り口の近くの端の席に座る、電車ではトイレがある車両にいるなど。
これが結構多いんですよね。

③トイレがないところを避ける
トイレがない心配があるところを避けていませんか?
バスツアーなどの長距離だけどトイレがないバスとか。
生活範囲が狭まってくるんですよね。

不安を避けようとするから不安が強くなる
共通点はトイレに行きたくなる不安を避けようとしていること。
不安を避けたくなるのは当然と言えば当然です。
一時的に安心します。
しかし、不安は避ければ避けるほど強くなる性質があるんですよ。
ネットでは避ける対処法ばかりのっていますが、間違いです。

おしっこの不安→不安を避ける対処→おしっこを意識する→おしっこの不安・・・って悪循環。

これらの対処法をやめて、トイレへの不安に慣れていくことが大切なんです。
少しずつトイレの時間を長くしていくとか。
治したいという強い意志は必要ですが、よくなってきますよ。

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ホットミルクを飲んでも眠れないのは当たり前

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ホットミルク飲んでも眠れない?
そりゃそうです。

「○○を飲めば寝れる」は疑いましょう
ホットミルクを飲むと眠れる物質が出てきて眠れるようになる、って聞いたことありません?
バラエティ番組で某有名な脳神経の学者さんもいってたし、いろんなものに書いています。

確かにウソではありません。
しかし、眠れるまでの効果を得られるには、とてつもない量のホットミルクをのまなくてはいけないのです。
つまり、実質的にホットミルクを飲んで眠れるってのは無理な話なのです。

むしろ寝る前に飲みすぎてトイレにいきたくなったりして。

え?ホットミルクを飲んだら眠れた?
そういう人は私のいうことを信じてはいけません。
効果がなくたって、思い込みで眠れるようにはなるから。
これに関してはこちらの記事をみてください。
心の病気を治すには思い込みが大事だった!

思い込みって大事なんですよー。
効果ない薬でも効果があると言われて飲むと良くなる効果(プラセボ効果)は特にうつやパニックの人にものすごくあるんです。

漢方やサプリメントを飲んだらよくなった!って人なんかはそうですね。
基本的に心の病気に効くって科学的根拠はないです。

「○○を飲んだら眠れるようになる」って、サプリメントや食べ物が紹介されますが、まず疑ってよいです。
○○大学の○○先生がってお墨付きでも。
そこはビジネスですからね。
定期的に高額な商品を買うことになります。

ちなみに、社交不安障害や強迫性障害にはあまりこの思い込みが効きにくいです。
薬物療法や認知行動療法で地道に治療していきましょう。

ホットミルクやハーブティの幻想に気づいてしまったら、このブログのカテゴリー「不眠」に、対処法を書いてあるので見てください。

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強迫性障害の治療をするとズボラな人間になるのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく強迫性障害の治療って、ワザと確認しなかったり、手を洗わなかったりします。
何も知らない人がみると「ずぼらな人なだぁ」って思うかもしれません。

よく「こんな治療していたら、いい加減な人間になってしまうのでは」って不安に思う人がいます。
「汚いものに触っていたら本当に不潔な人間なるのではないか」
「カギの確認も何もしない危ない人になるのではないか」
とか。
結論から言うとそんな風になる人はみたことないです。
あくまでも不安の囚われから自由になるだけで、人格まで変わることはありません。
気にせず治療していけばわかります。
良くなっていけばそんなことも考えなくなってきますし。

よくよく考えてみればずぼらになったって問題ないハズですけどね。
「きちんとしなければならない」ってしっかりしようとしすぎていませんか?
その考えがマズイとは言いませんが、やりすぎるとうまくいかないものです。
生活が疲れてきます。
強迫の治療を通して、もう少し楽な生き方を探していくと良いですね。

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うざったいくらい元気な人と一緒にいよう!自分を変える簡単な方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

なかなか自分を変えられない人は他人の力を借りればいいんですよ。

元気な人と一緒にいたら元気になる
テレビを見ていたらあるタレントさんがうざったいくらい元気な人を見ていて、「元気な人と一緒にいたら元気になるのかな」って発言していました。
これは心理学的にはあっています。

うざったいくらい元気な人って、一緒にいると疲れるかもしれません。
そんな側面もありますが人って気分とか好みとかが感染するって傾向があるんですよ。
うつ、ギャンブル、お酒、買い物など。

もともと大して好きではなかったけれど、それを好きな人と一緒にいたら好きになったちゃったって経験ありません?
特に家族や友人、会社の人など、リアルでもネットでも自分がよく接する人の影響は受けやすいのです。

落ち込んでいる時って、同じように落ち込んでいる人と時間を共有したくなります。
「自分だけじゃないんだー」って思えるとちょっと楽になりますよね。
しかし、その後どんどん気分が絶望的になってくるのなら、それは気分が落ち込む方に「感染」しているのです。

落ち込んでいる時に元気な人と一緒にいるのはつらくなりますけどね。
あと元気な人に相談してもわかってもらえないことも多いです。

それでも長期的には元気な人と一緒にいた方が元気になります。
あとは同じように落ち込んでいても、少しずつ前を向こうとがんばっている人と一緒にいると、自分も一歩前に進もうとするかもしれません。
ただし、短期間ではなく長期間、接する時間をもたなくてはいけません。

自分をなかなか変えられない時は、他人の影響を受けて変えていくのも一つの手ですよ。

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運動することがパニック障害改善につながりますよ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害になると運動を避ける人がいます。
運動をするとドキドキして「パニック発作が起こるのでは」と不安であったり、過度に体を大事にしてしまう傾向があったりするから。
体を休めてもパニックは良くならないんですよ。

逆に、
動かなくなる→自宅にいて嫌なことばかり考える→気分が落ち込む→パニックの悪化→動かなくなる・・・の悪循環に陥りやすくなります。
パニック障害の人がうつにもなりやすいのは動かなくなるのも理由の一つでしょう。

このためパニックの人に運動をおすすめします。
ドキドキが怖い!って人も、運動していることでドキドキに慣れてきます。
パニックの治療にもなりますし。

「発作がおこったらどうするの?」って不安ですよね。
そもそもパニック発作って、100%何もしなくてもいつかは収まります。
それを何度も経験していくうちに不安感も少なくなるんです。

あと運動は気分を改善する効果もあるっていわれています。
「やる気がおきないから動かない」ではなく「やる気を起こすために動く」が大事。

パニックの症状だけでなく落ち込んだ気分も改善するので、運動はおすすめですよー。
運動さけたり落ち込んでいたりするパニックの人はこちらの記事も参考にしてください。
体調管理をしないことがパニック改善につながる!

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「自分と話してもつまらないと思われてる」って人はその考えを忘年会で克服しよう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

もう少しで忘年会シーズン。
雑談が苦手な人にとっては苦痛な時期ですね。
対人恐怖症や社交不安障害の人は特に。

雑談が苦手な人って「こんな話してもつまらないって思われるのでは」って考えがち。
はっきりいいましょう。
雑談なんてどーでもよい話が9割なんです。
つまらない話をして良いのです。
「周りは盛り上がっているから自分はダメなんだ」って思う必要はありません。
大した話はしていないものなんです。

それでも不安!って人は、ワザと「つまらない」と思っている話をしてみる実験をしましょう。
実験の手順はこの二つ。
①つまらない話をしたらどうなるか予想する
②実際どうなるかをじっくり観察しながら検証する

①についてですが、まず事前につまらない話をしたらどうなるか?を予想してください。
「相手は嫌そうな顔をして、話が途切れるだろう」
「席を立ってほかの人のところにいくだろう」
とか。

②については、実際に何人かの人に試してみましょう。
①の予想通りになるか、きっちり観察してください。
この観察がポイント。
相手がどんな嫌な顔をしているかじーっくり見てみるのです。
見ないと嫌な顔をしているかなんてわかりませんよね。

つまらない話が思い浮かばないって方はこちらの記事を参考にして何か話してみましょう。
飲み会の会話に困ったときのネタはこれだ!

何人か実験をやってみるとわかりますが、①の予想通りになることと、ならないことを経験するでしょう。
合う人合わない人がいるんで、全部の人と楽しい経験はなりまません。
しかし、思っている以上に予想通りにはならないもの。
つまらないと思っている話でも、まぁなんとか過ごせるかなぁくらいにはなります。
雑談が全くダメな状態からは抜け出せるかと。

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「優しい人」と思われるには○○が好きと言えば良いんです

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人から優しい雰囲気に見られる方法があるんです。

○○が好きだと優しく感じる
Aさん、Bさん、Cさんの好きな食べ物はこれです。

Aさん:スルメが好き
Bさん:カレーが好き
Cさん:ケーキが好き

直感で答えてください。
この中で一番「優しそうだなぁ」ってイメージの人は誰?
決まったら下にスクロールしてください。

いかがでしたか?

Cさんって答えた人が多かったのでは?
甘いものが好きっていうと優しい印象になるんです。
これは心理学の実験でも確かめられています。

甘いものが好きだから優しい印象ってものすごい先入観ですよね。
人って無意識に影響受けるんです。
こういう仕事をしている私が言うのもなんですが、ココロよりも表面で印象は変わるんですよ。
優しいココロがあるから優しく思われるんじゃないくて、優しくみせる行動をするから優しく思われるんです。

特に男性で甘いものが好きっていうと優しい印象になりません?
「スイーツ男子」って、少なくともゴツイ、冷たいイメージは浮かびませんよね。
テレビなんかでは芸能人の印象操作で使われそう。

優しい印象をもたれたかった「ケーキが好き」など甘いものが好きだと言ってみましょう。
自己紹介、お見合い、交渉事なんかで使えるかもしれません。
ウソがあると印象が悪くなるので、好きな食べ物の中で甘いもの言ってみるとよいですよ。

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白黒思考の対処方法はグレーにすることではありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

白だって、黒だって、グレーだって良いじゃないですか。

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白黒思考の扱い方
白黒はっきりつけたい。白黒思考ってやつです。
「良い」「悪い」、「正しい」「間違っている」。
「〇〇するべき!」
「〇〇しなければいけない!」
が口癖。
完璧主義な人が多いです。

まぁ、大変ですよね。
「主婦であれば完璧に家事や育児をこなさなければいけない」
「子どもにはいつも笑顔で接して、イライラしても怒ってはいけない」
「頑張ったけれど、ちょっと失敗したらもうおしまい」
こんな感じでどんどん自分を追い詰めていくんですよ。

そんな人が楽になる方法としては「中間はないか」を検討してみること。
白か黒かではなくグレーを探そうってやつです。
よく言われているのは100点ではなく、60点くらい良しとする方法。

例えば、1時間ジョギングをしようとしたとします。
白黒思考の人は、一時間は面倒だ、やりたくない!って思うと「もうダメだ」「やっても意味がない」となりやめてしまいます。
そんな時は10分のジョギングでもよいかもしれません。
もしかしたら散歩に切り替えてもよいかもしれません。
目標通りやるか、やらないか、ではなく「ここまでだったらやれる」があるとよいわけです。

白黒思考が悪いわけじゃないんです!

この時気をつけたいのは「白黒思考はしてはいけない」「完璧主義はダメ」という白黒・完璧主義。
白黒思考・完璧主義が悪いってことではないんですよ。
完璧主義がよい方向にいくこともありますからね。

うん?どう考えらたらよいのかわからなくなってきた!って方へ。
どの考え方が「正しいか間違っているか」ではなく、「役に立つか立たないか」という視点が便利です。
白黒つけた方が役に立ちそうならそうすれば良いし、苦しくなりそうならグレーの考え方を採用すれば良いし。
要は使い方の問題なんです。
困っている時は選択肢が狭くなってますからね。

白も黒もグレーも。
役に立つなら何でも良いじゃないですか。
どう考えれば良いか困った時にこの考え方は結構使えますよー。

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夫婦の問題を解決する前にこれだけはやっておこう!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

夫婦や親子関係で悩んでいる人ってコミュニケーションがうまくいっていないことが多いです。
改善のため何をどう伝えるを考えていきます。
「言えなかったことを言ってみる」「言い方を変えてみる」は典型的な方法です。
しかし、もう一つと~っても大切なことがあるんです。

コミュニケーションっていうと「問題があって、それを解決する」となりがち。
でも大事なことを多くの人は忘れています。
それは何か?

フツーの会話をすること。

家族に問題がある時って、会話が少ないか、会話がほとんどない状態になっていきます。
話すとケンカとか欲求不満な状態になるから。
そんな時に「あれをこうしてほしい」とか「自分はこう思う」とか問題になっていることばかりなっていくと雰囲気が悪くなるんですよ。
口を開けば「不満の話し合い」になるから。
かといって言わないのもストレスがたまる。

こういうときはまず、普通の会話を増やしていくことが大切。
どうでも良いことなら喧嘩にならないし、コミュニケーションが増えることで安心した関係を築いていけます。
安心した関係ができるとお互いに和やかな雰囲気で問題解決のための会話がうまくいくのです。

会話の9割はフツーの話にしましょう。

「何話したらいいんだろう」「会話が苦手!」って人なら感謝の気持ちをいつも伝えるのがおすすめ。
特に男性の方が会話が苦手では?
多くの奥さんは自分が家族のためにやっていることが認められていないと感じてるんですよ。
家族からやってもらっていることありますよね。
ゴミを捨ててくれた、重いものをもってくれた、いつも料理を作ってくれる。
どんだけ小さいことでもいいです。同じことでもいいです。
まず言われて嫌な人はいません。
どれだけわざとらしくても。
2、3ヶ月続けてみてください。
ちょっと関係がかわってきます。

夫婦間なら幸せ度がアップすることは以前の記事で書きました。
カップルが愛情を長続きさせる方法

問題を話すよりも、フツーの会話から。
フツーの時間が多くなると話し合いもしやすいですよ。

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