心の病気で休職中の人は遊べるようになろう 

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中の人は「遊ぶ」って大事です。
遊ぶことに躊躇している人いません?

気分が落ち込むと、楽しいと思えなくなり遊ぶことをやめてしまいます。
遊ぶことをやめてしまうと楽しいことがなくなり、もっと精神的に追い込まれてしまうのです。
フツウに考えて、遊べない状態って不健康ですよね。

もちろん、最初は遊ぶ気になれないかもしれません。
回復してきたら、ちょっとずつ遊べるようになれるといいんです。
遊んで楽しくなることが精神的な回復につながります。

「こうなった原因はなんだろう」「将来どうなるんだろう」ってゴロゴロしながら考えているより、まず遊びましょう。

ただ遊ぶことに罪悪感をもつ人いるんですよね。
特に休職中の人。
「休職中なのに遊んでいたら、仮病だって思われるのでは?」
「仕事できなくても、遊びはできるって・・・自分は性格悪いのでは?」
って。

よ~く、考えてください。
遊べない状態の人が、復職なんかできるワケないですよ。
よっぽど仕事が遊びの人ならありかもしれませんが、ほとんどの人はそうじゃないんですよね。

遊べて楽しめるって、病気がよくなってきている証拠なんですから。
周りの人も「仕事もしないで遊ぶなんて!」って考えはやめて「遊べるくらい回復してきたんだ」って見守ってください。
遊んで気分転換もできるかどうかわからないのに、復職します!なんてやめましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


電車に乗れるようになっても、パニックが良くなっていないワケ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の改善のコツはパニックが起こる時の感覚に慣れていくこと。
電車や美容室など怖いと思ったとき体の変化が起きますよね。

ドキドキしたり、息苦しくなったり。
それが起こっても大丈夫と思えるようになることが大事。

いくら電車や美容室など「場所」に慣れても、パニックは良くなっていないことが多いのです。
だいたいそういう人は「電車にのっても何も起こらなかったから大丈夫」と思っているだけ。
別の状況でドキドキや息苦しさが起こったら、やっぱり怖いってなります。

ですから場所ではなくパニックそのものの感覚に慣れていくとよいのです。
そうすればどこでパニックが起きても怖くなくなりますので楽です。

ではどのようにすれば体の感覚に慣れていくか?ですが、簡単なものをご紹介。
できるだけ専門家のもとでやることをおすすめですが、例を挙げてみます。

息苦しさやドキドキが不安な人はこんなことしてみるとか。
・マスクをつける
・早い呼吸を60秒間続ける
・ダッシュしてみる

息苦しさやドキドキが出てきますよね。
これが怖いなぁって思った人はどんどん自分で症状を起こしていくと、だんだん慣れてきます。

症状が起こったとしても、いつかは100%発作は収まります。
それを繰り返していくと発作が起こっても怖さがなくなり、結果的に発作が少なくなってくることが多いです。

このやり方は認知行動療法のやり方の一つです。
あんまり一般向けのパニックの本にはついていないので、知らない人も多いかと。
一人でやるにはやや難易度が高めの方法ですが、効果は高いと思います。
「電車は乗れるようになったけれど、パニックは怖いまま」
「良くなったり、悪くなったりを繰り返している」
って人は、ぜひ挑戦してみてください。

一人ではやっぱりできない!って人は相談に来てくださいね。

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赤面症を克服する3つのステップ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

赤面症で悩んでいる人の考え方の特徴の一つは、必要以上に自分の顔が赤いと思っていること。
考え方のクセについてはこちらの書きました。
赤面で困っている人がやってしまうクセ

「そんなに赤くないって」と思い込もうとしたり、周りが説得したところでうまくいきません。
「でもなんか熱い感じがするし」「昔いわれたことがあったし」って考えます。

そんな人におすすめなのが、自分で自分の顔を見てみる実験をしてみると良いです。
進め方は3つのステップ。

①自分は赤面はどんな赤なのかを予想する
まず、赤面の赤の色の濃さを予想します。
赤くなった時に自分はどんな赤い顔をしていると思いますか?

赤といっても・・・
こんな赤から
こんな赤まで
あります。

あなたの顔はどんな赤だと思いますか?
実際に予想して書き出してみましょう。
ココがポイントです。
スマホや色鉛筆を使ってもいいので自分の顔色を予想してみましょう。

②実際に赤面してみる
それで実際に顔を赤くしてみましょう。
意図的になかなかできないなら、赤面してしまお店などにいってみて、鏡やスマホなんかで自分の顔の赤さを確かめてみると良いです。

③予想と実際の色と比較する
多くの場合、自分が予想していた赤とは違っている結果となります。
思ったほど赤くはないと。
そうすると少しずつ「気にするほどでもないんだ」と自信がついてきます。

そんなことない!って思う人はやってみましょう。
論より証拠。
赤面症の思い込みを変えるには、頭で考えるより実験してみるのが一番ですよー。

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受験生必見!成績を下げてしまう色があった!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

受験シーズンです。
もうここまでくると、あとはこれまでの積み重ねがものを言います。
最後は神頼み、ゲン担ぎって人も多いでしょう。

心理学的にも一つアドバイス。

試験前は赤以外のモノを見るようにしよう。

頭を使う作業の前は赤は成績を下げる

いろんな実験で赤い色はパフォーマンスを下げる色と出ているのです。
なぜそうなるか理由ははっきりしていません。

試験前に赤をじっとみていた場合にとにかく成績が下がるのです。
いろんな状況で実験はされているようですが、どうやら同じ結果となっている様子。

以前のブログでスポーツで勝つときは赤が良いと書きました。
スポーツで勝ちたければ赤を着よう!日本ラグビー代表はなぜ勝てたのか?

これと矛盾するのでは?となります。
今のところ、これに対しての答えはこちら。

・頭を使うこと中心の作業は赤は悪影響
・体を使うこと中心の作業は赤は良い影響

このため、試験勉強や試験前はできるだけ赤以外のものを持ち歩くことがおすすめ。
ただ、「赤がラッキーカラー」って思っている人は、そのままやったほうが良い気もします。
特にそういうのがなければ、持ち物や服は赤以外にして試験にのぞんでみては?

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心の病気でゆっくり休むってどういうこと?って思ったら読む話

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく心の病気になると「ゆっくり休んでください」といわれませんか?

ゆっくり休むって・・・どうするの?

この疑問を抱く人が多いのです。
病院でも教えてくれませんからね。

心の「ゆっくり休む」は普通の「休む」と必ずしも一致しません。
今回は心の病気の「ゆっくり休む」とはどういうことか?を書いてみます。

体を休める=心が休まるわけではない

一般的に「休む」のイメージは、寝る、ゴロゴロする、など「体を休める」だと思います。
しかし、心の病気は体を休めても、心が休まらないこともあるのです。

やる気がないからといって、ゴロゴロしていると、嫌なことを考えてさらに落ち込んでいくのが良くある例。
一見、休んでいるようで休めていない。
心の病気の時はむしろ「体を休めるとさらに落ち込むパターン」にはまることが多いです。

もちろん、寝ていて心が楽になったーって思えたらそれでいいんですよ。
そうでないならば体を休めることは、必ずしも心にとって良いとは限らないってこと。

心が休んでいる時って、あんまり悩み事にとらわれないものです。
そのような時間を増やせるといいですね。

心がどうやったら休めるか?楽になるか?は人によって違います。
何をしている時が「多少マシなのか?」と考えてみましょう。

もしかしたら、起き上がってコーヒーを飲んでいる時かもしれないし、ちょっと外出してみたり、ジムで運動している時かもしれません。
達成感がある、楽しい、ってものがあるといいですが、寝込むよりマシかなぁってことでも。
実はちょっとしたストレスがかかる活動の方が、考え込みをせず楽になることの方が多いのです。

ポイントは「自分にとってどうか?」ってこと。
散歩がよいとか言われますけど、散歩が苦手な人もいます。
私なんかは散歩をしていると、苦痛なだけでもっと落ち込みそうです。

人によってどう感じるかは違います。
自分がどの活動が休まるかはやってみなければわかりません。
少しずつ心が休まる活動を見つけていきましょう。

静かな環境が良いとは限らない

あと良くあるのが「静かでのどかな田舎で引っ越したら休めるのでは?」という誤解。
どちらかというと本人は嫌がっているのに家族がすすめたがりますね。
青森の田舎で生まれ育った私がはっきりいいましょう。
これは都会で生まれ育った人が抱きがちな妄想ですよ。
田舎でもたくさん心の病気の人はいます。
静かな土地にいったから楽になるとは限らないのです。
さみしく感じ、さらに余計なことを考えるかもしれません。

環境を変えると良いのは、環境が直接的なストレスになっている場合です。
ストレスが強い環境から離れることが「心が休まる」につながりますからね。
例えば、職場の上司から叱責ばかりされてうつになっていたら、職場から離れた方がよいのです。
自分にとって直接的な苦痛が少ない環境はどこか?を考えてみましょう。

こちらの記事も参考にしてください。
心が疲れた時はどのような環境に行けばよいのか?

ポイントは「自分」が休めるかどうか
体を休めることだったり、ネットや専門家が良いと言っていた活動を参考にしたりするのは構いません。
しかし、それは自分にとって心が休まることとは限らないのです。
「自分にとって」多少でもマシな活動か、の視点を持ちましょう。

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食器を変えるだけ!食べ過ぎ・飲みすぎを防ぐ方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

食べ過ぎ、飲みすぎを減らしてくれる簡単な方法があります。
簡単なので困っている人はやってみてくださいね。

食べ過ぎを防ぐ食器があった

食器を変えてみるのです。
ビュッフェとか大皿で出てくるような料理を食べ過ぎてしまいません?
過食症の対策として、よく「大きな皿に食べ物を大盛りでもらず、小さな皿に少しずつ盛る」とすることがあります。

理由の一つは、大きな食器を使うほど食べる量が増えるから。
心理学の実験で確かめられてるんです。

食事が大皿で出される場合とか、食べ放題のお店に行ったときは、できるだけ小さな器で盛りましょう。
「何度も食べ物をとりに行くのが面倒」の理由で、大皿にたくさん盛ると食べる量が増えます。
小さな器だととる量が減るは想像つきますよね。
だから食べ過ぎのクセがある人は、食器類を小さくすると良いです。
過食症じゃない人にも使えるテクニックですよ。

飲みすぎを防ぐグラスとは

飲み物も食器で一工夫できます。
背は低いけれど間口の広いグラス、細長いグラスでは、間口の広いグラスが注ぐ量が増えるんです。
細長いグラスは高さがあるので「たくさんはいってるなー」って印象になりやすいんです。
間口が広いと「これしかはいっていない」って思ってしまう錯覚。

だからついつい飲みすぎのクセがある人は、細長いグラスで飲むのがおすすめ。

でも、過食症の人は注意してください
食べ過ぎ、飲みすぎの問題は他にも意識しなくてはいけないことも多いです。
しかし、食器類を変えるだけで多少の変化が起こせるって手軽ですよね。
もし、食べ過ぎ飲みすぎで困っていて、これから食器類を買おうとしている人は、小さな食器と細長いグラスを買ってみてはいかが?
過食症の人はダイエットのためにやると悪化しますので注意してくださいね。

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睡眠薬を飲んでも眠れない 3つのチェックポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

睡眠薬を飲んでも眠れない。
何年も使用していると「慣れ」が生じるので効かなくなることがあります。
こんな時はお医者さんと相談して薬の調整が必要です。

しかし、眠れないのは本当にお薬だけのせいなのでしょうか?
話を聞いていると「そりゃ、眠れないですよ」ってことが多々あります。
せっかくお薬を調整しても効果を低くするようなしているかもしれません。

睡眠薬を麻酔のように、飲んだらあっという間に強制的に眠れる薬って誤解している方が多いです。

お薬を飲んでも眠れないなぁって人は以下の3つをチェックしてください。

①薬を飲む時間を間違っていませんか?

薬を何度も飲むのが面倒で「食後の薬と一緒に飲んじゃえ!」ってやっていませんか?
24時に寝るのに、20時頃薬を飲んで眠れないって、そりゃそうです。
どれくらい前に飲めばいいかは、多少お薬によっておすすめは違うようです。
お医者さんに「寝るどれくらい前に飲めばよいか?」を聞いて指示にしたがってのみましょう。

②薬を飲んだあと活動してませんか?

結構これやっている人います。
薬を飲んだ後、片づけをしたり、勉強したり、ネットでいろいろ検索したり。
気が付いたら薬を飲んでから1時間たってしまった!って経験ありませんか?
薬を飲んでも目がさえるような活動してたら眠れません。

眠気は体温が下がる時にきます。
体温をあげるような行動は避けて下さい。
薬を飲んだ後は、余計な活動をせず、大人しくリラックスして過ごしましょう。

ちなみに薬を飲んだ後、記憶がないけれど活動している、気分がハイになっているって人はお医者さんに報告しましょう。
薬の作用でそうなっている場合もあります。

③昼寝しすぎていませんか?

昼寝をたくさんしてしまう。また夕方以降にたくさん寝てしまう。
夜の睡眠以外で寝ている時間が多いと眠れないはおかしくありません。

あと昼間の活動が少ない人もそうですね。
運動の習慣がある人の方が睡眠は良くなります。
「体が疲れているのに眠れない」ってことがあっても継続的に運動していきましょう。
疲れているから眠れるとは限らないのです。
運動は「継続」が大切です。

薬を飲んでも眠れない時はチェックです

どうしても眠れない時に睡眠薬に頼るのは悪くありません。
お酒で寝るよりはずっとマシです。
しかし、薬の飲み方が悪かったり、生活習慣がまずかったりで、薬を飲んでも眠れないこともあるのです。

薬を飲んでも眠れないって人はチェックしてみてください。

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手洗いや確認をやめたら不安。でも悪化することはありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療は、自ら不安なことに直面してもらいます。
手洗いをやめてもらったり、確認をやめてもらったり。
強迫性障害に一番効果がある認知行動療法のやり方です。

そこでよくでる質問。
「強迫行為(手洗い、確認など)をしないってとても不安です。逆に悪くなったりおかしくなったりしませんか?」

不安がいくら強くなっても問題なし(最初は苦痛ですが)。むしろ今のままの方が不安定になる

はい、おかしくなりません。
苦痛はあるかもしれませんが、おかしくなることはありません。
その苦痛も治療を続けていくうちに減ってきます。
むしろ、強迫行為(手洗い、確認)を続けて行く方が、精神的に苦しくなってきます。

悪くなることもありません。
ただし強迫行為をやめると、一時的に強迫観念が増えることがあり「悪くなった」と感じるかもしれません。
強迫行為は麻薬と同じようなものと言われています。
麻薬を止めると一時的に「やりたい」って気持ちが強くなり、精神的に不安定になるのは想像できますよね。

ここを乗り越えられないと、あとで我慢していた分を取り返すかのようにもっと強迫行為が増えていきます。
繰り返していくと「やっぱり強迫行為を減らそうとしても無駄だ」と思うかもしれません。
かといって「麻薬をやめるとやりたい気持ちが出てきて不安定になる。だから麻薬をやっていいんだ」とはなりませんよね。

あとこちらの記事も参考にしてください。
「一回だけ」が確認強迫を悪化させる

最後までやり通せば、その不安にも慣れてきます。
そこまでやりきりましょう!

苦しくなったらこちらの記事も参考にしてください。
本当に良くなるの?強迫性障害の認知行動療法について

やり方に自信がない時は認知行動療法の専門家に相談

いくら不安なことをやっても、おかしくなることはありません。
やり通せば状態が悪化することもないです。
ただし中途半端にやったり、途中でやめると強迫行為をもっとやりたくなるかもしれません。

このためできるだけやり方には気を付けた方がよいです。
やり方に自信がない人は認知行動療法専門のカウンセラーのもとでやることをおすすめします。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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カウンセリングはライ○ップと同じ筋トレだ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつや不安の対処方法をカウンセリングではお話しています。
その時によくある質問がコレ。

「この対処法っていつまでやればよいのですか?以前はこんなこと気にしていなかったし」

困ったことがあったから対処法を学びにきた。
しかし、元気になったら良くなったらもうやらなくてもよいのでは?と疑問に思うようです。

質問の答えは「ずっとやりましょう」。
「え~!ずっとなんてやだなぁ。気が遠くなる・・・」と思いません?

まぁ、それも無理がありません。
面倒ですしね。でも必要なものは必要なんです。
そんな人はどう考えていけばよいかを書いてみました。

カウンセリングは筋トレ方法を学びに来ているのと一緒

想像してください。
あなたは暴飲、暴食、運動不足から、血液の値が悪くなりました。
健康のため、食事に気をつけて、運動をして、規則正しい生活をこころがけました。
そしたら血液の値も改善。

さて「血液の値が良くなったらから、暴飲、暴食して、運動しなくてよい」となります?
ならないですよね。

多くの人は体の健康を保つのはずっと健康を意識した行動が当然だと考えます。
健康食品、運動、美容、サプリメントを続ける人いますよね。
もちろん継続は難しいのですが、そこに異論を唱える人はいません。

しかし、心の健康についてはなぜか「ずっと意識して気をつけること」とすると抵抗感をもつのです。

心の健康も一緒。
どのような心持ち、行動をしていけば、元気でいられるか?
これを意識して生活することっておかしなことではありませんよね。

「だって心の対処法なんて昔はやらなくても元気だったし、周りの人もやっていない。この対処法をやっているうちは自分は病気のレッテルを張られているような気がする」って考える人もいます。

心の対処法を健康的な食生活と運動に置き換えてみましょう。
「健康的な食生活や運動をしなくても昔は元気だったし周りの人も暴飲暴食している人もいる。適度な食事と運動をやっているうちは病気のレッテルをはられているような気がする」。
おかしいと思いますよね。

カウンセリングで心の対処法を学ぶって、ジムのトレーナーが効果的な体の鍛え方を教えたり、栄養士がバランスの良い食事メニューを提案しているのと同じなんです。

話題のライ○ップと同じ。
もちろんリバウンドがないように気を付けますけど。
カウンセリングを病気への対処だけではなく、心の健康を維持するためのモノって考えてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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広場恐怖症の克服方法 パニック障害の治し方

浦和すずのきクリニックの鈴木です。

典型的なパニック障害では、パニック発作が起こることを恐れ、行けなくなる場所が出てきます。
バス、電車、会議室、レジ、美容室、映画館が代表例。

特定の場所を不安で避けるようになることを「広場恐怖症」と言います。
一般的な意味での「広場」が怖いわけじゃないですよ。
むしろパニックの人は狭くて逃げられない場所が怖いかと。

この広場恐怖症の克服方法をご紹介します。
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