カウンセラーのすべった話

臨床心理士の鈴木です。

仕事が終わった後、都内で認知行動療法の勉強会。
19時30分から始まり、2時間くらいかなとおもったら22時30分まで休憩なしでの勉強会となりました。

アメリカ人のカウンセリングセッションを見るものでしたが、目が悪い私が眼鏡を忘れてしまい・・・。
仕方ないので前の方に座り、にらみつけるように見ていました。

色々と参考になりましたが、私が一番印象に残ったこと。
カウンセリングセッションでウケ狙いの話がすべっていました。
有名なカウンセラーでもすべることがあるんだなぁ、とちょっと安心したような。

もちろん私もすべらないように気をつけますよ。
でもすべった話をしたらすみません・・・。

一応「最先端」の認知行動療法で中身は非常に充実していました。

カウンセリングにいらっしゃった方に今日の成果を還元できたらと思っています。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


渋くて、ゆるーい西浦和

臨床心理士の鈴木です。

先日、職員の送別会がありました。

送別会の場所は西浦和駅ロータリーにある「soba-ya 榛名 (ハルナ)」。

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お蕎麦屋さんを貸し切りです。

綺麗な蕎麦屋さんでした。

西浦和にお越しの方はランチによってみても良いかもしれません。

先日発売された「散歩の達人」という雑誌で大宮・浦和が特集されていました。
「渋くて、ゆるーいのが魅力」だそうです。
西浦和もちょっとだけ紹介されていましたが、情報量が少なすぎますね。
今度西浦和も特集組んでくれると良いですね。
もっと「渋くて、ゆるーい」と思います。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


ポジティブ思考という考え方

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングに来る多くの方が、これまでに色んな解決努力をされています。
一番多いのが自己啓発本です。

自己啓発本は多種多様にありますが、基本的には「ポジティブ思考にしよう」という趣旨のものが多いようですね。
ポジティブ思考を否定するわけではありませんが、調子が悪い時はそんな風には思えないものです。

もちろん「ポジティブに考えよう!」と思って、ポジティブになれたらそれで良いのですが・・・。
それが出来ないから困難が生じるはずなんですけどね。

そうするとポジティブになれない自分に落ち込むこともあります。
「またネガティブに考えてしまった」「もうこんなこと考えたくない」など。

「うつ」が良くなりかけていた人が再び「うつ」が来たときに、具体的な出来事で悩むというより「またうつになってしまった」と「うつになること自体に落ち込む」に似ているのかもしれませんね。

ポジティブに考えられない時にポジティブに考えようというのは、底なし沼で必死にもがき、さらにおぼれているようなもの。

そこから抜け出すのはポジティブに考えることでも、「うつにならないためにはどうしたら良いか」と考えることではないとしたらどう思いますか?

ポジティブ思考以外に八方塞で困っている状態から抜け出せる手段はたくさんあります。
そのためにはまず「プラスに考えなきゃいけない」という考え方から柔軟にする必要性があるかもしれませんね。

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急な坂とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

先日、勉強会があって県外に行ってきました。

時間があったのでホテルに荷物を置き、周囲を散策。

もともとあてもない散歩が好きではない私。

何を思ったか、たまには歩いてみようとウロウロしていると・・・急な坂が。

この坂は最近運動不足気味の私にとってはこたえました。

「つらいなぁ」「やっぱり散歩してもつらいだけだなぁ」なんて考え、急な坂を上っているとこんな建物が・・・

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「急な坂スタジオ」とそのまんまのネーミング。
しかし、インパクトはありますよね。
おしゃれな?デザインのロゴですし。
新しい発見とういうか、ちょっと力が抜けました。

「散歩が嫌だ」と思って散歩をしてなかったらこのスタジオには出会わなかったでしょう。
嫌だなぁと思って下を歩いているだけでは見つからなかったかもしれません。
たまには普段と違う行動をとってみると新しい刺激、出会い、発見があるかもしれない、とも言えるでしょう。
ちょっとカウンセリングでやっていることと似ているのかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


家族の相談について

臨床心理士の鈴木です。

Q&Aにも書いていますがよくある問い合わせ。

「(病気や症状がある)本人が来なくても、家族だけ相談に行っていいですか」

もちろん構いません。

相談機関によっては「本人が来なければ治療にならないので、家族だけ来ても意味がない」と言うことがあるそうです。

確かに本人が治療にくることは重要ですが、本人が拒否している場合はどうすればよいかとなります。
私は「どうしたら本人が相談にくるか、という相談」は重要だと思っていますので、遠慮なくご相談ください。
とりあえず家族がどうしたらよいか話し合っていきます。

また「カウンセラーってどんな人か」「カウンセリングってどんなことするのか」と不安なご家族もいらっしゃると思います。
そのような場合でもとりあえずご家族が私と会って、カウンセリングの必要性や「どんなことをするか」を話し合ったり、「カウンセラーがどんな人か」と偵察にきても構いません。

ご家族が安心していただくのも、カウンセリングの役割なのです。

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年末について

臨床心理士の鈴木です。

今年もあと一日となりましたね。

皆さんはどのような年末をお過ごしでしょうか?

私は一足早く実家に帰省し、すでに埼玉の自宅に戻っています。
イベント事にそれほどこだわりはありませんが、とりあえずは世の中の流れに合わせて年末年始にやることはやろうとしていますので、今年も最後までバタバタしそうです。

それでは皆様も良いお年をお迎えください。

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カビとカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

先日、今度は浦和すずのきクリニックでの忘年会がありました。

今回の忘年会もクジで商品があたるというイベントがありました。

しかも、一応参加者全てに景品があたるとのこと。

当たった景品はこちら。
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名前は「うるおいきのこ」
加湿器です。

加湿器で「きのこ」というとカビでも生えそうな気がして何とも言えないネーミング。

何に使おう・・・。
カウンセリングのお部屋に加湿器がないので使いたいところですが、明らかに部屋の雰囲気と合っていません。
仮に置いたらカウンセリングに来た人はこれをみてどう思うのでしょうか。
もう少し検討してみよう。

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ビンゴと苦悩

臨床心理士の鈴木です。

12月は忘年会シーズン。

先日、毎年恒例の浦和すずのきクリニックやその他の関連施設合同の忘年会が開かれました。

グループ全体ということもあり、参加者は数百人。

立食なのでいつも腰が痛くなります。

忘年会の目玉は何といってもビンゴ。
旅行券や電化製品など結構豪華賞品があります。
しかも今年は90人以上があたるのこと。
忘年会の様子はこちら。
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実は私、この忘年会でのビンゴで商品があたったことがありません。
以前からですがクジには弱い私。
期待と現実とのギャップが大きい時に人間の苦悩は生まれるのもの。
だから期待してはいけないと思いつつ、どこかで期待してしまう。
考えることはやめられない。
期待も不安もそれは同じと思い、ビンゴに臨みます。

今年こそは!と気合いがはいった結果が・・・
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やはり・・・。
来年がんばろう。

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今年最後の研修会講師してきました

臨床心理士の鈴木です。

今日、さいたま市桜区役所で、市役所、病院、施設職員、民生委員さん対象の研修会講師をしてきました。
ここ数ヶ月はシンボジウム資料や研修会のテキスト作りに追われていましたが、今年は最後の研修会。
研修の題名は「援助者自身のストレスマネジメント」
つまり対人援助の仕事をしている人自身のストレス対処について。

人を援助する側の人間もストレスを抱えているものです。
臨床心理士や精神科医であれば「悩みはないだろう」「あまり悩まないだろう」と思われがちです。
ところが援助職であっても同じ人間。
やっぱり悩むのですよ。
マイナス思考にもなるし、イライラもします。
それに囚われるかどうかが鍵となるのですが。

研修内容は「悩んだときの心の持ち方」「休みの日のすごし方」「対人関係のポイント」「眠れないときの対応」「息苦しい時の対応」「緊張したときの対応」。
名前こそ出しませんでしたが、ほとんどが行動療法的なやり方をお話しました。

13時30分からの開始ということもあるせいか、途中で寝てしまっている人も。
研修を受ける立場になったら受講態度に気をつけないとなぁと、研修をする立場になってよく思う。
「つまらないのかな」「わかりにくいかな」「起きて聞いてくれないかな」と頭をよぎりますが、眠くても起きてくれるような研修をしなくてはいけませんね。
その辺の対策をもっと考えておけば面白くなったかなぁ。
来年に活かそう。

受講者の数人から感想を聞きましたが、「初めて聞いたことばかりでした」と。
専門家でもメディアや一部の根拠のない理屈の影響を受けすぎているところがあるようで、メンタルヘルスについて正確な情報が入ってきていないのです。
ちょっとでも考え方が柔軟になっていくと新しい方向性が見えてくるものです。
これは専門家でも患者さんでも変わらないのかもしれませんね。

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社会不安障害と社会生活への影響

臨床心理士の鈴木です。

社会不安障害に関する外国でのあるデータ。

社会不安障害の人はそうでない人に比べて
・度重なる欠勤、遅刻
・度重なる解雇
・収入が低い傾向
・学歴が短くなる
というデータがあるそうです。

結構前のデータですし日本でこれが当てはまるかはわかりませんが、
社会不安障害があると学業や就労に大きな影響があることは確かだと思います。

「人からどう思われるか不安」「変だとおもわれているのでは」と悩んでいると
学校や職場にいったら苦痛になり、行かなくなるでしょう。
そうすれば、学校も退学ということになるかもしれません。
働いている人は欠勤が多くなるし休職を繰り返して解雇もされるかもしれません。
また症状があることによって働けないという方もいるかもしれません。
その結果収入も低くなるということもあるかもしれません。

さらにうつ病との関連も指摘されています。
確かにそれだけ悩んでいればうつにもなってしまってもおかしくありません。

その他にも別居率や離婚率も高くなるといったデータもあるらしいです。

どこまで正確なデータかはわかりませんが、いずれにしても社会生活に大きな影響を与えることは確かだと思います。
気の持ちようではどうにもなりません。
自己啓発本などを読み「自信をもとう」「プラスに考えよう」と自分に言い聞かせてもうまくいかないことも多いはずです。

治療法はありますので、精神科や認知行動療法を実施している機関に早めに行ってみましょう。

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