「 躁状態について 」一覧

季節の変わり目で落ち込みやすい人は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あたたかくなってきましたね。

良くも悪くも、気分の変動がみられる時期です。

冬に調子が悪くて、春に良くなるパターンの人もいますよね。

よく冬季うつ病なんて言われていることもあります。

ただ季節によって気分の変動がある人の何割かは双極性障害ではないかと言われています。

いわゆる「躁うつ病」というやつです。

もうすごく落ち込んだ、という時期と、ものすごく元気、という時期を繰り返します。

元気な時は躁状態と思わないことが多いです。

うつ状態の時に病院を受診するので「うつ病」と誤解されます。

抗うつ薬で急に「元気になりました~!」となっている時は実は躁状態であったりします。

躁状態の時に無理をしすぎて予定をつめこみすぎて疲れたり、対人関係でトラブルを起こしたりして、うつ状態になる、の繰り返しが良くあるパターンです。

躁状態の時の自分が「本来の自分」と誤解してしまっている人が多いです。

よくあるエピソードはこんな感じです。

・学生時代に自転車で日本一周いってきた
・眠らなくても平気な日が続いたことがある
・買い物で借金がふくらんだことがある
・あちこち仕事に手をつけて休日も仕事をしている
・ハイテンションになり、話し続けたら止まらない
・急に攻撃的な発言が増える
・浪費してしまう
・あれもこれもやろうとしてしまう
・頭の回転が早くなりすぎている
・色んな人にメールや電話をしてしまう

以上の症状があったからといって、躁状態とは限りません。

しかし、時期によって元気になったり、落ち込んだりを繰り返している人は、症状がなかったかチェックしてください。

気になったときは治療者に相談しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


あなたの病気はうつでないかも・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日から都内で認知療法・行動療法の学会が開かれています。

日本で認知行動療法をやっている医師や臨床心理士の多くが集まっています。

今週末は全国で認知行動療法の専門家が不足しているのでは。

さて今日話を聞いてきたことの一つが双極性障害。

躁うつ病といった方がピンとくる人もいますよね。

躁状態(元気になって浪費したり、寝ないで働いていたり、いろんなところに電話をかけたり、活動的になったり、急に海外行くっていいだしたり、ちょっとしたことでイライラして周囲と喧嘩したり)とうつ状態を繰り返す病気です。

元気になったと思い込んでいる時期に色々とやりすぎてうつ状態になるなどします。

うつといっておきながら、急に元気なって動き出したと思ったらまたうつになるって人いませんか?

うつ病と診断されてなかなか良くならない人、何度も再発を繰り返す人の何割かは双極性障害ではないかと言われています。

うつ病と診断されて抗うつ薬を飲んでいると悪化することがしばしば。

また躁状態の時を「以前の元気な状態が本来の自分」と誤解していることが多いのも特徴です。

うつ病の治療をして良くなった、と思っていたら躁状態でそのままでいると大抵悪化します。

しかもうつでも躁でもない状態が半分をしめるといわれているので治ったって思いこんでしまいます。

ですからうつ病と同じような治療をしていてはいけないのです。

元気になったり、うつになったりを繰り返している人は、そう状態のエピソードがなかったか振り返ってください。

もしあったとしたら主治医に相談してみましょう。

双極性障害の場合は薬物療法をやったうえで、認知行動療法も有効であるので自分でやれることがあれば・・・という人はカウンセリングを受けてください。

躁状態ってどんな状態?って思った人はこちらの記事も参考にしてください
・躁状態は注意
・躁状態のエピソード

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


躁状態のエピソード

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病だと思って、お薬を飲んでいても、なかなか良くならない人の一部に双極性障害(躁うつ病)の人がいます。

気分が落ち込んでいる時期と妙に元気になっている時期がある人です。

躁状態の時は調子が良いと思っているので、なかなか精神科受診に結びつかなかったり、主治医に対して「大分よくなりました」という報告をしてしまうことがあります。

双極性障害かなっと思った時は、生活史を振り返ってみるとそれらしいエピソードがあることがあります。

例えば
・学生時代に自転車で日本一周いってきた
・眠らなくても平気な日が続いたことがある
・買い物で借金がふくらんだことがある
・あちこち仕事に手をつけて休日も仕事をしている
・ハイテンションになり、話し続けたら止まらない
・急に攻撃的な発言が増える
など。

これらの症状があったからといって、双極性障害であるということではありません。

ただ、うつ病治療をしていてなかなか良くならない人で、当てはまる場合は一度主治医に相談してみてもよいかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


うつと思ったら躁状態かもしれません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病と診断されていたのに、なかなかよくならない人で双極性障害(躁うつ病)だった、という人を結構みます。

病院に行く時は落ち込んでいる時に来ますよね。

そして良くなったら病院にこなくなります。

当然ですよね。

しかし、ここが落とし穴。

良くなっていると感じられている時って、実は躁状態である可能性があるのです。

躁状態の時の自分が本来の自分と思いこんでいることが少なくありません。

躁状態の時に色々やりすぎたり、人間関係に支障をきたしたりしてうつ状態に陥り、「うつが再発しました」と言って病院を受診するかもしれません。

そうするといつまでたってもうつ病の治療になってしまい、双極性障害の治療を受けられないということがあります。

うつ病かと思っていたら双極性障害ということがあるかもしれません。

元気な時に、
活動が異常に多い、
浪費してしまう、
あれもこれもやろうとしてしまう、
頭の回転が早くなりすぎている、
色んな人にメールや電話をしてしまう、

などの症状がある人は医師に報告しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


躁状態の記録

臨床心理士の鈴木です。

うつとは逆の躁状態について、薬物療法以外でどんなことが普段からできるかについて。

躁状態については、もちろん本人・家族が知識を得ることが必要です。

その後、大事なのは生活リズムの見直しです。

睡眠・覚醒リズム、その日の気分の状態、どんな活動をしていたかなど。

これによって、自分の気分の波がどのようになっているか、どんな時に躁状態になりやすいか、どんな時にうつ状態になりやすいかがわかってきます。

本人はいたって元気で「うつは治った」と思っていても、周囲からすれば「活動のしすぎでは?」ということもあるので、家族や周囲の協力は必要です。

多くの「躁」がある本人は躁状態でいることが本来の自分と思いこみ、問題としないケースががあうので注意しなければなりません。

「うつ」状態の前にあった症状、例えば
・人よりも仕事を多くバリバリやっていた
・睡眠時間が少なくても平気だった
・様々なアイデアが浮かんで、自分自身にすごく自信をもっていた
・休まなくても平気と思っていた
など、自分の躁状態について理解しておくようにしてしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


躁状態は注意

臨床心理士の鈴木です。

うつ病かと思っていたら、よくよく聞いていくと「躁」状態が隠れている場合があります。
「双極性障害」というものです。

躁状態の症状としては
①気分が良すぎる、ハイになる、怒りっぽくなる、等が他人からいつもと違うといわれる
②自分が偉くなったように感じる
③いつもよりおしゃべりになる
④色々な考えが次々に浮かぶ
⑤注意がそれやすい
⑥活動性が高くなり、ひどい時はじっとしていられない
⑦後で困る結果となることに熱中(浪費、商売への投資など)

などがあります。

うつ状態が消えていったかと思えば躁状態になったりします。

その時に「もううつが治った」と思いこむことも少なくありません。
それどころか躁状態の時に「これが本来の自分なんだ」と勘違いしてしまったり。

注意深く過去を振り返っていかないと、見逃しやすいでしょう。

睡眠時間が少なくてもよいと感じたり、
いろんなアイデアが思い浮かんだり、
色んな人にメール、電話をしまくったり、
急に人に傲慢で失礼な態度をとったりしたことがある人は注意が必要です。

躁の症状がある場合はうつ病の治療とは違ってきます。

躁状態があると、治療も違ってきます。
気付いた時は治療者に相談してみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


躁状態への対処

臨床心理士の鈴木です。

報道などである政治家が「軽い躁(そう)状態」という記事がありました。

報道の内容が正確かはともかく「うつ病」と診断されていながら「躁状態」もあるということがあります。
いわゆる双極性障害(躁うつ病)です。

躁状態はそのような素因があったかもしれませんし、抗うつ薬によって引き起こされる可能性があります。
躁状態であれば、お薬の処方や原因となった薬を減らすなどの処置がとられます。
カウンセリングでは認知行動療法的な躁状態への対処の仕方を教えます。

実際にうつ病と診断されていながら、躁状態もあるのでは?と思うことも多いです。
診察の時間が少ないために見逃されていて、「うつ」の診断を受けいつまでも良くならないケースもあります。
そのような時は、どのような症状をどのように医師の報告すれば良いかをアドバイスもしています。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。