「 心理テストについて・実験 」一覧

ついつい買い物が多くなる心理

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ハロウィンですね。

お化けの仮装などやパーティなどをして楽しんでいる人もいますよね。

お化けは「死」と関連していますが、この日ばかりはそこに注意がいかない人も多いのでは?

「死」という言葉やニュースについてどう思いますか?

これについても心理学的なこんな実験結果があります。

「死」について考えたり死亡事故のニュースを見た後になると、お金を使いたくなったり、甘いものや好きなものをいつもよりたくさん食べたくなったりする、とのこと。

死の恐怖に直面すると我慢が効かなくなる、ということなのかなぁと。

ついつい買い物しちゃう人や、ついつい食べ過ぎてしまう人は、ニュースやドラマで死に関するものを見ていないか注意です。

無意識にニュースのあとのCMに流れているものを欲しくなったり、これまで我慢してきた食べ物を食べたくなったりするかもしれません。

だから何か我慢しているものがある時は、あまり悲しいニュースやドラマは見ないようにした方がよいかもしれません。

特に疲れている夜なんかは脳も疲れているのでさらに危ないかも。

気をつけましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


手抜きをしてしまう心理

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

週末になると小中学校で運動会をやっているところがありますね。

運動会シーズンのようです。

私の出身の青森の地元では、運動会は5~6月でした。(青森でも地域にもよるのかもしれませんが)。

10月はちょっと肌寒いということでしょうか。

以前はこの時期に運動会というのに違和感がありましたが、だんだん馴染んできました。

さて、運動会の代表的な競技と言えば綱引き。

「みんなで力を合わせてがんばろう!」
の代表的競技。

しかし、ここで人間のダーク?な部分が出てきやすいことがわかっています。

心理学の実験では・・・

「綱を引く人が多ければ多いほど、一人当たりの力が弱くなる」

という結果が出ています。

つまり、一人だと一生懸命やるのに、誰かと一緒にやろうとすると手抜きをしてしまうわけです。

実験では
・人数が多くなればなるほど、一人当たりの力の強さは弱くなる
・女性よりも男性の方がその傾向が強い
という結果でした。

これは「社会的手抜き」と言われています。

綱引きに限らず「みんなで何かをしよう」とすると、ついつい甘えが出てしまうのかもしれません。

こんなことを知ってしまうと綱引きを見る時に
「この人たちは、手抜きをしているんだ」
となってしまいそうなので、あまり考えないようにしましょう・・・。

十分な力を発揮したいと思った人はこちらの記事も参考にしてください
・冷静な判断をするには
・どのくらいの不安が最適?

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「倍返し」饅頭を買いたくなった

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

半沢直樹見てますか?

あまりドラマは見ない私ですが、流行っているので見ています。

そんな時「倍返し饅頭」という半沢直樹にちなんだ人気のお土産ある聞いたので、都内で仕事をしたついでにお店に寄ってみました。

そうしたら・・・

本日分は売り切れでした。

販売しても売り切れるらしく、売り切れのこのチラシをみんな立ち止まって見ていました。

ネットで買おうとしても来月になるみたいです。

こんな感じで売り切れてなかなか手に入らないと人間はもっと欲しくなるという心理が働きます。

「希少性の原理」というやつです。

「あとわずか!」
「限定〇〇個!」
「今日だけのお買い得商品」

っていうのも同じ原理です。

どんどん在庫を出して売っていくよりは、なかなか買えないと思わせた方が魅力が増しますからね。

私もこの原理に流されてしまいます。

買えないとなるとますます倍返し饅頭がほしくなるのです。

頭のどこかで
「食べたら普通の饅頭なんだろうなぁ」
って思ってはいるのですが・・・。

こういうチラシについつい影響受けてしまうなぁと思った人はこちらの記事も参考にしてください
・笑いは作られているのかも
・人は失いたくない気持ちが強い
・最初にポイントとプレゼントする理由
・人は中間の選択をしやすい

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人を信用させる文字は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

さて私の生まれ年について。

どっちだと思います?

A:昭和40年

B:昭和39年

直感でお考えください。

どうでしたか?

もしかしたらAと答えた人が多くなったかもしれません。

Aの方が文字として太いので見やすいですよね。

人は見やすいなぁと感じた方を信じやすい傾向があるのです。

あとコントラストをはっきりさせたり、カラーなら中間色より明るい赤や青にした方が信用されやすいと言われています。

私のブログのような文字の色は淡い感じなので、本当は良くないワケデス。

お仕事でのプレゼンや誰かに何かを文字で伝えたい時は、相手にとって見やすい文字で書いてみるとよいかもしれません。

ちなみに私の生まれ年はどちらも不正解ですので。

秘密の多いカウンセラーなんです。

今日から役に立つかも・・・しれない心理学実験記事はこちら・外見が良ければ選挙に当選する?
・人は中間の選択をしやすい
・思い込みが強い人
・冷静な判断をするには

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人は失いたくない気持ちが強い

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

洋服を買いに行くと
「これ新作なんですよ」
「人気なんですよ」
「ぴったりなサイズですよ」
と言ってくることよくありますよね。

う~ん、と渋っていると
「これ人気であと一点なんですよ」
「次にいつ入ってくるかわかりません」
と言ってきませんか?

お決まりのパターンですよね。

どうしてみんな同じことばかり言うのだろう。

売ることばかり考えているようにしか思えないんですよね。

この会話のパターンは
「希少性の原理(手に入りにくいものほど魅力が上がる)」か
「損失回避」という人の特性を利用した会話になっています。

人は利益を得るよりも損失を回避したいという心理的な傾向があります。

「人気」「ぴったり」
という利益を得るより
「売り切れそう」
と買うチャンスを逃してしまう損失の価値を高くみるのです。

洋服屋さんのお決まりのパターンなので、こういう接客をされるとがっかりしちゃいます。

ただこの理屈を利用する手もあります。

「これをすると月に1000円節約できるよ」
というより
「これをしないと月に1000円取られ続けるよ」
と言った方が、相手は動いてくれるかもしれません。

説得の心理テクニックとして使えるわけです。

使い方によっては役に立つ原理なので使ってみてください。

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失敗したら許してあげましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

運動を毎日する、不安なことに挑戦するなど嫌だなぁと思うことに挑戦して失敗した場合。

「こんなんじゃだめだ。なんて自分はダメなやつなんだ。もっとちゃんとやらなきゃだめじゃないか」
と自分に厳しくします?

それとも
「まぁ、仕方ないか。こういう時もあるさ」
と、失敗した自分を許してあげます?

どっちの方が「次はちゃんとやろう」と考え行動すると思いますか?

心理学の実験では失敗した自分を許した方がやる気を起こさせ、次にちゃんと行動する結果となっています。

自分に厳しくした方が良いように見えますが、確率論的には逆であるということ。

どうやら自分を許してあげた方が罪悪感が少ないので失敗したという事実を認めやすく、なぜ失敗したかを考えやすくなることにより、次の成功につながりやすい、ということらしいのです。

特に自分を責めたあとに
「自分は最低なやつだ」
とやけになってしまうタイプは自分を許すことでうまくいくみたいですね。

だから自分にも他人にも
「ダメなやつだ。反省しろ~」
と責めるのは逆効果になるということ。

反省するにもまずは他人にも自分にも受けれいれてもらってからがいいですよね。

思い当たるふしがある人も多いのでは?

ただし、許してばかりいてず~っと失敗している人は注意してくださいね。

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スマホ依存のテスト

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は夏休み中の携帯電話へのメールがゼロ(迷惑メール以外)。

電話での会話もゼロ。

そもそもスマホをもっているのを忘れてしまう。

夏休み中に限りませんけどね。

よっぽどさみしい奴だと思われそうですが・・・。

用事があるときは会って話すのが好きなのです。

また夏休みはネットから離れた生活をするのもいいものです。

スマホを買ってもあまり使うことがない私ですが、世の中は「スマホ依存」が注目されていますよね。

どれほど自分がネットに依存しているか?の簡単なテストができるサイトがありますのでご紹介します。

ネット依存テストがあるサイトはこちら(久里浜医療センターのサイトにいきます)

私は当然のことながら全く問題ありませんでした。

みなさんはいかがでしたか?

ネットによって実際の対人関係が希薄になったり、生活リズムが崩れたりしていると問題です。

依存度が強い人は、夏休み中だけでもスマホをやめてみませんか?

だいたいの人は数日で慣れると思います。

あんまり年寄りくさいこと言いたくないところですが・・・ネットのつながりも大事ですが、リアルな人間関係のつながりを構築することの方が大事ですよ。

だからこのブログを見るのもほどほどに、となってしまいますが・・・。

そんな人は夏休みが終わってからまた見てください!

ネットを離れてみようかな・・・と思った人は離れる前にこちらの記事も参考にしてください
不安を克服するプチ練習
メールはすれ違いやすい

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外見が良ければ選挙に当選する?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

選挙の公示がありましたね。

選挙ポスターがいたるところに貼ってあります。

ポスターってきちんと見たことあります?

なんとなく
「こんな感じの人かぁ」
程度しか感じていないのではありませんか?

しかし、政治家にとって写真って大事なのです。

外見が魅力的な候補者は票を集めやすいから。

もう何十年も前に心理学の調査や実験で確かめられています。

これは外見が良いと、頭も良いし、親切だし、誠実だしって勝手に他のところも良い!と錯覚してしまう傾向が人にはある、というものです。

ハロー効果って言います。

逆に嫌なところがあると他もダメと判断しやすい傾向も同じように言います(一つ嫌いところがあると全部イヤ!)。

「いや、自分は外見で決めて判断していないよ。きちんと中身を見たり聞いたりして判断してるよ」
と思ったあなた。

心理学の実験に参加してハロー効果の影響を確実に受けた人達は
「外見に影響は受けていない」
と判断しています。

つまり、無意識に錯覚を起しているので気付かないのです。

まぁ、当選している人たち全部が外見が魅力的か?っていうつっこみも出てきそうですが。

選挙はいろんな要因がからみますから、外見が良けりゃいいとはなりませんが、外見は重要な要素なので結構力をいれているハズです。

でも・・・無理に笑顔を作っている選挙ポスターをみると「気持ち悪い・・・」と思ってしまう私。

もうちょっと、自然な笑顔の方がいいと思うんですけど。

これも「ハロー効果」の影響を受けるかもしれないので、そこを頭にいれてきちんと中身を吟味しないといけませんね。

みなさんも選挙ポスターをみたらどんな印象をもったかを頭の中にいれておくと、あとで影響受けているかもしれない、って振り返られるかもしれませんよ。

「最初はいい人だったのに・・・」と他人によく感じてしまう人は、こちらの記事も参考にしてください
一目ぼれは危ないかも
ストイックなイメージの芸能人は浮気しない?

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投票率を上げる心理学

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、さいたま市長選挙がありました。

投票率が30%台と少し低いようでした。

こういうことがあるとどうやったら投票率を上げることができるのか、と話題にあがります。

これで
「みんな選挙にいかないなんてダメだ。市民意識が弱い」
と、市民を責めてはいけません。

「みんな選挙に行っていない」
とわかると
「みんないっていないんだからいかなくていいんだ」
と考えやすい心理的な傾向があり、もっと投票にいかなくなります

心理学の実験では
「あなたは投票を通じて政治に参加する、平均より意識の高い市民ですよ」
とレッテルをはってあげると、実際に投票に行く確率が高くなるという研究結果がありました。

これはラベリング・テクニックといって、「あなたは〇〇な人なんですよ」というと、その通りになる傾向があるというやつです。

この原理を応用すれば、さいたま市の投票率を上げたいと思ったら
「さいたま市民は市民意識が高いから、みんな選挙にいってるんですよ~」
と宣伝すれば投票率が上がるということになります。

これを日常生活に応用するとすれば、家事を手伝ってくれない夫や子どもに
「あまり家事を手伝ってくれない人だよね。言わなきゃやってくれないの?」
というより
「何も言わなくても家事をよく手伝おうと努力してくれているよね」

あと、心の病気を治そうとしている家族に
「全く努力してないよね」
というより、
「少しでも良くなろうとして動き出そうとしてるんだよね」
と「繰り返し」やっていると、少しずつ変わってくる・・・かもしれせん。

どちらにしろ、相手を責めるよりはいい結果になるんじゃないかなぁと思います。

言葉は伝わっていくものですからね。

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人は中間の選択をしやすい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

いきなり質問。

レストランに入ってワインを注文しようかなと思いました。

そしたら3つのグラスワインが。

Aワイン:200円

Bワイン:600円

Cワイン:1000円

どれを選びますか?

ワインは飲まない!って人は、ジュースでも車とかの物(ゼロを適当に増やして)でもかまいません。

どうでした?

心理学の実験ではBが選ばれやすい、と言われています。

選択肢が3つあると中間を選びやすくなるのです。

600円という選択肢があった時は200円のワインを「質が悪い」と思い込む。

1000円だと「ちょっと高いなぁ~」と考える。

「う~ん、じゃぁ600円のやつにしようか」となるのです。

2つの選択肢だと安い方を選びやすくなります。

2つの選択肢より、3つ選択肢があると真ん中の商品が魅力的に見えてきて、売り上げが上がるという実験結果があるのです。

ワインでも車でも電化製品でもサービスでもそうですが、何種類かそろえているやつありますよね。

そういうのをみると企業側は一番何を売ろうとしているのか、意図がわかりやすくなります。

一番安い・高い、を外した商品を選ばせたいのです。

これは「おとり戦略」と言われていて、心理学のテクニックを応用したものですが、日常的に企業は使っています。

わざと「売れたらラッキー」程度の高めのグレードの商品をつくるのです。

多分チラシや商品のパンフレットなどをみると結構使われていることがわかります。

そんな風に見ていくと別の視点から物事をみられるようになっていくのかもしれません。

企業はこんな心理テクニックも使っている!という記事
最初にポイントをプレゼントする理由
洋服を買わせた後に、小物をすすめる理由
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