浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
以前からあったよくある質問なのですが、最近も多くなってきたので書きます。
「子どもの強迫性障害にも行動療法有効ですか?」
ということ。
結論から言いますと・・・有効です!
世界中の研究結果からも明らかですし、実際に私も良くなっていく子はたくさん見てきましたし。
しかし、医療関係者の間でもこのことを知らない人も多いようです。
「子どもの強迫性障害に行動療法はできないよ」
と、間違った情報をお医者さんからも言われることもあります(もしかしたらそのように言われることが多いかもしれません)。
行動療法専門のお医者さんってあまりいないので正確な情報が行き届いていないのかもしれません。
それでお薬のみの治療になってしまう。
もちろんそれで良くなっているのであればいいのですが。
薬で良くなっていない人ってたくさんいます。
だから子どもにも行動療法をおすすめしています。
症状がひどくなり、日常生活に支障をきたす前に治療していきましょう。
ただし大人と同様、子どもの行動療法も本人の「良くなりたい」というモチベーションが必要となります。
ご両親が嫌がっているのを無理矢理病院に連れてきて「行動療法やってください」ではうまくいかないことが多いのでご注意ください。
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