「 パニック障害 」一覧

パニックだけど飛行機に乗った!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害のカウンセリングを受けた人からご感想をもらいました。
乗り物も狭い場所もダメで、自宅にいてもパニック発作が起こっていた方が、海外旅行にいけるまでなったとのこと。

「飛行機はこわかったけれど、それ以上に旅行が楽しかった。また行きたい」だそうです。

トラブルもありました。
「時間になってもなかなか飛行機が飛ばなくてまたされました。でも飛んだら大丈夫でした」
飛行機って乗る前が一番怖いんですよ。やり方を間違えなければ乗ってしまえば大丈夫になります。
予期していないトラブルがあっても大丈夫ってのは強いです。

飛行機にのれる自信があったわけではありません。
直前まで不安でしょうがなかったそうです。
やったら不安だけどまた行ってみたいとなりました。

「自信がついたら飛行機のろう!」なんて思ってはダメ。
「自信をつけるために飛行機にのる!」が大切なのがわかります。

飛行機って乗らなくても、一生やっていけます。
でもパニック発作をおそれて飛行機のらないって人は挑戦した方がよいです。
特に海外にいきたい!とか、沖縄に行きたい!とかそういう人は。
生活が楽しくなりますよ。

海外なんてとんでもない!って思うかもしれません。
しかし、海外旅行は飛行機に乗ってしまえばあきらめるしかないので、空の上にいってしまえば大丈夫なもの。
7~8時間も不安でいられることはできません。
余計なことをしなければね。

ここ数年、パニック障害の方でカウンセリングを受けて海外にいってきた、って人を何人も見てきました。
しかも、結構遠いところが多いです。
北欧、アメリカ大陸、東南アジアとか。
きちんと練習していけばやれるんです。
パニック障害で悩んでいる人はそういう人の仲間入りをしてみません?
そしてこのゴールデンウィークは無理でも、夏休みか冬休みあたり海外行ってみませんか?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


なぜ「パニック発作が出たら電車をおりればいいや」はダメなのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人が怖いものの典型が電車。
不安が強くなる乗り方があります。
それは「我慢してどうしても怖くなったら電車を降りる」。

我慢して途中で降りてしまうと「やっぱり降りないと楽にならない」と考えてしまうから。
パニック発作は何もしなくても100%収まります。
降りてしまうとそれを体で学習できません。
もちろん、この後でどんどん電車に挑戦していって克服できているなら構いません。
しかし、かなりの人が「すぐに降りられる普通電車にしか乗れなくなった」となります。
途中で降りると電車への不安が増してしまうのです。

快速電車に乗れないけれど、それで生活に困らないって人もいます。
だから避け続けている。
問題なのは、快速電車に乗れないことではありません。
パニック発作の怖さを克服できていないことが問題。
時々「パニック障害を克服しました!」って人の話をネットで見ます。
「快速電車は避けている」「頓服薬が手放せない」など、どう考えても克服したわけではなく、回避していて症状がでないため、安定しているパターンの人がほとんどです。

電車を克服するには、少なくとも目的のところまでは行くことが大事。
小さいステップから始めてもいいので。
5駅先まで乗る目標を決めたら、そこまでは絶対にやる。
どんだけ苦しくても途中で降りてはいけません。
練習のポイントをつかんでやらないと、回避をしながらパニックを恐れ続けることになってしまいます。
可能であれば十分に長い時間かけて自然に平気になるまでの乗るチャレンジをしてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


パニック障害になったら1000円カットは行くな!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人は美容室が苦手であり続ける人が多いです。
なぜ苦手なままなのか?
「髪はずっと自分で切ってる」って人は、ずっと不安なことから逃げているので、それは不安のままです。
でも美容室にいっているのに不安なままって人もいますよね。
それは、美容室に行こうとしたとき、行ったときの対処方法がまずいのです。

パニック予防がパニック障害を長引かせる

あなたが美容室に行く前、行っている時にパニック発作が怖くて、予防していることはありませんか?
それがいつまでもパニック障害を克服できない理由の一つになっています。

よくやってしまう、マズイ予防例を挙げてみます

1000円カットにいく
10分で終わるからって理由で行ってしまう。
普通の美容室にいけなくなります。

頓服使用
行く前に使用して安心します。
しかし次第に「頓服がなきゃ不安」になります。

カラーやパーマを避ける
「時間がかかるから」って理由が多いようです。

安心グッズをそばに置いておく
水や薬を近くに置いて安心しますが、「ないと不安」となってしまいます。

共通していることがあります。
動悸、息苦しさ、目まいが起こらないようにしよう、起こってもすぐに逃げられるようにしよう、って考えていること。
パニック障害の治療は、症状があっても対処できるようになることです。
動悸や息苦しさを起こさないようにしていては、いつまでも克服できません。
例えある程度よくなったとしても、調子に左右されてしまいます。
予防することはやめて、症状の対処法を実践する良い機会ととらえましょう。

対処法がわからない場合はご相談くださいね。

1000円カットを好きで行っている人はどうするか?って疑問に思ったら。
パニックが治ってからいきましょう。
1000円カットが悪いわけではないので。

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映画館でパニック発作が起こるのが怖い―小さいステップから克服していく方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人は映画館が苦手であることが多いです。
閉じ込められた空間だから。

「別に映画館にいかないだけだからいいや」ですめば良いのですが、そういう人はきっと映画館以外も怖いままのハズ。
避けている場面があるってことは、よくなっていないということ。
だから映画館が苦手であれば、映画館に行けるようにしましょう。

混んでいる時に逃げられない真ん中の席で映画を見られます?
パニックの人が映画館でやってしまうのは、いつでも逃げられる場所を座席にしてしまうこと。
後ろの端、出入口に近い場所が典型例。
映画館が怖い人が一番最初に挑戦する時はそれでもよいかもしれません。
しかし、パニックを克服したいならば、それだけではダメ。
きちんと真ん中のすぐには逃げ出せない席に座れるようになりましょう。

また混んでいる時も避けがちですよね。

いきなり混んでいる時間に真ん中の席に挑戦しても構いません。
それは勇気が出ない!って方は次の順番でやっていってはいかがでしょうか。

①空いている時間帯に、端の席で映画をみる。
②空いている時に真ん中の席で見る。
③混んでいる時間帯に真ん中の席で見る。

この練習をする時は、不安でも途中で逃げ出すことを絶対やってはいけません。
逃げると不安はもっと強くなります。
「逃げなきゃ、あの状況はダメだったに違いない」ってなります。
どんな低いハードルでも良いので、最後までやり通しましょう。

また出来れば短期間のうちにやってしまいましょう。
2週間の間に何度もいくとか。
何度も練習しないとなかなか不安に慣れません。

怖い場面を避けない、飽きるくらいまで何度も練習するのがコツです。

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パニック障害の方、手ぶらで外出できます?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害で長い間悩んでいる人が、外出する時によく持ち歩いているものがあります。
・スマホ(発作になった時に連絡が取れなくなると困るから、サイトをみてごまかすため)
・水(不安になったら水を飲んでごまかすから)
・フリスク・ガム・アメ(水と同じ)
・頓服薬
・音楽プレーヤー(気をそらすため)

これらを持って外出しないと不安って人はなかなか改善していきません。

「持ち歩いていてちょっと安定したよ。それなら良いのでは?」と思いませんでした?
「いざという時のお守り」って理由をつけて。
これが落とし穴。
最初に苦手な場面に挑戦するときは有効であることがありますし、ある程度改善するかもしれません。
しかし、そのままだと苦手意識は残ったまま。
パニックへの恐怖は改善できていないハズです。
そうするとちょっとしたことで不安になり、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

このため持ち歩かないで不安場面に直面する練習をしていくことが必要です。

「スマホとか水とかフツウに持ち歩きたいけど・・・ずっとダメなの?」と質問されることが良くあります。
これについては、このように自分に問いかけてください。
「スマホや水を持たないで外出したらどうなりそうですか?」

この質問の答えが
「暇だ」「のどが渇くなぁ」くらいだったら、あなたは持ち歩いてもOKです。

「不安で仕方がない」「発作が起こって対処のしようがない」「忘れたら帰宅してしまう」って方は、持ち歩かない練習が必要です。

持ち歩くのがダメなのではなく、持ち歩かないと外出できないことがダメなんだ、と覚えてください。

安心道具を持たなければ外出できないっていうのは、よくなっていない証拠。
パニックにとらわれない生活をしたいならば、手ぶらでも外出できるようになりましょう。

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パニック障害を治したかったらカフェインをとれ!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今年もバレンタインデーがやってきますが、チョコはすきですか?
チョコレートが怖くて食べられない人もいます。
特にパニック障害の人で怖い!って人いませんか?
カフェインが入っているから、の理由で。

カフェインがパニック発作を起こす引き金になりやすいと言われています。
医療機関でもカフェインの接種は控えましょう、って言われることが多いでしょう。
あと、パニック障害じゃなくてもカフェインをとったら「気が狂うのでは?」と考え不安な人もいます。

でも、チョコレートに限らずコーヒーや緑茶、コーラとかカフェインがはいっているものをずっと飲んではいけないの?って思いません?
どうしてもチョコ食べたい!コーヒーが好きだから飲みたい!って人はどうすれば良いのでしょうか?

そもそもカフェインを回避していて良くなってます?

過度にカフェインを恐れている人って、あまりパニック障害が良くなっていない人が多い印象です。
いつも体調をチェックしている傾向があります。
常に「パニック発作が起こったらどうしよう」と考えて、身体の変化に敏感。
空気のよどみがあったり、動いて心臓がドキドキしただけで「これは発作につながる」って考える人もいます。

こんな人はカフェインが入っていると気付いただけでドキドキしてきて「これはカフェインを飲んだからだ!」となりません?
どちらかというとカフェインで引き起こされたというより、「カフェインがはいった」という考えて自分でどんどん不安を大きくさせていくパターン。

パニック発作を過度に恐れて身体の変化に敏感になっているうちは、なかなか治りません。
「発作を起こさないようにしよう」って考えれば考えるほど、意識が体に向いて不安は強くなるから。
悪循環なんです。
発作が起こっていなくても常に「発作が起こらないように気をつけよう」と意識が向いていきますしね。

発作を避けるような生活になっていませんか?
カフェインを避ける、電車を避ける、人ごみを避ける、誰もいないところを避ける。
頓服薬を忘れるとパニックになり、水やスマートフォンを持ち歩かないと不安。
仮に発作が起こらなくてもこのような生活でパニック障害が良くなったといえるでしょうか?
そんなことはないハズです。

発作を恐れる生活から抜け出しましょう!

ワザとカフェインをとることでパニック発作が良くなる!?

ではどうすれば良いか?
発作自体に慣れていくと、発作を怖がらなくなります。
そもそもパニック発作は不快ですが危険なものではありませんし。
何もしなくても必ず収まります。

どうやって?
発作を自ら起そうと努力して、発作が起こってもなんとなかなる体験をしていくのです。
不安はあるし不快だけれどなんとかできる経験を重ねます。
そうすると発作をあまり怖がらなくなり自由に生活できるようになります。

認知行動療法というパニック障害に効果が認められている方法の一つのやり方です。

この理屈からいくとカフェインをとると「不安」って人はどんどんカフェインをとってもらうことになります。
不安なことをどんどんして慣れていくことでパニック障害が良くなるから。
ですからコーヒーやチョコレートなど不安で避けていたものをどんどん飲み食いしてもらうことが多いです。

まぁ、実際のところはカフェインを避けるのをやめよう!何が起こってもいいや!って覚悟で挑戦してみると、何も起こらないことの方が多いのですが。

カフェインを恐れてチョコを避けてきた人は挑戦していくとよいです。
一人でやるとうまくいかないって人はご相談くださいね。
何でも避けていた生活から、自分が望む生活にしていきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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パニック発作では死なないのがわかっていても不安な人は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

突然の動悸、息苦しさなどパニック発作で死ぬことはありません。
以前、某テレビ番組でパニック発作で死ぬことがある、と放送していましたが間違いです。
情報はあふれていますが、信用できるメディアであってもウソが多いので気をつけましょう。

パニック発作は死なないとわかっていても怖い
さて、死ぬことはないパニック発作ですが、それがアタマでわかっていても不安なもの。
死ぬことはないから「不安な場所にいっても平気です!」ってことにはなりません。
「そうはいっても不安なものは不安なんです」となります。
不安ってアタマで納得させようとしても難しいのです。
理由の一つは怖い記憶は消去できないから。
記憶を消すことって普通にはできません。
だから納得させようとしても、記憶で怖い!って覚えているから無理なんです。
しかし、記憶は消去はできなくても上書き保存はできます。
発作はあっても大丈夫、と上書き保存しましょう。
上書き保存するためには怖い体験をしたのと同様、「発作があっても大丈夫だった」と実際に体験する必要があります。

パニック発作は「体」で対処ができることを学ぶ
ジェットコースターをイメージしてもらえると良いでしょう。
ジェットコースターでいくら不安になっても死ぬことはありません。
それがわかっていても怖いものです。
克服するためにはどうしたらよいか?
当然ジェットコースターに実際に乗らなきゃダメですよね。
「死なないから大丈夫」って思い込もうとしているだけではダメです。
体で慣れていくと良いですよね。
慣れていくと「まぁ、大丈夫だろう」と無理に思い込もうとしなくても自然に思えるようになります。

あと乗っている時に、目を閉じて刺激をいれないようにしていたら、いつまで経ってもジェットコースターに慣れないのは想像できますよね。
きちんと目をあけて何度も乗って行けば慣れてくるものです。
慣れるためにはやり方を間違えないようにしましょう。

パニック発作になっても大丈夫なことをアタマではなく「体」で経験することが大事。
習うより慣れろ!考えるより行動!です。

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パニック障害のためのCT・MRIを克服するポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックの人がCT・MRIを克服するにはコツがいる
CTやMRIが怖くて、検査が受けられない。
パニック障害の人が多いでしょう。

あの狭い場所でパニックになったらどうしよう・・・。
そんな風に考えてCTやMRIを回避します。

避けていても通常は生活に困らないかもしれませんが、本当に検査が必要な時に困ります。
克服しておいた方がよいです。

パニック障害の人がCTやMRIを克服するポイントについて抑えておきましょう。

CTはどのあたりが怖いと感じるのか?
先日、私もCTをとりました。
レントゲンと一緒にとれるみたいです。

「特に狭いところが怖いとかないですか?」と聞かれました。
怖くないことを告げると、身体を固定して検査が開始です。
しばらく経って思ったこと。
・・・いつ終わるんだ?
何も説明がなかったので不安に。
どれくらいかかるか事前に説明してくれるといいのに。

ここまで読んで、パニックの人は怖くなったでしょう。
まず狭いところで体を固定されることが不安ですよね。
動けないことでパニックになることへの恐れが強まります。

それと病院によって違うと思いますが、私はどれくらいで検査が終わるか知らされませんでした。
どれくらいで終わるか予想がつかないところも不安要素でしょう。

どのようにして克服していけばよいのか?
CTやMRIは克服しようにも、普段練習できません。
基本的にはぶっつけ本番です。

しかし、パニック障害の人でCTが怖い人は日常生活でも怖いところがあるハズです。
電車とか車とか人ごみとか狭くて暗い場所とか。
そこを挑戦していき、ある程度自信がついてきたら挑戦すると良いでしょう。

それと「ドキドキ・息苦しさがあっても大丈夫」を目指すことが必要です。
パニック発作が起こってはいけないと考えているうちは、いつまでたっても克服できません。
「パニック発作が起こらないようにする」のではなく「起こってもやり過ごせるようになる」ことがポイントです。
これができるようになるには、専門家の元でないとちょっと難しいかも。

CTやMRIの本番はやり通しましょう。
途中で逃げ出すともっと怖くなります。

きちんと練習し、勇気をだして挑戦すればだいたい検査は受けられるようになります。
やれるところから挑戦していきましょう。

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病院が近くにないと不安 パニックの人の年末年始の過ごし方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

年末年始のような大型連休は病院が休みになるところが多いです。
ちなみにうちのクリニックの平成26年度休みは12月30~1月4日まで。
パニック障害の人は怖くなっていませんか?

「病院が休みになるから体調が悪くなったらどうしよう」って。
そんな人は病院がない場所を恐れて遠出をしません
仮に遠出するにしても病院をチェックしてからいきます。
病院依存です。

そのようになっている人はパニックが良くなっていません。
きちんと治っていなくてもいいやって人以外は病院がない場所でも大丈夫になるようにしていきましょう。

まずは症状がでても大丈夫と思えるようになっていく練習が必要です。
薬を服用する以外の対処を知らない人は是非覚えておいてほしいところです。

その後は行きたいところに自由にいってみましょう。
病院があるかどうかなど安心探しをやめるのがコツです。

「この人がいるから安心」「薬をもっているから安心」「いざとなればすぐに帰ることができるから安心」とか。
安心探しをしていることは、それがないとダメということ。
不安場面に挑戦しても克服できない要因となり、症状を悪化させます。

病院のない離島なんか行くのはどうですかね。
パニック障害限定の離島ツアーなんかあったらとっても治療的かも。
飛行機のって、病院のないところで合宿とか。
そんな企画ないかなぁ。

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逃げられない場所が苦手!パニックになったら気をつけること

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人で混んでいる場所、逃げられない場所が怖いって人はクリスマスや正月などのイベントは大変です。
混んでいるとこばかりですからね。
逆にいえば治すチャンスでもあります。

今回は混んでいる場所に行った時どうすればよいのか?どんなことに気をつければよいのか?について。

先日、一度見てみたかったプロジェクションマッピングを見てきました。
たまたま抽選であたったため見られました。
私がやるとあたらないでいつも抽選は他人にやってもらいます。

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日曜日であったこともあり、ものすごい人です。
座って見られる席にすわると、もう終わるまで出られません。

パニックの人は怖くありません?
人ごみ、ドキドキ、締め付けられる感じ、息苦しさ、逃げたくても逃げられない状況。
恐怖から逃げることばかり考えてしまう。
せっかくのプロジェクションマッピングに集中できません。

このような時は下手に不安を下げようとしてはいけません。
不安を下げることばかり考えると、体の嫌な感覚に注意が向きやすくなります。
そうするともっと不安は強くなるのです。

どうすればよいか?
体の嫌な感覚はとりあえずほっときましょう。
気が狂うことも、おかしくなることも、死ぬことも、コントロールできなくなることもありません。
そうしていくうちに嫌な感覚に慣れてきます。
何回か練習は必要ですが。

そして今起こっていることに注意を向けていきましょう。
プロジェクションマッピングなら、どんな映像なのか、どんな音がするのか、空気の冷たさ・暖かさは、などに細かく注意を向けていきます。よ~く、こまか~く、見たり、聞いたり、感じたりしてみてください。
嫌な感覚から気をそらすことが目的ではありません。
嫌な感覚がありながらも、ほかの感覚を感じとろうとすることが大事。
だから100%集中しなくても大丈夫だとしてみましょう。

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