浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害になると、目まい、息苦しさ、動悸など、体にいろんな症状が出ます。
その症状に対して、「倒れちゃう!」「死んじゃうかも!」と考えて、どんどん不安になっていくのです。
実際のところはそんなことないのですが、パニックになるとこのような考え方をしちゃうんですよ。
今回は、この考え方をどうしていけばよいか?について書いていきます。
埼玉県さいたま市にある浦和すずのきクリニック(精神科・心療内科)のカウンセラー(臨床心理士)がうつ病、パニック障害、社会不安障害、強迫性障害、摂食障害(過食症)、認知行動療法の情報と日々の活動を書きます
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害になると、目まい、息苦しさ、動悸など、体にいろんな症状が出ます。
その症状に対して、「倒れちゃう!」「死んじゃうかも!」と考えて、どんどん不安になっていくのです。
実際のところはそんなことないのですが、パニックになるとこのような考え方をしちゃうんですよ。
今回は、この考え方をどうしていけばよいか?について書いていきます。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害で電車に乗れない場合、克服するためには電車に乗る練習が必要となります。
その時に気をつけるべき点の一つが
「不安になっても絶対に途中で電車を降りてはいけない」こと。
「苦しくなったら電車を降りればいいや」と思っていませんか?
実はそのような考え方でやっているとなかなかうまくいかのいのです。
今回は、パニック障害の人が電車を途中で降りてはいけない理由と対策について説明します。
電車に限らず、高速道路や美容院など他の場所に挑戦する時にも大事な考え方なので覚えておきましょう。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人はパニック発作が起こります。
動悸、目まい、息苦しさなどが典型例です。
最初は発作があると「死ぬのでは」とは思っていた人も、ネットで調べるなどしてパニック発作では死なないことを知っている人は多くなりました。
パニック発作はほっとくと100%おさまります。
それでもパニック発作を怖がり、よくなっていない人はいませんか?
「死なないのはわかっているけれど怖い」というのが本音でしょう。
今回は、頭では大丈夫なのはわかっているけれど怖いって人はどうすればよいかについて説明します。
実践することでパニック障害がぐっとよくなるので参考にしてください。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害はポピュラーな病気です。
自分はパニック障害なの?って思ったら病院に行けばよいのですが、とりあえずセルフチェックしたい!人もいますよね。
そんな人のために、パニック障害の診断基準について書いておきますので、参考にして下さい。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
突然の動機、息苦しさ、目まいなどパニック発作で悩むのがパニック障害。
パニック障害の原因についてはネットなどでも書かれています。
でも、いろいろありすぎて「どれがホントのことなの?」って思ったことありませんか?
今回は、以外と知られていないパニック障害の原因と悪化要因について紹介します。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人が苦手としている場面の一つが飛行機です。
飛行機の中でパニックになるのを恐れます。
海外旅行が好きな人なんかは困りますよね。
好きなことできないのはつらいものです。
飛行機に乗ることになると「パニック発作を起こさないためにはどうしらよいか?」を考えがち。
しかし、こういうこと考えている人はパニックを克服できません。
それはなぜか?
飛行機に乗ることができるようになるためにはどうしたらよいのか?について書いていきます。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害は不安なことに挑戦していくことで治ってきます。
電車が怖かったら電車に乗るとか。
ここでよく聞かれる疑問。
「不安なことをやったら余計悪くならないのですか?」
今回はこの疑問に答えていきます。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人は予期不安があります。
予期不安とは「パニック発作が起こるのではないか」という不安です。
電車に乗ろうとすると「電車で発作が起こったらどうしよう」とか。
人によっては「電車に乗ってしまえば大丈夫だけど、乗る前が怖い」っていう人もいるくらい予期不安は強力です。
予期不安はパニック障害を克服していけばあまり考えなくなります。
まずは不安なことに挑戦していき結果として予期不安も少なくなると考えましょう。
ただ人によっては予期不安をわざわざ強くするようなことをやっています。
これはやめておきましょう。
代表的なものが「事前に対処法を考えるすぎること」。
「電車にのったら、ここの場所にいって、これをやって、こういう対処をして・・・」
やるべきことを最終確認するくらいなら問題はありません。
しかし、しつこくやっていると不安は強くなるのです。
対処法をずっと考えてるってことは、不安なことをずっと考えていることになるから。
不安なことって永遠に出てくるし、頭で大丈夫だってわかっていたって怖いです。
対処法を考えたって安心なんかできません。
それどころか逆効果になります。
このため予期不安をマシにするためには対処法を考えすぎないことが大切です。
不安な場面に行くときは具体的な対処を確認する程度にしましょう。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人は電車とか高速道路とか苦手な状況を克服することが必要です。
ここで十分に時間をかけることが大事。
電車に一駅乗って「あー怖かった」って繰り返しても、なかなかパニックは克服できません。
もちろん最初のステップとしてはアリですが、それだけやってもダメです。
不安のピークはだいたい10分くらいの間に起こります。
ピークに達し、だんだん怖さが薄れてくる前に電車を降りると、「電車を降りなかったら危なかった」と考えやすくなるのです。
「電車を降りないとダメ」という考えが強くなり、益々怖くなることも。
今回はどれくらい不安な状況にいたらよいのか?について、書いていきます。
不安がどーでもよくなるまでやりましょう
理想は「不安がどーでもよくなるまで」。
最初は1~2時間は必要となるかもしれません。
これくらいやると、不安が強くなって弱くなっていくのを実感することができます。
とにかく逃げずにその状況にとどまり続けましょう。
我慢できないからといって途中でやめると不安はもっと強くなります。
しかし、当然ながら「そんなこと出来たら苦労はない!」となるワケで。
そんな人はまず15~30分、不安な状況にさらされることから始めましょう。
これくらいやると、ある程度は不安に慣れる感覚がわかってきます。
ただし、気をそらすことばかり考えたり、頓服薬を使用したり、練習量が足りなかったりすると、うまくいかないので注意してください。
こちらの記事に書きました。
・パニック発作への不安が下がっていかない3つの理由
まとめ
予想より不安な状況にいる時間が長いと思いませんでした?
パニック障害について対処法は結構出回っていて、練習が必要なのはわかっている人が多いのに、克服できないのはやり方がマズイからです。
きっちりパニック発作への不安に慣らしていくことで、かなりの人が良くなります。
少なくとも15分以上、理想的には不安がどーでもよくなるまで、不安に挑戦し続けましょう。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。
浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
連休があると高速道路を使う人多いですよね。
パニック障害の人がよくある苦手場面の一つです。
パニックを克服するために高速道路や渋滞は良い練習になります。
しかし、やり方を間違えると練習をやってもなかなか克服できません。
今回はパニック障害の人が高速道路で気を付けるべき克服するための5つのポイントについて紹介します。
①苦しくなっても高速道路は降りない
途中で高速を降りると不安はもっと強くなります。
高速を降りた途端ホッとしません?
「やっぱりこの息苦しさを解消するためには逃げ出すしかないんだ」
と考え、次はもっと高速道路が怖くなります。
電車に乗るときに「苦しかったら降りればいいや」と考えている人は、途中で降りられない快速や新幹線が怖くなるのと同じ。
高速道路にいけるようになることが大事ではありません。
逃げなくても不安は必ず収まることを経験することが大事なんです。
少なくとも目的地まではいきましょう。
②サービスエリアはチェックしない
サービスエリアをチェックして「いざとなったらここで休憩できる」と安心している人いません?
そういう人は休憩場所まで数十キロだったら途端に怖くなります。
①と同じです。
できるだけサービスエリアをチェックせず、そのままでいきましょう。
③長いトンネルにあえて行く
長いトンネル怖いですよね。
閉じ込められている感覚が強くなる人が多いようです。
ってことは、練習するにはうってつけの場所なんです。
怖いなら怖いことをする。
これが治療の原則。
怖いところを避けていて突然「治った!」ってことはありません。
治すために長いトンネルに行こう!が正解です。
④頓服薬の使用は挑戦の効果を低くしてしまうので注意する
高速道路に乗る前に薬を飲んでいませんか?
最初はそこからスタートして、少しずつ飲まなくても平気になってくれば問題ありません。
しかし、「飲まないと不安」「薬を持ち歩かないと不安」となっていると問題です。
病院ではそこまで教えてくれません。
動悸や息苦しさを薬で出さないようにしているうちは、いつまでも不安に囚われることになります。
克服するためには頓服使用せずに挑戦することが必須です。
⑤水やガム、音楽で「ごまかす」のはダメ
水やガムを使用したり、音楽を聞いて高速道路に乗っている人が、これらのやらなかったらどうなりそうか?を考えてください。
「暇なだけ」「口さみしいだけ」なら、やってOKです。
「不安だ」「発作が起こりそう」なら、使用はやめた方が良いです。
④と同じで、依存してしまうんですよ。
よくパニックの対応のパンフレットにも「気をまぎらわしましょう」って書いてます。
でも、「やらないとダメ」となるとマズイです。
気をそらすことに必死になっていると、逆に不安にとらわれるものです。
参考記事
・病院では教えてくれないパニック発作が怖いままの理由
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。