「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

カリスマカウンセラーについて

臨床心理士の鈴木です。

ちょっと本屋さんで心理学コーナーをのぞいたところ、本の著者で知っている名前が。
よくよくみると「カリスマカウンセラー」なんて書いてある。
カリスマ・・・本人を知っていると、笑ってしまう。
その人が実力ないとか、悪い人だとかでなくて、その人が「カリスマ」かと思うと。
本人がつけたのかどうなのかはわかりませんが、どう思ってるんだろう。
きっと周囲からもつっこまれているに違いないでしょう。
出版業界も大変なんですねぇ。

当然のことかもしれませんが、「カリスマ」「ベテラン」などとりあえず本を読む人に信用をとりつけようと必死なんでしょう。
よく飲食店や美容室の宣伝で「有名人もお忍びでやってくる」といったのと同じですよね。

よくわからないような心理系の資格を名乗っていたり、「~の第一人者」と称しているわりにはなんの活動もしていない人だったり。
書いてあるのが良いものであればそれで良いのですが・・・。
一般の方でこのような本を見て、根拠のないことを信じ込み、悪循環になっていく人も少なくないようです。
一番多いのは「病気になったのは、幼少時の両親からの愛情不足が原因」といって親を責め、何の解決もしないパターン。
これは一部の臨床心理士でも同じですけどね・・・。

たまに「またか・・・」と思って本をみてみると、中身が濃く、最新の治療法に基づいているものとかもあって、人やタイトルとかでは決められないこともありますが。

でも知っている人が「カリスマ」となると・・・やはり笑えます。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


情報とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

パニック障害や社会不安障害、強迫性障害の方からよく聞くことで、病気関係の情報を得ないようにしているといったことがあります。

それぞれの病気のことを調べ時にいろんな症状が書いていて、その時は自分になかった症状をみると意識するようになり、本でみた症状が出現してしまうから、という理由が大半です。

治療においてはそのような情報が耳に入ってきても大丈夫だと思えるようにしていくのですが、病気に対して間違った情報を得てしまうよりは、知らない方が良いのかなと感じることもあります。

いずれにしても、患者さんにとって五感から入ってくる様々な刺激に敏感にならざるを得ないであろう状況は、相当しんどいことなんだと思います。
「何も感じないようになりたい」と訴える方も少なくありません。

このようなしんどいことも早めに「適切」な治療を受けることによって改善していきます。
治療について様々な情報が流れていますが、実際のところ治療的根拠のある方法はそれほど多くはありません。
そこまでつらいと思う前に、早めに認知行動療法のような治療的根拠のカウンセリングや薬物療法を受けることをお勧めいたします。

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携帯電話と講師とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

今回は近況報告。

先日ついに買いました。
携帯電話。
もちろん機種変更ですが。
4年半ぶりです。
まぁ、新しくなってもほとんどの機能は使いません。
しかも、メールも電話も全くしないため、いまだにどのように使うかもあまりわかりません。
せっかく私としては初の赤外線機能がある携帯電話を買ったので、いつかやってみたい。
今更、友人などに赤外線・・・ってわけにいかないので、連絡先をしらない人を探してみようと思ってます。
しかし、どうやって連絡先を知らない人を探そうか・・・。

それとまた勉強会の講師の依頼がありました。
さいたま市内のある専門職がみんな集まる研修会のようです。
今回も2時間前後話をすれば良いのだろう・・・と安易な気持ちで引き受けましたが、引き受けた次の日・・・
依頼者「鈴木さん、大事なこと忘れてたけど、9時から16時半までだから」
私「他に誰か講師するんですか?」
依頼者「もちろん鈴木さん一人で」
結構長い時間・・・。
どうしようかな・・・と考えました。
さらに、ここ2年間は著名な先生を呼んでの研修会だったようです。
しかし「長い時間だし、不安だからやらない」なんて私が言うと、きっと私のカウンセリングを受けている患者さんから怒らそうですね・・・。
というわけで、引き受けました。
私は現場の臨床心理士なので、大学の先生などの研修会ではあまりしないような、現場の感覚を活かした研修会ができるようがんばってみようかと思います。
今回は余計な話はしないように気をつけよう。

ちなみに患者さんから「研修会いきたいんですけど、参加できますか?」と聞かれることがありますが、よくありがちな一般の方用に高いお金をとって「カウンセリング講座」をするということはしていません。
一般の方対象の研修会をすることは少ない方です。
1年半くらい前にさいたま市の保健所で精神障害者の家族教室をした程度です。
私の場合はだいたい専門職からの依頼での専門家用の研修会が多いのです。
もし、一般の方用に何かすることがあればお知らせしますね。

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うつと不安と家族とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

NHKでやっていた「うつ」についてのドラマが3回で終わっちゃいました・・・。

もっと続くのかと思っていたので少し残念でした。

2回目はウトウトしてしまいほとんど見られず。
結局初回と最終回のみになってしまいました。

ドラマの精神科医はドラマとはいえど、現場でやっていることに対して誤解を与えかねない言動が多いような気がしましたが、「言葉」が人を悩ませる?(違っていたらすみません)という旨のことを言っていたのは良かったと思います。

「自分は価値のない人間だ」と「考える」のは仕方のないことです。
その考えを無理やりプラスに考えたり、反論したりしたところでドツボにはまります。
ドラマでいっていたように、考えるのは仕方のないこととして、「言葉を流す」という方が良いこともあるのです。

もちろんそうすると「こんな考えを流すことなんかできない」と「考えて」しまう人も多いでしょう。

その変のことをカウンセリングではもうちょっと詳しくやっています。

それと、このドラマは「うつ」の本人だけでなく、その家族にも焦点を当てていることがよかったのでしょう。
うつ病だけでなく、パニックや社会不安障害、強迫性障害を患っているご家族の方もどうしてよいかわからない、ということをよく聞きます。

患者さんだけでなく、ご家族の方も一緒に対応方法を学んでいくと、治っていきやすいような気がします。

ご家族の方も悩んだら遠慮せずにカウンセリングへお越しください。
何らかの方向性を見出していけるようアドバイスをいたします。

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家族とコミュニケーションとカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

私のカウンセリングでは利用者の7~8割が女性です。
場合にもよりますが、ご家族も一度くらいはカウンセリングに来ることを勧めているため、ご夫婦、親子でこられる方も多数いらっしゃいます。

症状は様々ですが、夫婦、親子でよくはまりやすいパターンがあります。

悩んでいる本人に対して周囲が
「もっとこんな風に考えてみたら」
「それは考えすぎだよ」
「それくらいの悩み誰だってあるよ」
「もっとプラス思考にしてみたら」

いわゆる「考え方を変えてみたらどうか」という「アドバイス」。
これは悩んでいるのは女性で、夫など男性から言われるパターンが多い印象です。

このような場合は
「そんな風に考えるのはわかっているけど・・・」
という会話になり、
「言ってもわかってくれない」
と考えるようになり、
「誰にも言えない」
という悪循環になります。

女性側の本音は「ただ聞いてほしい」
男性側の本音は「どう接すればいいかわからない」

悩んでいるのが男性で、周囲が妻や母親など女性の場合は、周囲があまり刺激しないほうが良いことはわかっているものの、「~療法」「有名な~先生」など治療法を一生懸命探して、提案することが多い印象です。
このパターンは、男性が治療に乗り気でなかったり、効果に疑いをもっていたりします。
治療に乗り気でない本人をみると、周囲がイライラします。
それを本人が察して
「わかってもらえない」
と考えるようになります。
そうすると悪循環となります。

男性側の本音「何かいい方法があれば良いけど、もっとほっといてほしい」
女性側の本音「何でもよいから早く治療してよくなってほしい」

この二つのパターンは最もよくある(私の印象でしかありませんが)例ですが、とくかくコミュニケーションのズレ、相手への期待のズレがあります。
どちらが悪いというわけではありません。
悩んでいる本人も一生懸命良くなろうとしてますし、周囲も良かれと思ってやっています。
ただ、双方ともどのようにしてズレや症状の改善をしていって良いかわからず、悪循環にはまっているのです。

これらのズレが改善するとグッと良い方向に向かいます。
もちろんそれだけで症状が良くなるとは限りませんが、少なくとも悩んでいる本人も周囲も今までよりは楽になるとは思います。

このため私のカウンセリングでは、一度で良いのでご家族も一緒にカウンセリングに来てもらい、ズレがあれば改善できるようアドバイスしています。
どんなカウンセリングをしているか、ご家族もわかると安心ということもありますが。
ご家族が来談できない場合でも、できるだけ周囲に自分の状況をわかってもらえるよう、お手伝いしますよ。

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埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方へ

臨床心理士の鈴木です。

非常に埼玉ローカルな話になりますが、今年買った「埼玉スーパーカタログ」。
埼玉出身ではない私にとっては、埼玉ウォーカーとともに、埼玉にはどんなお店やスポットがあるか参考になる本ではあります。
しかし、どうも若い人向けのお店が多い印象です。

だから「大人の埼玉ウォーカー」なんてだしてもらえないかな、と密かに思っています。
県外出身者にとっては、そんなのがあると便利だなと感じます。

県外と言えば、最近は埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方がさらに増えました。
東京、栃木、千葉、神奈川、茨城など関東全域からいらっしゃいます。
遠くから来ている患者さんのためにもがんばっていきたいと思っています。

それと県外から来ている方には、是非埼玉を楽しんでいってもらいたいのです。
悩んでいる時は、問題解決することに目がいきがちです。
埼玉めぐりなんていう選択肢はないのかもしれません。

ところが「問題に目をむける」ことと「解決する」ことは必ずしも一致するとは限らないのです。
これがピンとこない方は、悩んでいることについて色々考えたり、対策をうっても堂堂めぐりになっている人でありませんか?
「うつ」や「不安」について、インターネットの情報や本に書いてあることを参考にしても、なかなか解決していない人ではありませんか?

こんな時は問題について考えるよりも、埼玉観光に解決の糸口がある・・・かもしれませんよ。
その辺の「考え方」を柔軟にしていくのもカウンセリングの役割です。
どこにも出かけたくない、何もする気が起きない、と考えて、カウンセリングにきた方が、カウンセリングが終わった後、自然に「どっかいってみようかな」と思えるようにしていけるように心がけています。

ただ、どこへ行けば良いのだろう、ということになります。
インターネットだと情報がありすぎて、困るような気がしますし。

こんな時に埼玉を紹介する本などが豊富ならなぁ、と思うことがあります。
何なら私がうちのクリニックの最寄りである西浦和を徹底的に紹介する「西浦和ウォーカー」みたいなことでもこのブログでやったら面白いかもしれませんね。

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私のカウンセリングスタイル

臨床心理士の鈴木です。

「鈴木さんは認知行動療法以外は認めないのですか?」
と聞かれることがあります。

当然「いいえ」と答えてます。
私に対してどういうイメージなんだ・・・と感じることもしばしば。

どうも、このブログでも認知行動療法を勧めていると、
「認知行動療法はすばらしい。それ以外はダメ」と言っていると誤解を受けることがあります。
私の表現力の問題でしょう・・・。

今のところ認知行動療法が様々な科学的根拠があるので、私もそれに従っているまでです。
別に良い方法がでてくれば、すぐにそっちに移るでしょう。
そういう意味では浮気ものです。
心理学の理屈って、あとから勝手に作り上げているだけだといつも考えてます。
ですから患者さんの役に立たなければ単なる妄想にすぎません。
それであれば、一番役に立つ理屈を使うのが患者さんのためだと思っています。

実は認知行動療法を使うにしても、いろんなところの理屈は借りてきています。
さらにいえば、心理学だけでなく、知人のうまいなって思うコミュニケーション方法なども、自分の中に取り入れたりします。

例えば、パニック障害で電車に乗れない人がいたとします。
認知行動療法の色んな理屈にしたがってやろうとしたって、ちょっと難しい感じになると当然うまくいくわけがありません。
患者さんも「認知行動療法の理屈は頭でわかっているけれど。怖くて電車にのれない」となってしまいます。
頭では「怖くてできない」と思っていることを、患者さんが自ら「やってみようかな」って決断させるのかが、カウンセラーの腕のみせどころなのでしょう。

誰かは忘れましたが「行動療法は、アセスメント(査定)と仕掛けがきちんとしていれば、なんでもありだ」と、言っていた臨床心理士の方がいました。
私は勝手に「なるほど。どんな人かを見極めて、どのように演出するかが大事なのだな」と思い込みました。
認知行動療法という理屈を「どのように演出するか」がカウンセラーの個性になっているのかなぁ、腕の見せ所なんだろうなぁ、って考えています。
理屈をわかるのと実践するのが違うのは、患者さんもカウンセラーも同じかもしれませんね。
心理学の理屈や、日常生活での他人とのコミュニケーションには「巧みな演出」をするものが豊富です。
私はいつも患者さんの役に立つ「演出」を探しています。

ですから、認知行動療法云々いってますが「役にたつものは何でも使う」っていうのが私のカウンセリングスタイルです。
将来新しいカウンセリング方法が出てきても、「演出の仕方」の大切さは変わらないかもしれません。

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カウンセリングの対象者?

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングはどういう人が受けるべきなのだろう?と思ったことはありませんか?

「うつだから」
「こころの病気だから」
「薬で良くならないから」
「薬以外の方法を知りたいから」

こんな風に思っている方が多数ではありませんか?

これはカウンセリングが
「病気を治すためのもの」
「悩んでいる人が話をきいてもらう場所」
という、偏ったイメージがあるからでしょう。

実際のところはそうではありません。

「ダイエットが続かない」
「食べ過ぎてしまう」
「夫婦関係について悩んでいる」
「糖尿病で悩んでいるが、生活改善できない」
「禁煙をしたい」
「失恋で落ちこんだ」
「受験で失敗して悩んでいる」
「人の行動を変える方法を知りたい」
「部下のマネジメント方法を知りたい」
「悩んだときに、どうやったら早く立ち直れるか知りたい」
「人間関係で困っている」
「病気まではいっていないけれど、人前であがってしまい、うまく話せない」
など。

つまり病的なことで困っているわけではないけれど、日常生活にちょっと困っていたり、もっと自分の人生を良くしていきたい、ということがカウンセリングの目的で良いのです。
QOL(生活の質)を高めるためというのでしょうか。
そもそも、カウンセリング(行動療法)ってそういうものであると私は思っています。

しかし、カウンセラーも色んな考えの人がいるので、
「あなたはカウンセリングの適用ではない」
「あなたに(認知)行動療法は向いてない」
とカウンセラーや医師から言われた、というのを良く患者さんから聞きます。
そのように言われたけれど、やっぱりカウンセリングを受けたくて私のところへ来た患者さんのほとんどが、十分にカウンセリングの対象であり、何らかしらの提案ができる方ばかりでした。

もちろんカウンセリングが万能であるということではありません。
しかし、いわゆる「病気」とされていない方でも、お役に立てると思います。

精神科、心療内科のクリニックのカウンセリングだから「病気」の人でなければいけないということではありません。
特別な病気ではなくても、生活の質を高めたい、と思っている方は、カウンセリングを受けてみてください。
浦和すずのきクリニックでは、心療内科、精神科の受診はしなくても、カウンセリングは受けられますよ。

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衝動性への対応方法

臨床心理士の鈴木です。

最近、新しい携帯電話探しをしています。
4年以上使っている私の携帯。
ごくごくたまにしかやらないメールと電話程度なので、古くてもほとんど困りません。
しかし、学会などで連絡先の交換をするときに「赤外線で」と言われ、そんな機能はついていないので困ることが続いたため買うことを検討しています。

以前も書きましたが、今の携帯は高いですね。
使わないものに5万前後も払うのは躊躇します。
また、赤外線機能がなくてもたまにしか困らないので、買うかどうかも迷う。

それにしても、携帯ショップの店員さん。
私がが購入を検討している機種よりも、キャンペーン中の機種を妙に進めてくる。
表情、しぐさ、会話が不自然。

こんなときはすぐには買わず、次の日まで考えることにしています。
これは衝動買いを防ぐためです。

実はこの方法、カウンセリングでも使います。
衝動買いに限らず衝動的に動いてしまう人などに、例えば24時間ルールを設定。
高い物を買うときや衝動的に何かをやってしまいそうな時に、その場の勢いで行動せず24時間経ってからもう一度必要性を考えてもらう、というものです。
そうすると衝動的に行動して、後悔することを防ぐこともできます。

そんな時新たな誘惑が。
携帯ショップで後で考えるために立ち去ろうとすると、店員さんのお決まりの台詞。
「今携帯変える人も多いので、すぐになくなる可能がありますよ」

私の場合はそんなことを言われるとさらに買う気が失せてしまいます。
不安を煽るテクニックでしょうが、一年中そんな台詞言っているに違いないと思ってしまう。

その後暖かくなってきたので、洋服を買おうと洋服屋さんへ。
目ぼしいものがあったのですが、高かったし微妙だったので考えることに。
そうするとここでも「人気商品なので、もうすぐなくなってしまうかもしれませんよ。調べたら、うちと○○店にしかないみたいですし」と言ってくる。

こんなことを言われると、「この店員からは絶対買わない」と思ってしまいます。
衝動的に買わせようとするのがわかる店員は誠実さが足りない印象を受けてしまう。
そんな接客で売りつけようとするとは、接客のプロとしては甘い!

このようにカウンセリングでは24時間ルールの他にも衝動的になりやすい時の対応方法について、どうしたらよいかもアドバイスしています。

ちなみに携帯電話はまだ買っていません。
よくよく考えれば赤外線機能の使い方を覚えないに違いない・・・。

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マイナス思考はダメか?

臨床心理士の鈴木です。

嫌なことを忘れたい、と思ったことはありませんか?

過去の出来事、将来への不安、強迫的な考え、過度の心配、寂しさ、無力感、死にたい、消えたい、などなど。

これらの考えを「マイナス思考」として、それを考えなくなることを「治る」と考えている方が多いようです。

おそらく、「マイナス思考がなくなる」「不安を感じたり、消えたいと思うことがなくなる」ということを目標にしてしまうと、治らないでしょう。

考えてしまうことがなくなることはないからです。
これを聞くと「ずっとなくならないのか」と絶望感を感じる方がいるかもしれません。

しかし、「マイナス思考」という言葉に囚われなくなったり、充実した人生を歩めるようになることはあります。
つまりマイナス思考がある=充実した人生を歩めない、わけではないのです。
なかなか良くならない方は、この「考えが浮かんでいるうちは治っていない」と思いがちです。

このように考えると、自分のやること、家族が本人に対する方針が変わってきます。

悩んでいる方は「こんなこと考えてちゃ駄目だ」「プラス思考になれなくてはいけない」と、考えと闘ったり、葛藤する必要性はないかもしれません。
家族や周囲は「考えすぎだ」「そんなこと忘れなさい」「もっと楽しいこと考えなさい」という言葉は、無効なばかりか本人を追い詰めてしまうことが多いことを認識しなくてはいけません。
このブログでも何度も書いたように、考えないようにしようという試みは、もっと考えてしまうという結果となります。

「考えてしまうことはしょうがない」というスタンスに変えてみると、少しずつ変化することもありますよ。

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