「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

7月病?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よくよく考えたら今日から7月ですよね。

4月から新しい環境になった人はそろそろいろいろ変化が出てきている人がいるでしょう。

よく5月病なんていって、5月が危ないといわれていましたが、そうでとも限りません。

企業にもよりますが、4月入社で研修期間にはいり、そこで理想と現実とのギャップを感じている人が、今くらいの時期に悩みを抱えやすい・・・と言われているようです。

よくよく考えるとこういうことって、年中あるような気がしますが・・・。

あまり気にしすぎてもいけませんが、こういう時は心身の変化に気づいていくことが、心の病気の予防必要です。

対策としてはいろいろあると思いますが
・一人で悩まないこと
が、結構重要なんじゃないかなと思います。

身近な人やそうでない人も含めて様々な意見を聞いてみるとよいかもしれません。

一人で悩んでも同じところをグルグルまわっているひとは特に。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


心穏やかにいるためには③

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回の続き。

自分の考えていることを観察するときのコツは「良い」「悪い」「正しい」「正しくない」と判断しないようにすることです。

できるだけ状況を認識するだけにして、判断をさけるのです。

判断しているときは心が浮き沈みします。

また「こんなことを考えてはいけない」ということも避けます。

「判断してしまった自分はダメなやつだ」は「判断」です。

なかなか判断しないって難しいものなんですよね。

どうしても判断したくなる。

白黒判断するべきだ、はっきりしないとなんとなく不安、となるかもしれません。

しかし、そうしてきて本当によかったですか?

判断しなくても物事がすすむことはたくさんあります。

ただただ「見ただけ」「考えただけ」「感じただけ」に収めておきましょう。

ちなみに常に判断しないでいられることは不可能です。

判断していることに早めに気づき、浮き沈みを小さくしていいくようにした方が良いでしょう。

ここまで読んで「難しい」「こんなとことなんかできない」という「考え」「判断」が出てきたら、「そんな風に考えているんだな」とそのままにしておきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


心穏やかにいるためには②

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回の続き。

心が揺れ動いているときはいろんなことを考えています。

まずはそれをとらえるのが第一歩です。

そのためには自分の気持ちを客観的に観る練習をするとよいかもしれません。

今自分が何を考えているのか、というのを観察します。

「~と考えた」「~という考えをもっている」

とつけると、やりやすいかもしれません。

ちょっと、客観的にみれませんか?

「自分は嫌われている」から「自分は嫌われている、という考えをもっている」
とすると。

自分が考えていることと距離をとることにより、いつものパターンから抜け出しやすくするのです。

余裕があれば、ノートに書きだしてもいいかもしれません。

書いていると「あれ、考えすぎかな・・・」って思うこともあります。

カウンセリングの中でも、考えていることを書いてきてもらうことがよくあります。

それには客観的に自分の考えを振り返る目的もあるのです。

「こんなことやっても意味がない」「私にはできない」・・・と「考える」かもしれませんが、やってみることが大切です。

次回、考えを客観的にみるときのコツについて書きます。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


心穏やかでいるためには①

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人間、誰でも普段から気分の浮き沈みに悩むことがありますよね。

こういう時
「どうやったら心が穏やかでいられるか」
「どうやったらプラス思考でいられるか」
と考えて、本を読んだり、そのようなセミナーみたいなものにいく人もいるでしょう。

しかし、そんな簡単にそのような状態にはなりません。

「心を穏やかにしよう」
と必死でもがいているということは、
「自分は穏やかでない」
と繰り返し言っているようなものなので、さらに望む方向にはいきません。

ではどうやったら心が穏やかでいられるのか?

まずは、心は穏やかなこともあるし、そうでないこともあることを認めることです。

これが難しい。

嫌な気分しか感じられないのに、もう少し気分が良くなりたいというのはごもっとも。

しかし、そのようにしていると上述したように悪循環になります。

「穏やかでいるためのコツは、穏やかにしようと思いすぎないこと」
となりますが・・・そんなこと言うとがっかりしちゃいますよね。

それでも今よりも平穏でいられるためにはどうしたらよいか、だれでも知りたいものです。

そのコツについて次回以降書いてみたいと思います。

ちなみに「心が平穏になれる3つの方法!」と、自己啓発の本のタイトルにありそうなおいしい方法(そんなおいしい方法なんてないと思いますが・・・)ではないので、軽い気持ちで見てください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


良くなった後も・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックや社交不安、強迫性障害などの不安障害の方が認知行動療法などでよくなったあと気をつけなければいけないことがあります。

良くなったらからといって不安場面を避け始めると、数ヶ月のうちに不安は強くなってきます。

これはよくあることです。

せっかくよくなったのにまた症状がでるとがっかりしてしまいますよね。

治療効果を保つためには、よくなった後も不安場面に対して継続的に練習していくことが必要です。

このような病気はすっきりとなかなかよくなるものではありません。

本来は良くなった後も数ヶ月に一度はカウンセリングを受けたほうがよいといわれています。

なかなかカウンセリングにくることができない方は、油断せずにカウンセリングでやったことを復習・実践していってみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


自分のことをどうでもいいと思っている、と思った時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

他人に対して「あの人はこのように思っている」
という思い込み。

よくありますよね。

実際は他人がどのように考えているかはわからないものです。

毎日遅く帰ってくる旦那さんに対して
「あなたは私のことなんてどうでもいいと思っているんでしょ」
と、相手にいってしまうと喧嘩になってしまうかもしまいますよね。

「どうでもよいと思っている」
は、本当かどうかはわかりません。

こういう時は素直な気持ちとして自分はどのように思っているかをとらえる必要があるでしょう。

遅く帰ってくる旦那さんがという例であれば、
奥さんは「さみしい」と感じているのかもしれません。

その「さみしい」というのが自分の気持ちで、そこをとらえるのです。

伝える時は
「どうでもいいと思っているんでしょ」
と「あなたは」という主語ではなく
「毎日遅くかえってくるとさみしい」
と、自分の気持ちをとらえて、自分が主語にした言い方の方がよいでしょう。

そうすることによって、相手への思い込みを少なくし、より自分が何を考えているかが伝わりやすくなります。

もちろん、そのような言い方をしたからといって相手が自分のいうことを聞いてくれるかは別ですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


本を買って試してみる時の注意点

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

またまた前回の続き。

紹介した本もそうですが、このような類の本にはじっくり取り組んでほしいものです。

ちょっとやって「やめた」では、どんな本もうまくいきません。

そして読むだけでなく、行動してみることが必要です。

うつ病は本を読んで書き込んでいれば治る病気ではありません。

行動してみて気分が変わることが多いのです。

また「認知行動療法の本を読んだけど、うまくいかない」

という患者さんの声をよく聞きます。

本を読んだだけでは本質が伝わらず、誤解しているケースが多い印象です。

このため、読んでもうまくいかないときは「自分には認知行動療法が合わない」とは思わず、認知行動療法専門のカウンセラーに相談することをおすすめします。

「そういうことか」と思うことがたくさんあるかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


マイナス思考は正しいことも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

友達にメールしても1日返信がなかったとき、どう思います?

・自分は嫌われている
・きっと忙しいのだろう
・忘れているのかな
・自分に関心がないのかも
・そういや、あの人はそんな性格だった

こんな感じに思う人いますよね。

もっと色々選択肢はあると思いますが、解釈の仕方にはその人の性格が表れますね。

よくマイナス思考の人が考えがちなのは「自分は嫌われている」かもしれません。

ただし、マイナス思考の人が歪んだ解釈をしているわけではありませんよ。

本当に嫌われているのかもしれませんから。

ただ悩んでいるときはどうしても100%そうだ、と思ってしまう。

また、普段から同じように「嫌われている」と解釈が多い方は、自分の考えにはクセがあるかもしれないと疑ってってください。

少なくても直接「あなたのことが嫌い」と言われていないうちは、自分の考えはあくまでも「仮説」である、としておいた方がよいでしょう。

そしてほかの選択肢がないか、十分に考えてみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


相手は自分のことをどうでもよいと思っているか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分のことなんて、どうでも良いとおもっているに違いない」

夫婦、恋人、友人、親、兄弟など、親しい人への感情としてよく思いがちなものです。

思う人が多い一方で、誤解である場合もよくあります。

相手がどうでもよいと思っているのはどうしてか?
・相手から連絡があまりこない
・同居している場合、遅く帰ってくる
・自分ばかり相手のためにやっているような気がする

こんな回答が多いと思います。

しかし、かなりの確率でそうではないことが多いもの。

コミュニケーション不足がこの誤解を生んでいる印象をもちます。

「いやいや話し合ったけど」

という人がほとんどですが、細かく聞いていくともう一度振り返った方がいいかなと感じる点があります。

・相手を攻撃している
・相手が「自分のことをどうでもよいと思っている」という前提で話をしている
・話の焦点が合っていない
・自分の気持ちをうまく表現していない
・自分の考え方のクセに気づいていない
・問題点への話しあいばかりで、肝心の良好の関係を築くような普段のコミュニケーションが不足している

どうでしょうか?

当てはまるところがある方は「自分のことなんて・・・」と思う前に、振り返ってみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


薬以外の方法を知りたい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のところにくる患者さんの認知行動療法を希望する理由として、
「薬以外の方法を知りたい」
というものがダントツです。

薬も大事ですが、薬以外の方法を知ることも大事です。

強迫性障害の行動療法のように、薬と同等(またはそれ以上)の効果を示した研究もあります。

お薬以外の方法を知りたい、という人の理由として
・ずっと同じ治療をしているが、効果を感じられない
・将来的には薬に頼らない方向に行きたい
・妊娠を希望している
・自分でできそうなことがあればやりたい
・薬をやめた時のために、薬以外の方法を知っておくと安心

などが多いと思います。

一応言っておきますが、薬を否定しているわけではありませんよ。
どっちも大事です。
必要な方にはきちんとお薬を服用することの重要性も説明しています。

ただ、私の印象としてお薬以外の方法を知らない、という人が多い印象です。
知りたいけれど、知る機会がないという感じでしょうか。
その状態が何年も続いていません?

薬と認知行動療法を併用して早くよくなっていく人も結構います。

認知行動療法はただ受ければよいという類のものではありません。

積極的にいろいろとやってもらいます。

このためお薬以外の方法で自分でできることはやりたい、という人にはぴったりですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。