「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

心の病気と夫婦のコミュニケーション

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気は夫婦関係にも大きな影響を及ぼします。

パートナーに対し時には罪悪感を抱き、時には敵意を抱きます。

典型的なパターンとして例えば
浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


考えの選択肢を広げる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

仲の良かった友達からしばらくメールも電話もない、という場面。

あなたならどう思うでしょうか。

結構多いのが「自分は嫌われている」と思う人。

ちょっと考えすぎなのはわかっているけれど、マイナス思考が止まらないのです。

ちょっとどころじゃなく確信に近い人もいますけど。

友達は忙しく連絡をしていないだけかもしれないし、何も考えていないのかもしれません。

そういう可能性はなかなか考えにくい状態になっていません?

マイナス思考の時は自分の考え方のクセが影響しているものです。

まずそこに気づくことから始めましょう。

クセに気づいたら別の考えを検討してみてください。

嫌われているという考え以外を検討する一つの方法として、

「自分は嫌われている」という確信度は何%?

99%というのなら、あとの1%はどんな可能性があるの?

なんて質問をしていくと思考の選択肢が広まっていくかもしれません。

落ち込んでいるときは別の選択肢も考えてみると良いこともありますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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不安を消そうとする方法は逆効果

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どうして不安にとらわれるのでしょうか?

その理由の一つは・・・

「不安を取り去ろうとがんばっているから」

です。

不安があればとりたいというのも人として当然の心理ではあるのですが、実はそれが罠なんですねぇ。

不安が強いと思う人は考えてみてください。

あなたは不安を取り去ろうとして、どんなことをしていますか?

不安を取り去るため本屋さんにいって対処法の本を買ってくる、それを見て実践する、インターネットで対処法を調べる、原因探しをする、など毎日のように格闘しているのではありませんか?

そういうことをして不安はどうなりましたか?

一時的には良くても、どんどん不安にとりつかれているのではありませんか?

なぜそうなっているかというと、不安をなんとかしようとしている間はその不安について結局考えているからなんです。

ですから不安を取り去ろうとするのは逆効果なわけです。

ではどうしていけばよいかというと、
不安を取り去るのではなく、不安との付き合い方を学ぶことが必要なのです。

その結果として不安が以前より感じなくなることはありますけど。

不安はあって当然のものですからね。

不安はあるものとして向き合いどう付き合っていくかに目を向けてみましょう。

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認知行動療法デメリット

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

認知行動療法のメリットばかり書いているのも無理やり商品を売っているみたいでいやなので、デメリットについて書いてみます。

デメリットとして考えられるのはことの一つは・・・

「受け身の姿勢ではうまくいかない」
ということ。

どうもカウンセリングというと、ゆったりとしたソファに座って、無意識の世界を探索して、気づきを得て・・・みたいなイメージがありますが、そういうものではありません。

認知行動療法は覚えてもらうことがあったり、練習してもらうことが多いので受け身の姿勢ではあまり役に立たないのです。

場合によってはカウンセリングで外出することもあるくらいですから。

受けていればパーッとよくなるといくというイメージを持っている方は難しいでしょう。

逆に「自分の力で治せる方法があれば積極的に試したい」という人にはいいのかもしれません。

「積極的にやりたいし、やればいいのはわかるけれど、難しそうでなかなかできそうにないなぁ」と思う人もいます。

いろいろやってもらうので負担に思って難しいと思うことがあるのは当然です。

そういう方の場合はカウンセラーとできそうなところを話し合っていくといいでしょう。

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ご家族が認知行動療法をすすめるときに注意してほしいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

認知行動療法を受けにくるかたで、
「家族からすすめられて嫌々きた」
という人もいます。

例えばマイナスの発言ばかりしていたらご家族がイライラしてきて
「認知行動療法をやってプラス思考にしてこい」
といったパターンです。

そもそも認知行動療法はプラス思考にする方法ではありませんし、
本人が認知行動療法をやる気がない状態ではうまくいかないことが多くなります。

ご家族の方がカウンセリングをすすめることは良いと思いますが、無理やりやらせてもうまくいきません。
本人の気持ちも確かめながらカウンセリングをすすめてください。

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なかなかやる気が起きないときは

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

抑うつ的な気分の時、やらなきゃいけないことがあるけれど、やる気が起きなくてなかなか取り組むことができない時ってありますよね。

ついつい先延ばししてしまう。

ここで・・・

「どうやったらやる気が出てくるだろう」

と考えがちな方は注意です。

そのような人はさらに物事に取り組めなくなるからです。

休んでいると自然にやる気が出てくることがありますが、それでもやる気がでてこない場合、おそらくいくら考えてもやる気が出てきません。

そうすると抑うつ的な気分になり、さらにやる気が出なくなっていく悪循環です。

ではどうすればよいか。

多くの人に「やっぱり」と思われますが・・・

「やる気がなくても動くこと」が重要なんですね。

動いていくうちにやる気が出てくることが多いのです。

「うつの時って無理に動いちゃダメなんじゃなかった?」
と思いませんでした?

うつの時に無理に動かずじっくり休んだ方がいいのは、最初の症状がひどい時だけです。

ある程度動けるようになったら、動きながらやる気をだしていかなくてはならないのです。

動いていくとやる気が出てきて、元気になっていく循環になります。

休養と活動のバランスが大事ですので、偏りすぎないようにしましょう。

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団塊の世代に認知行動療法は難しい?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビで団塊の世代のうつについてやっていました。

内容については基本的なうつ病治療についてでしたね。

うつ病治療の基本は
薬物療法
精神療法(認知行動療法、対人関係療法)
環境調整
です。

番組では団塊の世代は精神療法の部分について考え方が出来上がっているので認知行動療法は難しいという解説をしていました。

考え方が頑固になっているから変わらないということでしょうかね。

この点はそうとは限らないような気がします。

それくらいの年齢になっても、柔軟な考え方になっていく人もいますし。

「変わりにくい」というのは解説者の「考え方のクセ」じゃないかなぁと。

団塊の世代の方でも認知行動療法は有効だと思いますので、興味のある方はチャレンジしてみてください。

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治療方法に対するポリシー

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

何気なく読んでいる人がいるこのブログ。

時々同業者から文句をいわれることがあります。

どの部分がというと、どういう治療法が科学的根拠があってないのか、ということについて。

ちょっと前にも書きましたが、日本で行われているカウンセリング技法のほとんどが効果が実証されていません。

「昔から言われきた」
「教科書にのっている」
「これまでの経験上から」
というのが「効果」のようになっていたのです。

ですから「なんてこというんだ!」ってことになるわけです。

別に重大な秘密を暴露しているわけではないんですよ。

明らかにされているし、インターネットでも調べればわかるし、オープンな情報です。

最近では認知行動療法がメディアに出てくることでさらにオープンになっています。

認知行動療法のような効果が実証されている方法が唯一の治療法ではありません。

効果が実証されている=すべての人に効果があるわけではないので。

極端な話で占いや宗教家に相談して楽になったという人だっています。

それが科学的根拠のある治療法ではないにしても。

ただ私だったらどういう治療を受けたいか、となったら少なくとも第一選択肢は実証されている治療を受けたい。

自分で調べなくても、相談にいけば効果が実証されている治療の選択肢をきちんと教えてくれる人のところに相談にいきたい。

このため、私は患者さんに対しても今考えらえる治療法のうちできるだけ実証されている方法を提示していくことをポリシーとしています。

多くの人に治療の選択肢が広まるように情報発信していきますね。

できるだけ同業者からの文句をいわれないような形で・・・。

う~ん、文章力と社会性が必要ですかね。

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アドバイスします

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングでよくある誤解。

「カウンセラーは何もアドバイスはしない」

というもの。

そのようなカウンセラーもいると思いますが、全てのカウンセラーがそうではありません。

昔、日本で流行ったカウンセリングがアドバイスをしないようなカウンセリングだったんですね。

その影響を受けている人もいるようです・・・というか結構たくさんいます(むしろ主流かも?)。

私はアドバイスもしますし、発言もします。

そうしないと良くならないことが多いので。

アドバイスをしない方がよくなるのならアドバイスをしませんけど。

いろんなカウンセリング方法があります。

「カウンセリングはこういうもんだ」と決めつけずに、自分に合ったカウンセリング方法を見つけてください。

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コミュニケーションをとりましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

精神科関係の病気って目に見えないものだからいろいろ難しいことってありますよね。

人から苦しいことがわかってもらえない
治るってどういうことかがあいまい
治療していても本当に治っているのかわからない

などなど。

外科系みたいに傷口が見えて、処置して、数ヶ月で治る!っていうのだったらわかりやすいのですが。

何が原因で、どうすれば治るのか、治療にはどんな選択肢があるのか、どれくらいで治るのか、などわからない、っていう人が多いです。

病院に行っている人もなかなかお医者さんから聞きたくても聞いていないって人いません?

目に見えないものだから治療者とのコミュニケーションは大事です。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」という気持ちはわからなくもないのですが、疑問を抱いたままだと良くなるものもよくなりません。

お医者さんなりカウンセラーなりときちんとコミュニケーションをとりながら治療を進めていってください。

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