「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

どんな人がカウンセリングに来ているか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近どんな方がカウンセリングに来ているのかなぁと思い、病気別に集計をしてみました。

その中でトップ5は以下の方々でした。

私のカウンセリングに通っている方で一番多いのは強迫性障害の方です。

ダントツです。

常に数十人の方がカウンセリングを受けています。

同業者から聞くと強迫の方が多いところって珍しいようです。

新幹線や飛行機を使い県外からこられる方もたくさんいます。

悩んでいる人が多いのに、行動療法をやっているところが少ないことが要因のようです。

次に多いのはうつ病の方。
これは人口としてうつの方が多いのである意味当然かもしれません。
薬では良くならなかった人が多くいらっしゃいます。

3番目はパニック障害の方。
認知行動療法が目的でこられます。
良くなったり悪くなったりを繰り返している方がどうにかならないかと来談されます。

4番目は過食症の方。
「話を聴くだけのカウンセリング」「こうなったのは親子関係のせい」など科学的根拠のない治療をしていたことに疑問をもった人がいらっしゃる傾向にあります。
これも人が多いカウンセリングは珍しいようです。

5番目は社交不安障害(対人恐怖)の方。
認知行動療法が有効ですからね。
結構怪しげな民間療法を試していた人が多いです。
高いお金を払ったのに良くならず、相談にくるケースが結構あります。

こんな感じでした。

どんな人が多く通っているかで、その相談機関の特徴がわかるものです。

私は認知行動療法を専門に行っているでこのような結果になったのだと思います。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


認知行動療法がうまくいかない場合

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分で認知行動療法をやってみたがうまくいかない」
「他で認知行動療法をやってみたがうまくいかない」

と思って「自分には認知行動療法は合わない」と思い込む人がいます。

だいたいは認知行動療法を誤解してやっている場合があります。

一番の誤解が有名な一つの技法のみをやっているということ。

Yahooの知恵袋でも回答者で間違ったことを回答していたりしました。

ネットの情報は鵜呑みにしてはいけません。

認知行動療法の書籍なんかをみた場合なんかは特に。

「状況」「自動思考」「気分」「適応的思考」などをプリントなどに記録する方法ばかりやっていませんか?

それを書き込むことが認知行動療法というわけではないのです。
使わないことも多々あります。

さらにいうと、それを書き込むだけやって良くなっていくという科学的根拠はありません

ですからただただ書き込んでもほとんどが無駄に終わります。

考え方が変わるわけもなく。

実を言うと精神科医や臨床心理士でもこのことを知らず、一般の方と同様の誤解している人が多いのです。

「認知行動療法を受けたことがある」という人でも、別の専門家のもとにいくとやり方が全然違う場合があります。

このため認知行動療法に対する間違った情報がいきわたっています。

自分だけでやるとだいたい時間の無駄になりますので、一度認知行動療法の専門家に相談しながらやってみた方がよいと思います。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


悩み続ける時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

GWあけて
「やる気がおきない!」
という人、多かったのでは?

こういう時に、無理にやる気を起こそうとしても起きないものです。

まぁ、そこそこにがんばっていきましょう。

さて、GW明けには5月病やらなんやらの心の病気に関する報道・記事が結構あります。

その中で結構使えるのではと思った方法。

「5分間悩んでも解決しない時は考えることをやめる」

だいたい5分間考えてダメな時はいくら考えても答えがでません。

悩む時間が増えて、落ち込んでいくだけです。

「そうはいっても、考えてしまう」

という人は、まず原因を分析したり、解決しようとしたりしようとしている自分に気づいて、それをやめる、ということを粘り強くやっていくといいかもしれません。

どちらにしろ「すっきり」はしませんけどね。

大雑把にいうと(正確には違うところもありますが)「悩みを消す」から「悩みを大きくしていかない」という手法です。

白黒はっきりしたいという人は納得いかない手法となるでしょう。

しかし、白黒つけられないものを白黒つけようとするのは、勝ち目のないゲームをしているようなものです。

だいたい悩み続けている人は、勝ち目のないゲームをしています。

勝つ方法を知るため、ネットをみたり、自己啓発本を読んだり、怪しげな方法をさぐったりします。

こういう時「こうすれば勝てる(悩みは解決!)」
という方法に飛びつきたくなります。

それで勝てることはありません。

そうすると疲れ果てるわけです。

そういう時やるべきことは、
「ゲームに勝とう」とすることではなく、「ゲームをやめる」ということなのです。

ゲームをやめるのには勇気が必要かもしれません。

これまでやってきていない方法ですから。

やってきていない方法だからこそ、活路が見いだせることもあります。

勝ち目のないゲームだと気づいたらすぐに放棄して、別の活動に取り組んでみてください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


病気でなくてもカウンセリングは受けられます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

医療機関のカウンセリングは敷居が高い・・・って良くいわれます。

昔よりは大分偏見も少なくなってきましたが、まだまだ行きにくい!って人も多いようです。

怖くありませんよ~。

本当は私の顔を見せたほうが安心する人もいると思うですが・・・外見には自信がないもので。

しかし、それほどこわ~い外見ではないと思いますのご安心ください。

こわ~い話も、高額な商品を売りつけること、必要のない治療をすすめることもありません。

予約も難しくはなくて「カウンセリングの予約をしたい」と言って、電話で希望日時と名前と電話番号を伝えてもらうだけで、その場で予約確定です。

思っている以上に、予約はあっさりとしています。

あと
「自分を病気だって認めたくない」
「病気じゃなきゃ病院いっちゃいけないのでは」
と思って、医療機関のカウンセリングを躊躇する人もいるようです。

これは誤解です。

「病気」というレッテルがあるかどうかではなく、困りごとであればご相談にのります。

例えば
「うつとかそこまでいっていないけど、悩んでいることがある」
「強迫性障害ではない。ちょっと潔癖症なだけだ」
という人でも大丈夫です。

「病気」というレッテルがあろうがなかろうが、悩んでいるとき時は考え方や行動の「クセ」が出ていて悪循環になっています。

カウンセリングでは日常的に悩んでいること、潔癖で困っている「クセ」を変えていくためのお手伝いをしますので。

「こんなこと相談していいのだろうか」と思わず、まずご相談ください。

なんらかのお手伝いができるかもしれません。

うちのカウンセリングの特徴を知りたい方は浦和すずのきクリニックのホームページを参考にしてください。

どんな場所でカウンセリングをするか知りたい人は
カウンセリング部屋の模様替え

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


人はそれほど注目していないかも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

自分が気になっていることって、人も気になっていると思います?

もちろん冷静に考えれば人それぞれだってわかるものです。

しかし、これがなかなか考えられなくなることもあります。

例えばうつで休職中の人や自分が無職であった場合
「平日の昼間に外出するなんて無職だと思われるに違いない」
と考えてしまいます。

これで自宅に閉じこもると良い方向にはいきません。

平日の昼間外出していても見知らぬ人がそこまで気にしているかはわかりませんよね。

例え毎日平日外出していても、周囲がそこまで自分のことを考えているかどうかはわかりません。

他の例としては
「人前で震える傾向があるから、人もそれに気づいているに違いない」
「赤面をしている自分を見てそれに気づいているに違いいない」
などなど。

こういう考えを自分の考え方のクセとは思わず真実だと考えてしまう人も多いようです。

そうすると人目が気になり引きこもったり人を回避することになり、さらに思い込みや不安が強くなってきます。

思い込みをやめて、行動してみることでこのような不安は払しょくできる可能性はあります。

一つの考えにとらわれず、行動していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


不安に囚われないための選択方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安なことの練習をやってもらってばかりの私にも苦手なものがあります。

以前も書いたことがあるのですが、それはナスです。

あのつや、色、形。

どれをとっても苦手。

特に何かトラウマがあるとかそういうわけじゃないですよ。

こういうことを同業者にいうとすぐに「両親の関係が・・・」って結びつける人がいました。

ナスが苦手なのは両親とのトラウマが無意識に関係しいていると。

・・・どう考えてもそんなことないでしょう。

話を戻し、ナスを克服しないと困ることはあります。

外食の時、コースで出てくると避けられないことも。

それが誰かのおごりだったら残すこともやや気がひけるとか。

些細なことですがナスにより気分が悪く、支障がでることがあろうが、その苦痛は仕方がない、ずっとこのまま、今もしかしたら食べたらおいしいと思うかもしれない可能性を否定して、一生避けようと思うわけです。

克服しようとしなければずっと苦手意識が続く苦痛、克服しようとしても苦手なものと直面しなければいけない苦痛があります。

つまり、どっちの選択をしても苦痛なんです。

ここでは自分の価値感が問われるところです。

私はナスを克服することによって得られることに価値をおいていません。

ですから苦手なナスを回避することを選んだのです。

もし私が「食べ物の好き嫌いはない人間でありたい」と思っていたら、直面していたかもしれません。

これは不安なことを克服しようかどうか迷っている時に考えることと似ているかもしれません。

不安についてどっちの選択をしても苦痛はあるから、苦痛かどうかを選択の基準にしないことです。

選択によって得られる(かもしれない)ものが、自分がこうありたいという価値観に一致する方を選ぶべきでしょう。

不安にとらわれ悩み続ける人の行動は自分の価値観と逆の選択をしている可能性があります。

価値観に一致しない方を選ぶと、それは人生においてずっと苦痛を与え続けます。

不潔強迫であればずっと手洗いをし続けることがあなたが望んでいることですか?
パニックで電車に乗れない人であれば電車に乗れないでいることがあなたが望んでいることですか?
人前で話すことが苦手な人であれば人を避け続けていることがあなたが望んでいることですか?

望んでいるのであれば、それほど不安に囚われた人生になっていないはず。

苦痛かどうかよりも、どういう人生を歩みたいかを選択の基準にしていくと苦痛はあるけれど充実した生活になっていくかもしれません。

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なかなか不安なことに挑戦する勇気が出ないときは

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「なかなか不安なことを練習する勇気がでない」
「どうやったら不安ことができるようになるのか」

これは不安なことを練習していくどの段階でも考えてしまいます。

最初の時だけでなく、ある程度不安なことができるようになった時も。

途中までやれたらどんどん一直線にできるようになるわけではありません。

「どうやったら不安なことをやる気になれるのか」
と考えてしまいます。

困ったことに多くの場合考えても何も出てきません。

厳しいようですが、場合によっては「どうやったらやる気になれるのか」と考えていることで、不安なことを実行することから回避をしている可能性もあります。

じゃぁ、どうすればよいのか。

多分、多くの人ががっかりする助言となるのですが・・・。

最初に不安なことをした時、どうやったらできるようになったかを考えてみてください。

「やる気が出たから」ではなく、

「とりあえず少しでも前進できそうなところを探してやってみた」「不安だけどやってみた」ということではありませんでした?

おそらく自己啓発本を読んでも、偉い先生の話を聴きに行っても、スピリチュアルな世界にいっても、やっぱり「やるしかない」という結論になります。

まぁ、ミラクルなおいしい方法なんてないので、
どっかで「え~い、やっちゃえ~」というものが必要なわけです。

ぼちぼち私と一緒にがんばりましょう。

「がんばるは禁句なはずだ~!」と考えるかもしれませんが、
前もブログで書いたように、がんばらないと何も変わりません。

ただし頑張るコツだけは間違えないようにしないとただ疲弊していくだけなので注意しましょう。

本当にがんばってもいいの?と思った人はこちらも参考に
がんばらないと良くならないことも

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カウンセリングへの誤解

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

2つのカウンセリングに対する誤解。

カウンセリングといっても色々ありますので、私のカウンセリングではこんなことやってませんよー、ということと、こういう人おすすめですよー、ということについて。

・カウンセリングは話を聴くだけという誤解
他のところでカウンセリングを受けたことがある人は、そういうカウンセリングを受けた人も多いでしょう。

確かにそういう流派もあります。

しかし、そういうカウンセリングばかりではありません。

アドバイスが逆効果の場合もありますが、多くの場合何をどうしたらよいかアドバイスが必要です。

話を聴いてもらうだけでなく、何をどうすればよいか話し合いたい方にカウンセリングおすすめしています。

もちろん、話を聴かないとかそういうことはないのでご心配なく。

・カウンセリングは過去の話ばかりを掘り下げるという誤解
過去の親子関係を掘り下げるカウンセリングも多いようです。

しかし、そのようなカウンセリングは理論的にも効果としても科学的根拠がありません。

根拠のない方法を使うのはどうかと思っているので、私はそのような手法は使わないようにしています。

過去の話は治療等に必要なところをのみを聞き、これからどうしてよいかについて話し合うようにしています。

過去の話ばかりしたって何も変わりませんし、これから幸せになることが大切ですから。

このため過去の話よりも、これからどうしたらよいかについて話し合いたいという方にカウンセリングをおすすめしています。

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アルコールは不安を強くする

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「アルコールで得られたものは、アルコールによって奪われる」
と言われています。

嫌なことがあった時、不安な時、お酒をのみたなる人もいますよね。

あと眠れない時とか。

この不安・嫌な気分を消したいと思うわけです。

お酒を飲むと嫌な気分がまぎれることもあります。

しかし、アルコールは離脱症状が起きやすく、抜けた時に不安が生じやすくなります。

寝つきはよくなりますが、睡眠の質を悪くしたりのどがかわきやすくなるので途中で目覚めやすくなり、起きた時にだるさを感じることも多いものです。

嫌なこと・不安なことが酒で解決されているわけではないので、またアルコールが欲しくなります。

どんどん依存していくのです。

アルコールで得られた安心はアルコールによってなくなるどころか、最終的にさらに不安を強めるわけです。

ちょっと違いますが、抗不安薬に長年依存している人にも似てますよね。

「アルコールで得られたものは、アルコールによって奪われる」
を忘れないようにしましょう。

お酒を飲むときは不眠のため、不安を忘れるためではなく、楽しいお酒をこころがけてください。

ちなみにアルコール依存の人は一滴でも飲んじゃだめですよ。

アルコールについての関連記事はこちら
・寝酒について
・冷静な判断をするには

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ダメなことばかりが見える時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングをしていて、多少変化したときに起こりやすいこと。

「全く良くなっていない」「自分は変わっていない」

と感じてしまうこと。

確かに、うまくいっていないところはある。

しかし、よくよく聞いていくと結構できていることもある。

出来ているところは
「大したことない」「普通のこと」
と過小評価し、
出来ていないことは過大評価してしまうわけです。

ですからもったいないんですよね。

せっかく自分で努力して、変わっていっているところもあるのに、それを無視してして、やる気も失せてくるのですから。

これは本人だけでなく、周囲も思いがち。

本人が頑張ってちょっと良くなったら、右肩上がりでよくなっていくことを期待してしまいます。

うまくいかないことがあると、少し良くなってきていたという実績がある分、期待とのギャップで落胆してしまうわけです。

「やっぱり治らないんじゃないか」
「努力が足りいんじゃないか」
という感じで。

治療は右肩上がりでいくことは多くありません。

良くなったり、悪くなったりがあります。

まぁ、わかっていても出来ないことを見てしまうのは仕方ないことなので、とりあえずは過大評価、過小評価していることを意識していくことから始めてみてはいかがでしょうか。

自分や他人を責めても良い方向にはいきません。

あせらず治療していきましょう。

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