「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

安定を手に入れると不安になるかも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「不安をなくそう」として
・カウンセリングの本を読んでいる
・自己啓発本を読んでいる。
・ネットで不安克服法ばかり探している
・リラックスすることばかり考えている

こんなことをやっていると不安に囚われやすくなります。

不安があれば取り去りたい。

当たり前のことですね。

ただ不安が強い人は「あえて不安を探す」ようなことをしてしまいます。

次々と新たな不安が結びつけて、不安を作っているようなことありませんか?

仮に心の安定を一時的に得たとしても、
「この安定が崩れたらどうしよう」
と不安になるわけです。

幸せいっぱいのカップルが「この幸せが崩れたらどうしよう」と不安になるのと同じようなものです。

安定にしがみつこうとして、不安定になってしまう。

不安をなくそうとしている人は、ずっと不安に囚われ続けます。

本来良い気分も、悪い気分もずっとは続きません。

しかし、ジタバタと良い気分になろうとすると悪い気分が続きます。

ですから不安は「なくす」ではなく「不安があっても対処できる」を目指す方が良いのです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安を克服する勇気を出すために

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいだろうか?
Steve jobs

あのアップル創業者のスピーチから。

不安を克服しようとしているけれどなかなか勇気が出ないって人には一歩前に進むことを後押ししてくれる言葉かもしれません。

「明日どうなるかが不安」
「鍵をしめたか不安」
「パニックになったらどうしよう」
「人からどのようにみられているか不安」
と思って、不安に悩まされますよね。

そして不安にならないよう対処することばかりやってしまう。

「今のままでいいわけないのはわかっているけれど・・・」
「不安がなくなったら挑戦しよう」
「勇気がでたらやろう」

世界がほろびる人生最後の日だとしても、そんな風に考えて不安に囚われた行動をとりますか?

最後の日とすれば自分の考えている不安の多くがどうでも良いことになりませんか?

イチイチ将来のことや人からの評価、体調のことを気にしても無駄になるわけです。

過去や未来への比重が低くなりませんか?

自分が今本当に大切にしたいことはなんだろう?

最期の日と意識すれば自分が大切にしているものが見えてきます。

人生という時間は限られています。

過去を悔やんだり恨んだりするのではなく、未来を予測して思い悩むのではなく、「今」を一生懸命大切にした「行動」をとってみてください。

たまには名言でも見てみようかと思った人はこちらの記事も参考にしてください
・失敗して落ち込んでいる人へ
・本当にやっても無駄か?
・何もかもうまくいかないと思った時

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心の病気が改善する方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

NHKでうつ病についてやっていました。

中身についてはつっこみどころが多々ありましたが、結局最後「どうすればよいか」ということについては同感でした。

うつ病の人の「まず何をやったらいいですか」という問いの答えの代表的な答えです。

これをしてもらえると、うつ病もそうですが他の心の病気の方にも有効であることが多いですよ。

効果も出いているハズです。

絶対やった方がいいです。

その方法はですね・・・

絶対多くの人に「なんだ・・・もっといい方法はないのか」と思われるだろうなぁ。

「規則正しい生活」

地味ですよねぇ。

がっかりして、このブログを閉じようとしている人がいるかもしれません。

しかし、ものすご~く大事。

自己啓発本を読んだり、病気について調べるより、まずはこれをやらないといけません。

心の病気全般について基本的なことと言えます。

・適度な運動
・バランスの良い食事
・決まった時間に起きて、決まった時間に寝る
・ほどよく人と交流を持つ(孤独にならない)

これが結構難しい。

一番多い意見が

「モチベーションが続かない」

うつなんかで仕事ができない人、やめてしまっている人なんかは、

「早く起きてもやることないからすぐに寝てしまう」

となります。

昼間起きていると人と比べてしまうから、寝ていた方がマシと考えちゃいます。

「夜の方が気楽」

となり、昼夜逆転する。

そうすると悪い循環にはまります。

基本的なことですが、規則正しい生活をがんばってやるだけでかなり体調が良くなってくる可能性が高いのです。

生活が乱れている人はまず規則正しい生活をがんばって続けていく・・・というか習慣にしていきましょう。

気合いで云々だけではなく、習慣にできそうな生活スタイルに環境を変えていくことがコツです。

きっと変わってくると思います。

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嫌なことを考えない方法?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビを見ていたら色々とあれこれ考えて眠れない時の対処として
「あ~」
っと心の中で言い続ける、というものをとある医者が紹介していました。

人間は二つのことを考えることができないので、「あ~」と心の中で言い続けていると余計なことは考えずに済むとのこと。

そうしていくうちに落ち着いて眠れるそうだ。

なるほど。

とりあえず簡単にすぐに実行できるし、うまくいけば睡眠以外にも使えそうだなぁ。

そんなことを思いながら、とりあえず自分で実験。

以下が私の感想。

・「あ~」って言っていても、別なことは思い浮かぶ
特にイメージに関することなどは普通に浮かんでくる。
「あ~」で何も考えない状態にはなれない

・結構疲れる
心の中でも「あ~」って叫び続けたら結構疲れる

私の結論。

やっぱり「あ~」って言っていても考えちゃいます。

皆さんはどうでしょうか?

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感情に振り回されないようになるには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

感情的になってすぐに、わ~ってなってしまう人いますよね。

そんな人が感情と一歩距離をおいておけるようになる・・・かもしれないエクササイズ。

いつもでもできて簡単ですのでやってみてください。

自分の考えていることに
「考えている」「考えた」
と、つけるだけ。

「私はダメな人間」
と考えたら
「私はダメな人間、と考えた」

「私の人生は何もいいことがないだろう」
と考えたら
「私の人生は何もいいことがないだろう、と考えている」

「絶対こうするべきだ」
と考えたら
「絶対こうするべきだ、と考えている」

ちょっと距離をとった感じになるのがわかりますか?

私=だめな人間
から
「ダメな人間」と私の頭が考えていることであって、事実ではないかもしれない、となるわけです。

感情的になっている時の「考え」って、冷静に観察されることに弱いのです。

なんとなくピンときた方はこのエクササイズは効果的かもしれません。

感情に振り回されやすい人は、自分の気持ちを客観的に観察するこのエクササイズを普段から練習してみましょう。

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悩み続けるのを止めるためには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どんな時に嫌なコトや不安なことをグルグルと考えていますか?

うつでも不安でも過食でも、どんな時に不快・不安なことを考えやすいかというと・・・

暇な時・時間がある時

です。

何かをやっていて集中している時は良いのですが、
・一息ついたとき
・日中やることがない時
・夜間
・お風呂に入っている時

など、結構嫌なことを考えやすいのです。

「思い出さないようにしよう」
と思うともっと思い出す習性が人間にはあります。

一日中自宅にいる人は嫌なことを考えやすくなります。

ケースバイケースですが、こういう時は暇な時間を作りすぎないこと、今やっているコトに注意を向けるということが有効です。

どんな活動をしたらよいかというと、基本的には別になんでもいいのです。

趣味とかそういうのではなくても、ちょっとこういうことやっているとマシかなぁ、くらいのことでも。

また
自分がどんなことをしていたらもっと充実した生活ができるか、
不安に囚われていなかったらどんな活動がしたいか、
という質問を自分に投げかけてみてもいいかもしれません。

ついつい時間がある時に考えてしまう人はこちらの記事も参考にしてください
・いつまでも悩みっぱなしの人の特徴
・心の病気は休んでも良くならないことも多い
・心配で眠れない場合の対処

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長い間不安に悩まされている

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫、パニック、対人恐怖などの人はカウンセリングに来る時点で悩み始めてから、または治療を始めてからもう何年も経っている人が多いです。

若いころから不安で悩み、病院で薬を飲み始めたけれど、一進一退。

そのうち不安が強くなり生活範囲はせばまる。

薬は止めたいけれど、頓服を手放すこと自体が不安になり何年も経っている。

医療関係者からは「別に害はないからずっと通院して飲んでたら」と言われる。

カウンセリングに行けば過去をほじくりかえされるか、話を聞くだけ。

あんまり悩んでいる期間が長いと
「もう治らないからこうやって付き合っていくしかないか」
と考えている。

こうなっていませんか?

それで本当にいいのですか?

あきらめてはいけません。

長い間悩んでいるからといって治るのに何年もかかるとは限らないのです。

きちんと不安への対応方法を学び、練習をすることによって早期に改善していく可能性があります。

もちろん「練習すれば」ですけど。

勇気をだして、不安への対処を練習していきましょう!

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病気が治ったらやってみたいことをできるようになるには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつや不安などで悩むとやりたいことができなくなることがあります。

電車にのってどこかへ行く
コンサートに行く
趣味を楽しむ
友人と遊ぶ
仕事をする
子育てをする
・・・などなど

良くなったらこれをやりたい!というものを持っていることは大事です。

治療へのモチベーションとなります。

もう一つ大切なことがあります。

多くの場合やりたいことは「完全に良くなってからやろう」ということではありません。

「不安をもちつつやりたいことをやる」ことが症状の改善につながっていきます。

例えばパニック障害で電車に乗れなくて旅行に行きたくても行けないって人。

「良くなったら電車に乗ろう」
だとダメなんです。

電車に乗ってみないと大丈夫かどうかなんてわからないのですから。

だから不安はあるけれどやりたいことをやってみることが必要なのです。

やりたいことが出来るようになることで「もっと良くなりたい」という治療へのモチベーションになりますよ。

「不安だけれどやってみるって怖いなぁ」って思った人はこちらの記事も参考にしてください
・心の病気は休んでも良くならないことが多い
・不安に直面して悪化することはあるの?

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連休後の仕事がつらい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

世の中は3連休が2週続いています。

私は土曜日に休むことが少ないので2連休ですが、普段連休がない私にとっては貴重です。

こう連休が続くと仕事が嫌な人は連休の最終日がつらいですよね。

翌日のことを考えると休日最終日の午後あたりから憂鬱になってきませんか?

以前にも書きましたが、こういう時は翌日のことを考えることに取り組まないことが大事です。

「明日どうしよう」「いやだなぁ」
って考えても解決しません。

それどころかどんどん憂鬱になってきます。

まぁ、取り組まないようにしようとしても考えちゃいますけどね。

そういう人は休みの日に何もしていない人が多い印象です。

暇があると余計なことばかり考えてしまいます。

何かやること(なんでもよいので)を見つけるのも考えすぎないためのコツです。

あと早く寝た方が良いです。

夜に考えるともっと憂鬱になりますからね。

また夜は論理的に考える力が低下しているので良い結果となりません。

将来のこと、過去の事、色々考えちゃいますけど・・・明日考えましょ

ついつい考え込んじゃうって人はこちらの記事も参考にしてください
いつも悩みっぱなしの人の特徴

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認知行動療法を本人が拒否する時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

マスコミでも認知行動療法が取り上げられることが多くなってきました。

それはそれでよいのですが、認知行動療法をやるにあたって注意点があります。

よくあるケースは本人がカウンセリングをやる気がないのに家族が無理矢理連れてくること。

認知行動療法はある程度自分で何とかしたい!という気持ちがなければ難しいやり方です。

ですから家族が
「あなたはマイナス思考だから認知行動療法でプラス思考にしてきなさい」
とか
「あなたのせいでみんなが困っているのだから、認知行動療法やりなさい」
と無理やり連れてきてもうまくいかないことが多いでしょう。

不登校になっているお子さんのご両親、
うつの夫をもつ妻、
というケースが多いかもしれません。

不登校のお子さんは学校に行きたくない、けれど親としては行かせたい。

うつの夫はカウンセリングなんてわけのわからない方法はやりたいくない、でも妻はこのままではうまくいかないような気がするから行ってほしい。

本人と家族との意識のギャップが大きいのです。

無理やり連れてこられると本人は
「2度と来るか!」
「とりあえずカウンセリングは適当に流して、次はもう行かないっていえばいいや」
となります。

まぁ、無理やり連れてきて話を聞いたらやる気になる、というケースもなくはないのですが。

本人がやる気がない場合はまずは家族だけ相談にくるという手が無難です。

それで家族としてできることや対応などについて話し合っていったほうがよいかもしれません。

あと本人に認知行動療法をすすめる場合は
「こんなやり方があって、良くなっていくみたいだよ」
とやんわりすすめるくらいからスタートして、反応をみながら治療につなげていってみてください。

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