「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

コミュニケーションをとりましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

精神科関係の病気って目に見えないものだからいろいろ難しいことってありますよね。

人から苦しいことがわかってもらえない
治るってどういうことかがあいまい
治療していても本当に治っているのかわからない

などなど。

外科系みたいに傷口が見えて、処置して、数ヶ月で治る!っていうのだったらわかりやすいのですが。

何が原因で、どうすれば治るのか、治療にはどんな選択肢があるのか、どれくらいで治るのか、などわからない、っていう人が多いです。

病院に行っている人もなかなかお医者さんから聞きたくても聞いていないって人いません?

目に見えないものだから治療者とのコミュニケーションは大事です。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」という気持ちはわからなくもないのですが、疑問を抱いたままだと良くなるものもよくなりません。

お医者さんなりカウンセラーなりときちんとコミュニケーションをとりながら治療を進めていってください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


癒しのないカウンセリング

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どうもカウンセリングというと「癒し」というイメージがあるみたいです。

私のカウンセリングでは、それほど「癒し」はないです。

何をもって「癒し」とするかもよりますけどね。

少なくとも一時的な安心というか、マッサージ的なものを求めている人には私のカウンセリングは向かないと思います。

一時的な癒しは心の病を解決することはありません。

むしろ、悪化させる要因にもなります。

癒しの後に待っているのは苦しい現実です。

現実から逃れるための癒しは苦痛を増大させるだけです。

たまに現実逃避するくらいなら問題はありませんが。

ですからあま~い、言葉かけはあまり?ないです(かといって怒って指導するわけではないのでご心配なく)。

その代り、私のカウンセリングはうつや不安のとらわれから自由になるためにはどうしたらよいかについて話したい人には向いています。

大変なこともあるけれど、その先にまってい生活の充実を目指します。

とらわれから自由になった後に、癒しを体験できるかもしれません。

ただよくなっている時って癒しとかそういうものにこだわっていないような気もします。

カウンセリングにこられる方には一時的な癒しではなく、うつや不安から自由になり日常生活で泣き笑いのある本当の癒し、充実した生活を手に入れてほしいと考えています。

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完璧主義もよいところが

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「一回でも失敗したらおしまい」
「ミスを犯したらいけない」
「常にトラブルは起こらないように予想しなければならない」

など、なにかとやり玉にあげられる「完璧主義」。

苦しんでいる人も多いです。

しかし、完璧主義が悪いわけではないんですよ。

ミスや失敗が許されない仕事もありますし。

なんでも中途半端にやりましょう、というのもどんなものかと。

問題なのは完璧主義的な思考によって、日常生活に柔軟性がなくなったり、さらに問題が大きくなったりすることです。

ミスを恐れて何度も書類を確認する
失敗を恐れて行動することを避け続け、苦しい状態のままでいる・・・など。

要するに、完璧主義によってうまくいっているのであればそれでいいですし、うまくいっていないのであれば変えましょう、ということなんです。

完璧でないことをやってみたらどうなるか?なんて実際にやってみてもよいでしょう。

簡単なようで難しいんですけどね。

少しずつでよいので柔軟な対応にチャレンジしてみてください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


自分ができているところを探す

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

子どもをもつお母さん達のブログってみたことあります?

子どもために凝った料理やお弁当をつくってあげたり、上手な手作りバッグをつくってあげたり。

すごいですよね。

そういうものを見聞きした時「なんて私はダメな母親なんだ」と思った人いませんか?

他のお母さんはよくやっている。

自分は全く何もやっていないダメな母親だ・・・という感じで。

他人を過大評価して、自分を過小評価してるのです。

「いやいや、本当に自分は何もできてない」

というかもしれません。

それは自分の考え方のクセに気づいていないだけなのです。

全くできていないお母さんをみたことがありません。

まずは自分ができているところを認めることが必要となります。

子どもが育っているということは何かをやっている証拠ですしね。

少しずつ自分自身を認めて自信をつけていってください。

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過呼吸に紙袋の対処はダメ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前にも書いたことですが、テレビでもやっていたのを見て、大事のことなのでもう一度書きます。

過呼吸への対応です。

過呼吸になった時に紙袋で対処している人はいませんか?

その対処は間違ったやり方です。

死亡例も報告されているのでやめてください。

紙袋を使った対処の危険性について結構知らない人が多いと思います。

下手をすると医療関係者も危険なことを知らない場合があります。

基本的な対処はゆっくり呼吸することです。

ゆっくりといっても深呼吸ではありません。

吐く方を長めにやっていくとよいです。

周囲で紙袋を使っている人がいたら教えてあげてください。

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困ったときの3つの発想

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

困ったときはまずどのような発想ををしていったらよいか。

認知行動療法的な考えもいいいのですが、それをやると長くなります。

もっと簡潔なものはないか。

あります。

覚えておくのはこの3つだけ!

・うまくいっているのなら、変えようとするな。
・もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
・もしうまくいっていないのであれば、(なんでもいいから)違うことをせよ。

これは解決志向アプローチといわれているカウンセリングのやり方の中心哲学です。

うまくいかなくなっているときって、いろいろ試してみているようでも、うまくいっていないことを繰り返していることがあります。

またせっかくうまくいっていることまで変えてしまったり、うまくいっていないと思い込んだりしているものです。

うまくいっているところを探して、それをやってみることが必要です。

それでもうまくいっていないのであれば、とりあえずなんでもいいので別のことをしてみる。

「なんでもよい」というのも大事。

問題解決に直接関係ないことでもよいですよ。

いつもより早く起きてみるとか。

奇跡が起こって状況が改善されたら、まずやるだろうなぁって行動とか。

いつも帰りの遅い旦那さんを怒っていたのを、旦那さんが遅く帰ってきたら踊りながら迎えてみるとか(旦那さんが心配して聞く耳をもってくれるかも?)

うまくいっていない昨日とは違う行動をとってみるといいです。

「こんなもんで良くなるものか!」と思いませんでした?

しかし、そういう思考パターンは「いつもやっていること」でありませんか?

だからうまくいっていないのではありませんか?

うまくいかない行動パターンに陥っているのです。

だから「うまくいっていないのであれば、なんでもいいからほかのことをやってみる」という発想は大事なんです。

何でもいいからやっていくうちに何かはあたる。

当たった方法はまたそれをする。

うまくいっているなら変えようとしない。

困ったときはこのような発想でやってみてはいかが?

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人のあら捜しをしてみる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分は人に比べてダメな人間」
「自分は人に比べて醜い人間」

と人と比べて自分はダメと思う方。

そんな人はどうすればよいか。

ちょっと面白そうな話を目にしたのでご紹介。

「すばらしいと思っている人の悪いところ探してください」

というやり方。

「それは人ととしてどうか」

ということは置いておき、軽い気持ちでやってみてください。

無理に探そうとすれば見つかりませんか?

自分がどんなにすばらしいと思っている人でも欠点はあるものです。

注意してほしいのですが、人の欠点を見つける練習ではありません。

それだと単に嫌なやつです。

・人には良いところも悪いところもあること
・他人や自分への印象は、一面的なものでしかないこと

が、気づけるようにするエクササイズです。

人が極端に良く見えて、自分がとってもダメというのは、現実的ではありません。

自分のクセに気づくことは落ち込みを少なくすることに役立ちます。

ちなみにこれは他人はすばらしくて自分は全くだめ、という人のためのエクササイズです。
「あの人がわかってくれない」
「あの人はダメだ」
と、人を責めている状態の人にはあまり向きません。

人を責めるような人は「人の良いところを探してください」というエクササイズの方が良いです。

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ストレスサインを見逃さない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ストレスマネジメントのひとつに注意サインを知る、というものがあります。

ストレスがたまってきたときに出やすい症状をチェックしておくのです。。

気分が憂うつになる、が代表的でしょう。

その他はというと・・・

・めまい、頭痛、肩こり、腰痛、食欲がない、だるい、などの身体症状
・寝つきがわるい、朝早くおきる、途中で何度も起きるなどの睡眠障害
・物事が決められなくなる、記憶力の低下、イライラ、優先順位が決められない、など。

自分自身はどんな症状が出てきやすいのでしょうか?

初期症状をチェックすることは大事です。

知らず知らずのうちに無理をしている可能性があります。

自分で気づきにくいときは家族や周囲に自分の注意サインを知らせておくとよいかもしれません。

初期症状をチェックして、症状が出てきたら無理をしない、早めに治療に行くなど、対策を立てるようにしてください。

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家族のせいにすると・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

家族療法って聞いたことあります?

よくある誤解が「家族が問題だから家族を治すのが家族療法」というもの。

これは違います。

困りごとを家族のせいにしたり、家族の「病理」というものを想定してそれを治すというのは家族療法ではないのです。

どうしても家族のせいにしたくなります。
そんな情報が書籍やインターネットに流れていますし。

家族のせいにしてしまうと「こうなったのは親のせい」「その親もまた、親からそのような扱いを・・・」という悪者探しの連鎖になります。
家族のせいにすると少しは楽になるかもしれません。
しかし「今後どうしたらいいの?」という問いには答えられず、苦しみは続くでしょう。

「家族とともに治療していく、一緒にどうすればよいか考えていく」というのが家族療法の基本です。

「この状況をなんとかしたい」と思ったら「これからどうしたらよいか?」を中心に考えていきましょう。

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しつこいようですが・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

周囲の人が認知行動療法を受けるように進める時の注意点があります。

よくあるのが「あなたの考え方は歪んでいる。歪みがなくなれば病気がよくなるから認知行動療法をうけなさい」というすすめかた。

これはまずいのです。

このブログで何度も書いていますが・・・時々書かないと忘れ去られるそうなので何度もいいます。

間違った考え方を正しい考えかたにするのが認知行動療法では「ありません」。

これは認知行動療法に詳しくない医療関係者(臨床心理士も含め)も同じような間違いをしている人が多いです。

「歪んだ考え方を矯正するのが認知行動療法だよ」と説明されたら、その専門家は認知行動療法について詳しくない証拠でしょう。

だから「通院しているところの専門家から考え方のゆがみを直してきなさいと言われてきた」という人が結構いるんです。

それほど認知行動療法が正確に認知されていないのでしょう。

周囲の方が本人の意志を無視し、考え方を矯正させようとして認知行動療法を受けさせても、うまくいきません。

あくまでも本人がどのように生きていきたいか、どのようになりたいかが重要で、そのために考え方、行動の仕方など幅を広げていこうとするのが認知行動療法でできることです。

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