浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
眠れない時に「羊が一匹、羊が二匹・・・」と数えるのは逆効果なんです。
その理由は眠ろうと努力しているから。
寝ようとする努力は眠れない原因の一つ
眠れない
→眠ろうとする
→眠れないことが意識される
→あせる
→眠れない
→眠ろうとする・・・
悪循環ですよね。
だから羊を数えて眠ろう!はダメなんです。
羊が100匹超えたあたりから「100匹数えても眠れない。どうしよう」と不安が強くなり、さらに眠れなくなるのです。
眠るコツは寝ようとしないこと
羊と同じように、他の眠ろうとする努力も逆効果のことが多いです。
眠れない時に「眠る 方法」「眠れない 対処法」とかネットで調べてませんか?
そんなことしたら目がさえてくるし、眠れないことが意識されるだけです。
○○をやったら眠れると宣伝しているものが多々ありますが、だいたい科学的根拠はありません。
偶然眠れると「効いた!」って思うことはありますけどね。
思い込みって大事なんで。
思い込みが効かない人は、地道な対処が必要なんです。
眠るためのコツは、眠ろうとしないこと。
睡眠は努力するのではなく、眠気の波が来るまで待って、波がきたら「自然に」の乗るってイメージが良いのです。
波は「早く来い!」って考えて待っていてはきません。
「波が来るまでほかのことをして待とう」
この心持が大切。
基本的には何もしなくても良いです。
寝る時に不安なことや明日のことなど、余計なことを考えるタイプの人は瞑想みたいなことをしてまっているのも手。
やり方はこちらで書きました。
・無になろうとしてもなれない
ただし、「これをやったら眠れるんだ!」と寝るための努力になってしまうと逆効果です。
あせらず待つ方法として使ってください。
羊を数えるのも寝る努力になっていないければ悪くないんですよ。
「余計なこと考えるから羊でも数えてよう」くらいだったら役に立つかもしれません。
その他、睡眠で気を付けることはこちらの記事でも書いたので参考にしてくださいね。
・眠れない人が対処すべき6つのポイント
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