浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
過食症の治療は認知行動療法が有効と言われています。
しかし、一般的な認知行動療法の本はうつをメインにしているので参考にしてもあまり役に立ちません。
過食症は別のやり方になりますし。
では、過食症の治療はどんなことをするのか?
こんな感じですよーってのをまとめてみました。
※人によってやることは違いますので、絶対この通りにやるわけではありません。
食事記録をつける
基本中の基本。
どんなものをいつ、どこで、食べているのか、過食をしているのかを記録します。
これをやることで過食している悪循環がわかりやすくなるんです。
ちょっと面倒ですが、役に立つものなのでやってもらうことが多いです。
今回書いている他の内容も記録を通じて知ることができます。
食事の方法を学習
過食しにくい食事の方法ってあるんです。
過食になると空腹か満腹かわからなくなります。
その時の気分で食べているとだいだい過食が悪化します。
また、特定の食べ物を避けているのが過食の大きな要因なのでそこも変えていかなくてはなりません。
そういうのを学んで、実践していきます。
参考記事
・空腹か満腹かわからない 過食によくある症状への対処
過食を悪化させている自分のクセを知る
体重計に毎日のったり、太るのが怖くて過度に運動したり、下剤を使ったり。
これをしていると過食が悪化しやすいです。
過食を悪化させているクセを知って、改善に近づけましょう。
参考記事
・体重計にのると過食がひどくなる人の対処法
・運動が食べ過ぎのもとになることありますよ
過食しにくい環境づくり
過食しないのはとっても難しいです。
意志の力はあてになりません。
そういう時は、過食しにくい環境づくりをしていくとよいです。
食べ物を近くにおかないとか、空腹なときに買い物いかないとか。
過食してしまった時はどうすればよいのか
過食をしないにこしたことはありませんが、まぁしてしまいます。
過食を止めればいいってもんでもないですし。
そんな時、どんなことができるのか?
その後どうしたらよいのか?
一緒に考えていきます。
参考記事
・食べ始めたら止まらない そんな時過食の人はどんな対処をすればよいのか
・食べ過ぎた後の考え方のコツ
まとめ
以上は基本的なところです。
他にもたくさんあります。
過食症の治療は長期間になりやすいです。
停滞期もあって「ずっとよくならないのでは」と考えるかもしれません。
しかし、ちょっとずつは変化していくものです。
あせらず治療していきましょう。
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