浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
就職活動ってストレスがたまります。
なかなか決まらないと、自分の人格を否定された気分になってきません?
「どこにいっても自分なんて就職できない」
「もう就活しても無駄かも」って。
当然、就職の決まりやすさ=自分の価値、ではありません。
私は仕事柄、いろんな採用担当の方と会ったことがあります。
そういう人の採用の基準を聞いて思ったこと。
採用の基準ってものすご~く、採用担当者の主観。
「こういう人は良いに違いない!」って。
それは当たり前のことなんです。
就職ってお見合いみたいなもの。
そんな短時間で人のことなんかわかるわけがない。
実際に付き合ったり、結婚したりしなきゃわからないですよね。
「こうすれば受かる!」みたいな本を見ても、恋愛本を読んでもモテないのと同じであまり意味がありません。
まぁ、ある程度のマナーみたいなのは知っておいてもいいかもしれませんが。
それでも「なんか受かるためによい方法はないの?」って人にちょっとしたヒントを。
就職がソコソコうまくいく人って、すごく優秀とかそういうことではありません。
「自分はどういう会社だったらウケがいいか・受かる可能性が高いか」をわかっているのです。
就職がずっとうまくいかないって人は「結婚後も仕事を続けたい!」って女性が「結婚後は家にいてほしい」って男性のところにアプローチしているもの。
うまくいかなくて当たり前。
それで「自分なんて誰ともうまくいかないんだ」「やっぱり自分は価値がないんだ」って落ち込んでいるのです。
「結婚後も仕事を続けて自分らしくやってほしい」って人にアプローチすれば良いのに・・・って思いません?
「自分に価値があるかどうか」ではなく「どこだったら自分を高く評価してくれるのか」
ここがわかっていないと、いくら資格を取ったってうまくいきません。
「自分なんてどこいったって評価してくれない」って思っている人は、自分がどこで高く評価されるのかわかっていないだけ。
そこを考えてみてはどうでしょうか?
ちなみにこの自分の価値を知るためには、「自己分析テスト」しても無駄ですよ。
こういうのに心理テストなんてたいして役に立ちません。
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