確認強迫にはファスナーのないバッグで出かけよう!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ファスナーがないバッグで持ち歩くことできます?
「何か落としたのではないか?」って不安で持てないって人は強迫性障害になってはいませんか?

確認強迫の人はそのようなバッグを持ち歩けない人がいます。
クレジットカードや保険証、免許証が落ちているかどうかが気になってしまいます。

いつも大事そうにしてバッグを手放せません。
財布を出すのが不安です。
買い物でお財布を使ったら、何か落としたのではないかと不安になって、床などを確認していませんか?
買い物が億劫になり、一人で買い物ができなくなる人もいます。

自宅に帰ると、バッグの中に財布などがきちんと入っているか確認していませんか?
何度確認しても安心感はないものです。

ファスナーのないバッグで人ごみに出かけるのが治療!

このような場合の治療法は、あえて不安なことをしてみること。

やるとよいこと
・ファスナーのないバッグを使って外出する。
・そのまま人ごみの中にいく。
・お財布を出して買い物をして、そのあとは振り返らずにお店を出る。
・帰宅したあとは、バッグの中身を確認しない。

やってはいけないこと
・頭の中で記憶をたどって「大丈夫だ」と言い聞かせる
・家族に大丈夫かどうか確認をする

「万が一落としていたらどうするの?」って考えるかもしれません。
万が一を恐れて確認をしてしまう病気なので、それでも確認してはいけません。
その不安に慣れていくことが治療となります。

不安だったらあえて不安なことをする。
強迫性障害の人は覚えておきましょう。

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