浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
お腹が出てきた。ズボンがきつい。
「もしかして太った?」って思った人。
本当に太ったかを判断するのはちょっとまった。
特に過食症の人は。
過食症の人は「太った」を間違って判断してしまいがち。
こんな時に間違った判断を起こしやすいことがわかっています。
・食事の後のお腹が出ているのを見て
・ズボンのウェストがきついと思って
・左右の太ももがくっついているのを見て
・満腹感があったとき
え!これって太った証拠じゃないの?って思ったあなた。
そうとは限らないんですよ!
「ズボンがきつくなった」は太った証拠ではない!
「肥満だ」って感じてしまうことを「肥満感」って言います。
実際に太っていることとは別なんです。
いわば太っていないのに自分では太っていると感じてしまう錯覚。
食事の後にお腹がでるのは当たり前(特に拒食傾向の人の場合)。太ったのとは別なんです。
お腹については女性であれば生理などの影響でも変わりますし。
だからズボンがきつくなった!ってのも、太った証拠とは限りません。
「実際体重増えたけど?」って人もいるかもしれません。
体重が増えたかどうかは太った基準になるとは限りません。
人は常に一定の体重ではないので。
水分、生理、食事の後かどうか、その他モロモロのことで1~2キロは変化します。
肥満感があると、いつも太っとかどうかを確認しようとします。
太ったと感じるとダイエットにはしります。
ダイエットをすると食べ物をもっとほしくなるので過食がひどくなるのです。
落ち込んでいるときや、暇な時間に感じやすいといわれています。
ですから肥満感がある人は、ストレスに対処したり、ぼーっとする時間を少なくしていくと良いです。
実際に太ったことと「太ったと感じること」は別。
過食症の人は意識してみてください。
あー、健康な人の場合は、本当に太ったことの証拠なっちゃうこともありますけど・・・。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。