浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫行為の「行為」というと
「目に見えている行動」
「振るまい」
をイメージしていませんか?
これは違います。
強迫行為には頭で考えていることも含むんです。
例えばメールを送ったかどうか確認しようとして
「大丈夫、大丈夫、送った、送った」
と頭の中で安心を得ようとして、フリーズしているように見えることがあります。
この時頭のなかで「大丈夫」「送った」と何度も繰り返していることも強迫行為です。
強迫性障害には行動療法が有効であると有名ですが行動療法でいう「行動」の意味は一般的な「行動」とは違います。
頭の中で考えていることとも「行動」とみなします。
行動療法の「行動」は死んでいる人ができないことが「行動」と言われています。
考えることは死人にはできません(多分)。
行動療法でも頭の中で考えていることは扱います。
「目に見えている行動しか扱わないのが行動療法」という誤解ですからね。
強迫の人は頭の中で行っている「行動」も注意してみてください。
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