浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
ノロウィルスやインフルエンザが流行っていますよね。
テレビでは、特殊な蛍光塗料をつけて部屋で遊んだり作業をさせ、ブラックライトで蛍光塗料の広がりを見せて
「こんないっぱいウィルスって広がっているんですよ」
というものをこの時期になるといつもやっています。
これをみていると、どこに触っても塗料がつきます。
食べ物、ドアのとって、スイッチ、家具、おもちゃ、顔。
だから外から帰ったら手を洗いましょうということですが・・・。
この理屈でいくとウィルスを防ぐとなったら、
・帰宅したらどこもふれずにシャワーをあびて、着替える
・外からもってきたものは家の中にはもちこまない
・触ったものは常に拭く
・家族も同様のことをさせる
となりますよね。
これって・・・いわゆる洗浄強迫・不潔強迫ってやつですよね。
テレビの実験でやっているような結果を完全にやろうとしても無理ですし、やろうとすれば強迫性障害の領域となってしまいます。
ウィルス予防は大切ですが、一般家庭ではやりすぎにご注意ください。
あ、洗浄強迫と不潔強迫の人は基本的に手洗いはダメですよ。
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