浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
自動車の免許証の更新があり、警察署に行ってきました。
警察署に行くと何も悪いことしていないのにドキドキします。
30分の講習を受けました。
気の良さそうなおじさんがレクチャーしてくれましたが、もりあげようとしてスベッていたのがかわいそうでした。
主な内容はきちんと確認しながら走ったり曲がったりしないと事故のもとですよ、というもの。
確認は事故防止のためには大事。
しかし、確認強迫の人はつらい。
必要以上に確認をしてしまい、逆に危なくなってしまう人も多いです。
運転中何かもの音がすると「誰かひいたのでは?」と不安になり音がした場所まで戻ってしまう。
戻って何度確認しても不安は消えませんよね。
確認強迫の人の対処はもちろん確認のために戻ってはいけません。
頭の中で「ひいてない。大丈夫だ」と思い込もうとしたり記憶をたどったりしてはいけません。
周囲の人に「大丈夫だったよね」と聞いてはいけないし、周囲も「大丈夫だよ」と言ってはいけません。
この3つは確認強迫の人がやりがちなので注意してくださいね。
こんな時の心持の基本は
「不安なことは起こっている」
とか
「不安なことはおこってから考える」というもの。
不安を消すのではなく不安を抱える練習をしていくと、結果的に不安が弱くなってきますよ。
確認強迫で悩んでいたらこちらの記事も参考にしてください
・確認強迫の人は今がチャンス
・「一回だけ確認」の誘惑に負けない
・頭の中で確認してはいけません
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