浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
困っている症状があると、本やネットで検索しますよね。
どんな病気なのか、どうすれば治るのか、同じような人はいないか。
情報は本当の事からウソのことまでいっぱいありますが、役に立つ情報はほしいですよね。
しかし、ここでワナが。
長い時間ずっと病気周辺の情報を得ようとばかりしていません?
時間があると病気について調べる。
読む本は病気の本か自己啓発本(不安が消える!とか、ポジティブに考える!という類)。
こうなるとマズイかもしれません。
一日中病気や症状のことを考えてしまう結果になるから。
情報を集めることが、囚われの一因となるのかもしれないのです。
こんな人はどうしていけばよいのかというと・・・
好きなことや楽しいことをしていく。
自己啓発本ではなく、好きだった小説を読んでみる。
ネットでは好きだった旅行について調べてみる。
普通の生活といってもよいかもしれません。
こういうことって大事です。
「もっと不安がスカッとするアドバイスはないの?」
「そんな気になれない」
と思ったあなた!
注意が必要です!
「どうしたらこの不安から解放されるのだろう」と、不安から逃れることばかり考えているということはずっと不安について考えていることになるのですから。
楽しい時間が増えることで、不安や嫌なことに囚われる時間が減ることもあるのです。
症状とは関係のない、普通の活動を増やしていく。
地道ですがものすご~く重要なことです。
思いきって病気について調べない日をつくってみてはいかがでしょうか。
よくよく考えてみると・・・
このブログを見ているより楽しいことや好きなことに関するものを見た方よい、という自己否定的な結論になってしまうわけです。
まぁ、そうなんですが・・・たまにはこのブログも見てください。
本やネットで情報を得ることは大事ですが、ホドホドに。
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