浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
自己啓発書などをみると
「前向きに考えましょう」
という言葉・ニュアンスがたくさん出てきます。
でも・・・
前向きに考えようとしてうまくいきます?
だいたい自己啓発書を読もうとしている時点で、マイナス思考に陥っている人がほとんどだと思います。
どこかにパッと元気になるようなヒントが隠されていると期待しているもの。
ところが「前向きに」「ポジティブに」というニュアンスが満載の内容にがっかり。
「そんな風に考えればいいのはわかるけど・・・」と落ち込む。
ネガティブ思考の時にポジティブに考えようとしたって、ポジティブに考えられない自分をネガティブに判断してしまうだけです。
余計悪化しちゃうわけです。
簡単に考え方を変えられるおいしい方法なんてありません。
そんな時は無理に考え方を変えようとしないことも一つの手。
ネガティブに考えてたって、元気にための行動をとることはできます。
つまり考え方を変える前に行動を変えていくわけです。
結果として考え方が変わってきます。
ただ行動することに不安があるため、なんとか考え方から変えていきたいと思ってしまうのが人間なのですが。
そうするといつものパターンになってしまいます。
この悪循環から脱するためにも考え方の変化にこだわりを持ち続けずに、行動に移していきましょう。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます