摂食障害とダイエット

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今年も一週間経ちました。
正月気分も少しなくなってきた方もいますよね。

年末年始にいわゆる「正月太り」をした人も結構いるのではありませんか?

この季節になると出てくるのが「ダイエット本」。

新しいダイエットが出てくれば、その度に売れます。

私の知人の間では漢方がはやっています。

しかし、知っていました?

〇〇ダイエットとついているものをやっても9割は5年以内にリバウンドするという研究結果を。

効果あるとうたわれている漢方を飲んでいる知人でやせた人はほとんどいません。

やせたと言っている人は漢方の使用だけでなく運動したりほかのことを基本的にはやっています。

〇〇ダイエットは長期的にはほとんど効果がないのがわかっています。

たとえダイエットに成功しているように見えても、ダイエットに囚われ摂食障害になっていく人がたくさんいます。

摂食障害はダイエットがきっかけで、という人がかなり多いのです。

身体的に問題がありやせなければいけない場合でも〇〇ダイエットという、一時的なものをするのではなく、長い間続けられるようなものをやらなくてはいけません。

いわば生活習慣を変えていけるようなものでなければダメなのです。

そんなことをいってもやはり「痩せている方がよい」と思うのは日本にいる以上仕方がありません。

そのようなことがマスコミに流れていますからね。

やせたいと思うのは当たり前なのです。

しかし、摂食障害で悩んでいる人は痩せたいという思いが強いあまり過食や拒食になり、一日中食べ物やカロリーのことばかり考え、人生を台無しにしてしまうのは、望んでいないはず。

過度なダイエットという呪縛から解き放たれ、自由な生活を手にいれましょう。

呪縛が強い人は専門家にご相談を。

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