浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
うつ病だと思って、お薬を飲んでいても、なかなか良くならない人の一部に双極性障害(躁うつ病)の人がいます。
気分が落ち込んでいる時期と妙に元気になっている時期がある人です。
躁状態の時は調子が良いと思っているので、なかなか精神科受診に結びつかなかったり、主治医に対して「大分よくなりました」という報告をしてしまうことがあります。
双極性障害かなっと思った時は、生活史を振り返ってみるとそれらしいエピソードがあることがあります。
例えば
・学生時代に自転車で日本一周いってきた
・眠らなくても平気な日が続いたことがある
・買い物で借金がふくらんだことがある
・あちこち仕事に手をつけて休日も仕事をしている
・ハイテンションになり、話し続けたら止まらない
・急に攻撃的な発言が増える
など。
これらの症状があったからといって、双極性障害であるということではありません。
ただ、うつ病治療をしていてなかなか良くならない人で、当てはまる場合は一度主治医に相談してみてもよいかもしれません。
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