情報の安売り

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私が講演会や研修会の講師をした時に、「そんなに教えてもらっていいのですか?」「ちょっと小出しにした方がいいですよ」と主催者から言われることが度たびあります。

はじめは何のことやら、わかりませんでした。

よくよく聞いみるとメンタルヘルス研修や企業での部下への接し方など、そのような情報はあまり資料にして渡さないこともあるし、小出しにしてお金を稼ぐ方もいるそうです。

それで利益を得ている会社もありますね。
研修料金が信じられないくらいの高額です。
どうしてそんなことに大病院や大手企業までもお金をかけるのかがわかりません。

情報=お金、と見れば私は安売りしているのかもしれません。
研修のコンテンツは多い方だと思います。

まぁ、私は講師を中心に仕事をやっていくつもりもないし、講師の仕事は半分社会・地域貢献のためにやっているつもりなので、あまり気にしないです。
しかし、中身は妥協しないで良い研修会にしようと思ってやっています。

そもそも専門的な知識はどんどん変わります。
下手をすると対応一つとっても常識が変わるのです。

その時に最善の情報を提供できるのがプロ。
情報提供をケチっていることがおかしい。
数年後、持っている医療的・心理学的情報が役に立たない可能性があるわけですから。

それにしてもカウンセリング手法を教える様々な業者がいるものですね。
会社や病院が経費削減するなら、大して効果のない研修を減らした方がよいのでは?と思うのは私だけかな?

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