臨床心理士の鈴木です。
うつ病かと思っていたら、よくよく聞いていくと「躁」状態が隠れている場合があります。
「双極性障害」というものです。
躁状態の症状としては
①気分が良すぎる、ハイになる、怒りっぽくなる、等が他人からいつもと違うといわれる
②自分が偉くなったように感じる
③いつもよりおしゃべりになる
④色々な考えが次々に浮かぶ
⑤注意がそれやすい
⑥活動性が高くなり、ひどい時はじっとしていられない
⑦後で困る結果となることに熱中(浪費、商売への投資など)
などがあります。
うつ状態が消えていったかと思えば躁状態になったりします。
その時に「もううつが治った」と思いこむことも少なくありません。
それどころか躁状態の時に「これが本来の自分なんだ」と勘違いしてしまったり。
注意深く過去を振り返っていかないと、見逃しやすいでしょう。
睡眠時間が少なくてもよいと感じたり、
いろんなアイデアが思い浮かんだり、
色んな人にメール、電話をしまくったり、
急に人に傲慢で失礼な態度をとったりしたことがある人は注意が必要です。
躁の症状がある場合はうつ病の治療とは違ってきます。
躁状態があると、治療も違ってきます。
気付いた時は治療者に相談してみましょう。
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