臨床心理士の鈴木です。
今日は某大手企業で研修講師をしてきました。
「メンタルヘルスに問題を抱えてた部下に対する話の聞き方」が主なテーマです。
実習をした時に参加者の皆さんが一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。
職場のストレスの多くが人間関係がからんでいるものです。
例えば仕事がわからない時に上司の相談したら「自分で考えろ」と怒られる。
自分でやってみたら「なんで相談しなかったんだ」と怒られる。
そんなことを繰り返しているうちに、職場のことを考えると朝起きられなくなる。
よくあるパターンです。
似たような状況が昔CMになっていたことがありましたね。
改善のためには部下、上司共コミュニケーションを振り返ってみること、
上司は新しいコミュニケーションスキル、マネジメントスキルを身につけること
部下(だけとは限りませんが)は考え方や行動の幅を広げていくこと
が必要です。
このような問題は医療機関だけでなく職場全体で取り組んでいくとさらに良いのでしょうね。
日本において精神疾患等による社会的損失は逸失利益9000億円台と予想れており、今後本気でメンタルヘルス対策に取り組まなければならなくなるでしょう。
それにもかかわらずまだまだ精神疾患に対する知識、対応方法とも十分に広まっていないのが現状です。
精神疾患の正確な知識、対応方法をコツコツと世間に伝えて少しでも社会貢献できればと思っています。
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