うつ病が良くならない時は・・・

臨床心理士の鈴木です。

インターネットが普及していますのでうつ病への知識は簡単に手に入ります。

「励ましてはいけない」「うつ病は3ヶ月くらい薬を飲んで休養していれば治る」といったキャンペーンのようなものが色んなところに書かれています。

うつ病の方も周囲もそれをみて「そうなんだなぁ」と思いとりあえずは実践しようとするでしょう。

もちろんそれで治ればOKです。

しかし、実際はそれだけでは治らないことが結構あります。

数ヶ月して治らないと周囲から「やっぱり病気じゃなく、怠けじゃないか」と言われるようになったりします。
そうするとさらに悪化し、家族内でのコミュニケーションもうまくいかなくなるのです。

それじゃ引き続き薬飲んで休んでいれば良いかというと、それではいけません。

例えばお薬について。
副作用で起きられない、眠気が強い、不安定になっている可能性があるのに、副作用と気付かず医師に報告していないことがあります。
一般の方にはわかりにくい副作用もあるので、それも含めて何をどのように医師に伝えたらよいかカウンセリングでアドバイスすることもあります。

何度かこのブログでも書きましたが、うつに対しては休むだけでなく「動く」という手もあります。
もちろんむやみやたらと動いてはただ疲れるだけです。
どうやったら動きやすいか、どのように日常生活をしたら、今よりもよくなるかを具体的に考えることが必要です。

ご家族や周囲の対応も大切です。
「励ましてはいけない」と理屈は分かっていつつも、ついついイライラしてしまう。
どうしたらよいのだろうとご家族が悩むことも少なくありません。
一般的な対応をしてもうまくいかないことや、納得いかないことが多いものです。

あと本当に単純な「ウツ」かどうか。
不安障害なども混在していることもあります。
そうすると不安障害への対応方法を学ぶ必要性があります。

これらのことは、具体的にどうしたらよいかを身につけたりするには、書籍やインターネットの情報では明らかに不足で、実際にカウンセリングなどを受けて専門家に相談しないと難しい面があります。

この他にもたくさんありますが、ただ受動的態度で良くなるのを待っていて本当に良いのかどうか、うつ病が長引いている方、再発を繰り返している方は振り返ってみましょう。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。