「相談機関選びのポイント」を振り返って

臨床心理士の鈴木です。

6回にわたり、思いつくまま連続で「相談機関選びのポイント」について書いてきました。

同業者の方が見たら「そうとは限らないでしょ」「人によるでしょ」「極端だ」と感じる方もいると思います。
しかし、「どんな資格でも、どんな~療法でもいいんじゃない?」というのは、違うと感じています。
それでは臨床心理士なんて資格はいらないでしょう。

例え「~療法」がすきでも、専門家であるならば、その時点で有効的であると言われている知識と技術を身につけている、身につけようとしていることが必要ではないかと私は思っています。
そういう意味で、認知行動療法や臨床心理士を強調しました。

自分だったら医療機関に行った時、その時点で一番有効だと考えられている方法をしてほしい。
専門家にまかせていれば、そうしてくれるとものだと思ってしまいますが・・・。

この「相談機関選びのポイント」は、第一回目で書いたように、他の場所へ引っ越した方に聞かれたことや、春から引っ越すであろう人のため、ということが一つの理由です。

あと、自分自身が内科や整形外科など、自分の知っている領域ではない場合、どの科に行って良いのか、どこの医療機関にかかっていいのか困ることが多かったこともあります。

私は引越し経験が多いのですが、「お部屋をみつける時のポイント」「不動産業者の選び方」「引越し業者の選び方」など、書籍やインターネットで参考になるポイントがたくさんありました。

実際には例えば引越し業者についてはポイント通り選択しても、やはりどんな人が来るかによって、作業の仕方が大部違っていましたが・・・。
しかし、何もわからないまま選択するよりは良かったと感じています。
今後の参考にもなりますし。

そんなこともあり、カウンセラーの選び方、相談機関の選び方、なんてものがあったら便利だろうなと思っていました。
調べてみると、専門の方がつっこんで書いているところは少ない印象でしたので、「じゃぁ、書いてみよう」ということに。

精神科やカウンセリングの領域はなかなか人に聞けないことも多いでしょう。
またインターネットや書籍で様々な情報が流れており、何を基準に選んで良いか迷いませんか?
そんな方の判断基準の参考になればと思います。

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