
浦和すずのきクリニックの鈴木です。
パニック発作を一度でも経験すると「またあの発作が起きたらどうしよう…」という強い不安に悩まされるようになります。
この“まだ起きていないこと”への不安を 「予期不安」 といいます。
「また発作が起きたら恥をかくかもしれない」「倒れて誰にも助けてもらえなかったらどうしよう」など、さまざまな不安が頭をよぎり、外出や乗り物、人混みを避けるようになってしまう方も少なくありません。
この予期不安は放っておくと悪化し、生活範囲がどんどん狭くなることもあります。
そして実は、多くの方が 「予期不安から逃れようとしている行動そのもの」 が、逆に不安を強めてしまっているケースが多いのです。
本記事では、予期不安を悪化させる典型的な考え方や行動、そして 「予期不安に振り回されずに日常を取り戻すための具体的な対処法」 をご紹介します。