浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
自分に自信が持てないことを気にしている人は多いです。
何をするにも自信がなく、引っ込み思案になってしまう。
自己啓発本や心理学の本で「自信をつける方法」を読みあさってしまいませんか?
しかし、そのような本を読んだところで自信がついた!って人はみたことがありません。
本やネット見たって改善するわけないです。
理由は自信が持つめにはやらなくてはいけないことをやっていないから。
この記事では
自分に自信が持てないのはなぜか?
どのようにすれば自信が持てるのか?
について、説明します。
実践することで発想の転換になり、自信をもつ一歩となるでしょう。
自信が持てないのはなぜか?
その理由は2つ。
自信ってもともとあるものじゃないんです。
良い結果が出るから自信が出るんです。
例えば、対人関係に自信がない場合。
自信がないから対人関係がうまくいかないのではありません。
対人関係がうまくいかなかった結果、自信がなくなっているのです。
対人関係がうまくいけば、対人関係に自信が持てます。
勉強だって、テストで良い結果を得られるから自信がつきます。
いくら自信があったって、テストで良い結果が得られなければ自信がつきません。
良い結果が得られないと、自信のない行動をとります。
対人関係で自信がなくなるとあまり積極的にしゃべらなくなったり、できるだけ人を回避しようとしたりします。
積極的に話さなかったり回避していれば、「楽しかったー」って結果が得られません。
①で書いたように自信は「良い結果」が得られることでついてきます。
良い結果が得られなければさらに自信がなくなり、対人関係が苦手になる悪循環になります。
では、どうすれば自信がつくのでしょうか?
よくある間違いは「自信がないのは性格のせいだから、ポジティブな考え方を身につければよいのでは?」と考えて、自己啓発や心理学の本を読んでしまうこと。
ましてや潜在意識とか、幼少時の育て方とか、そっちにいくとうまくいかないでしょう。
「性格」や「考え方」で自信がつくことはありません。
ピントがずれているんですよ。
例えばテニスで自信をつけたいとしましょう。
テニスの初心者が本を読んで、性格を変えて、ポジティブに考えたって自信がつきませんよね。
そんな人がいたら、さっさとラケットもって練習しましょう!ってアドバイスするでしょう。
実際にテニスを練習してうまく打てたり、試合で勝ったりするから自信が持てるのです。
性格や考え方のせいにするといつまでたっても自信が持てず、ずーっと情報を集めばかりになります。
「自信を持てない」「自分に自信を持つためには」なんてキーワードでネット検索してばかりで動けていない人はいませんか?
自信をつけるためには、自信を持ちたいことに対して「良い結果」を経験することが絶対に必要なんです。
自信がないから良い結果が出ないのではありません。
良い結果が出ないから自信がないのです!
性格や考え方のせいにしないようにしましょう。
ここを間違うとテニスの教科書ばかり読んで、練習しない人と同じになってしまいます。
自信をつけたかったら自信のないことに挑戦して良い結果を得ることが必要です。
ただし今までのやり方で挑戦してもうまくいきません。
「自信のない行動」をしてしまい悪循環になって良い結果が得られません。
このため今までのやり方を改善して、不安に挑戦していくと良いです。
テニスがうまくなるためには、コツが必要ですよね。
自分の悪い癖を知り、良いフォームに直していくとか。
悪循環に気付き、改善できるかがカギですね。
どこがマズイかわからない時は、私のような専門家にアドバイスもらった方が早いです。
ネットで調べたって、多分9割は間違った情報しかありませんから。
対人関係に自信がなければ、対人関係で良い結果が出せるように動く。
その時、自信のない行動していると良い結果が残せないので改善する。
勉強に自信がなければ勉強をする。
勉強の仕方がまずくで良い結果がでないのであれば、勉強の仕方を改善する。
これを繰り返していくうちに自信がついてきます。
自信をつけるためにはこれらの3つのことを実践していきましょう
・性格や考え方のせいにしない
・良い結果を経験することが必要
・そのためにこれまでのマズイ対応を見直し、自信のつけたいことに挑戦していく
良い結果を経験するために、どこをどう改善していけばよいのか?がわからない人は相談してきてくださいね。
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