浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
悩みがあった時、友達に相談したけれど気持ちが晴れないってことありませんか?
話してちょっと軽くなったけれど、解決もしないし、いい方向に向いていない。
そりゃそうです。
話したところで現実が変わるわけではありませんからね。
具体的に解決法があればまだよいのですが、悩んでも解決しない問題なんかは難しいところ。
下手をすると、友人から望んでいないアドバイスを受けて傷つくこともあるし、悩み相談って微妙なんですよ。
もちろんプロのカウンセラーに話ができれば一番良いのだけれど、そんなに頻繁にいけない。
そんな方に一人でできる、悩みを軽くする方法について紹介します。
周りに信頼できる相談相手がいない!って方は、お試しください。
やり方は簡単。
「自分の悩んでいることをノートなどに書く」こと。
心理学の研究では、「悩み事を書くこと」によって元気になりやすく幸福感も得られやすい、と出ています。
「話すのと同じじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
友人などに普通に話していても、意見が違うことも多いし、どうしようか迷ってしまったりするものです。
むしろ混乱してしまうこともありませんか?
それが書くと、表現するのに自分なりに整理していくことになるので、頭の中が落ち着きやすいのではないか、解決の糸口になりやすいのではないか?と言われています。
書くと考えたことが整理されることありませんか?
私もブログを書いていると、頭が整理されます。
なんとなーく思ったことを書こうと思っても書けません。
自分なりに実際に書くとなると筋道を立てようとします。
書いていくうちに考えてみることが整理されていくのです。
あと、書くと自分の考えを客観的に見られる作用もあります。
特に気分が落ち込んでいる時に考えていたことを書いた後、あとで見たら「何でこんなこと考えていたんだろう」と思うことってありませんか?
うつや不安に有効な認知行動療法でも考えていること書くワークなんかもあります。
他にも書くことの効果はあるんですよ。
パートナーと気持ちを長続きさせる方法としても書くことが有効です。
話し合うよりよい結果になるかもしれません。
以前にブログで書きました。
もちろん書いたら霧がはれたようにパーッと解決した!ってことはありません。
しかし、モンモンと考えていたり、友達と話すよりは、良い方向にいく確率が上がるでしょう。
誰かに話すことより書く。
誰でも簡単にできる方法なのでやってみてください。
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