浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
会議、司会、プレゼン、自己紹介など、人前で話すのが苦手な人は多いです。
対人恐怖症や社交不安障害の人は特に困りますよね。
私も人前で話すのは苦手な方です。
それでも大勢の前で話す機会が時々あります。
先日、専門家向けの研修会に講師として行きました。
何度やっても緊張します。
内心「今日の研修会つまらないと思われたらどうしよう」とどっかで思っているし、時々何を話しているかわからなることもあります。
ちょっと震えたりすることも。
しかし、周囲からみると堂々と自信ありげに話していると見られます。
だから私が「人前で話すのは緊張する」と言っても誰も信じてくれません。
「心臓に毛が生えてそう」ってばかりいわれます。
なぜ、そのような私の内面的な評価と外の人の評価が違うか?
他人は話す時の見え方、聞いているモノで判断していて、中身はわからないってことなんです。
この記事ではどうすれば、話している時に堂々としているようにみられるのか?
4つのポイントについてご紹介します。
実践すれば話すことに自信がなくても、フツウ程度に見えるようになります。
話すのが苦手な人とは逆のことをやるので、病的に困っている人にも有効です。
悩んでいる人は練習してみましょう。
話すのが苦手な人は、原稿ばかり読んで下を向いたままになりがちです。
できるだけ、原稿から目を離し、聴衆の方を向いて話しましょう。
どこを見ればよいかわからないって人は、近い人よりも少し遠めの人を見てサーチライトのように見ると全体的を見渡しているように見えます。
または、「うんうん」と頷きながら温かい目で見ていそうな人を多めに見るのも手です。
つまんなそうな人を見ていると落ち込みますからね。
どちらにしろ、誰かに話しかけるようにするのがコツです。
「何話すんだっけ?」と焦っていたり、不安が強かったりすると「えー」とか「そのー」とか、余計な言葉はいれていませんか?
また話す時に「間」を極端に恐れる人は、「間」を埋めようとすると、そのような言葉が多くなりがち。
間を埋めようと「えー」と話すことは逆に不安に見えてしまいます。
余計な言葉は入れないようにしましょう。
人前で話すのが苦手な人は、話すことを早く終わらせたいので、話すスピードが速くなります。
話すスピードが速くなればなるほど、緊張感も強まっていきます。
また聞いている方も、聞き取りにくいし、焦っているような印象をもってしまいます。
ゆっくり話すことが必ずしも良いとは限りませんが、緊張感の強い人はゆっくり話した方が悪循環にはまらずに済む可能性が高まるでしょう。
意外と多いのですが、プレゼンなどで原稿をそのまま読み上げるだけの人がいます。
または覚えてきた内容をそのまま言うとか。
そのまま読み上げるだけだと、まず聞いている方は退屈になります。
退屈そうな姿をみて「うまく話せていない」と、落ち込み「自分はうまく話せないんだ」と苦手意識が強くなっていませんか?
話す内容はメモ程度に見るのは構いませんが、一字一句読み上げるだけのことはやめましょう。
「自分が話している時どのように見えているか?」って実際に見たことない人がほとんどです。
見たことないのに「自分は変だ」とか考えて、下を向いたり早く話したり、原稿を読んだりしています。
実際に話している自分を見てみると、どこをどう直したらよいかわかります。
今はスマホで簡単に動画を撮れます。
今まで通りのやり方で話した場合と、①~④を実践した場合と差を見てみてみましょう。
そうすると自分が不安を隠そうとしてやっていかことが逆効果だってことや、①~④を実践すると違うんだ~、ってことを実感してもらえるでしょう。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、動画とると効果的ですよ。
一人でやってもうまくいく感じがしないと人は、どこがどうマズイかわかっていないことがありまし。
そんな時は相談しに来てくださいね。
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