浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
社交不安症・障害という病気をご存知ですか?
人前で緊張して生活に支障が出ている人に当てはまることがあります。
対人恐怖症、あがり症、赤面症、とかいろいろ呼び名がありますが、名前としては社交(社会)不安障害(症)と呼ぶことが多くなりました。
10代の頃から悩んでいる人も多いのですが、ほっとくと大人になって生活に支障をきたすようになります。
「恥ずかしがり屋の性格」と思っていても、社交不安障害かもしれません。
そうだとしたら、早めに気づいて治療すると生活がとっても楽になります。
今回は社交不安障害の代表的な症状について紹介します。
仮に病気じゃなくても困っているならば、治療を受けることをおすすめします。
人前で赤くなるのが不安。
顔を隠そうと、下を向いたり、ファンデーションを塗ったり、熱い食べ物を食べたりしてしまいます。
人前で話すが不安。
発表する、朝礼で話すなど。
人がいるところで電話に出るのが不安。
「自分の電話対応を聴いて否定的なことを思っているのでは」と考えがち。
人前で食事をするのが不安。
食事している自分をみられるのが嫌。
他人から「見られているのでは」と不安。
人が多いところを避ける傾向にあります。
人前で文字を書いて震えるのが不安。
結婚式とか、何かお店で申し込む時とか困る人が多いです。
人前で震えてしまうのが不安。
スピーチの時とか、飲み会でお酌するときとか、お茶出す時とか。
人前で汗をかいてしまうのが不安。
制汗剤を過度につけたり、汗がにじまないような服を着たりしてしまいます。
人前でお腹がグーっとなってしまうのが不安。
静かな状況を怖いって人多いですね。
人がいるところで小便をするのが不安。
男性に多いですが、女性でもいます。
外のトイレが使えません。
これらの症状があったら即治療した方がよいわけではありません。
しかし、生活に支障をきたしたり、精神的につらいと感じるのであれば、病気かどうかはともかく、治していくことをおススメします。
治療はお薬か認知行動療法が有効です。
お薬以外の方法での治し方の概要についてはこちらの記事に書いています。
なかなか一人で解決するのは難しいので相談に来てくださいね。
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