浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
ポケモンGOやっている人多いですよね。
私はポケモン世代ではないので、同年代ではプレイしている人は多くはありません。
しかし、うつや不安の改善に役に立ちそうだなぁと思ったことがありました。
今回はポケモンGOをうつや不安の改善に役立ちそうな3つのことと、どんなことに気を付ければよいのか?について書いていきます。
まずポケモンGOが役に立ちそうなことが3つあります。
うつや不安で悩むと「出かける気が起きない」と引きこもりがちになります。
じゃぁ、自宅にいて気分が改善されるかといえば違いますよね。
考える時間が増えて、もっと状態が悪くなるんですよ。
だから、やる気を出すためにも何かをやった方がよいわけです。
よくある「散歩でもしよう」ってのは散歩が好きな人なら効果がありますが、そんな好きな人ばかりではありません。
ポケモンのためなら動けるって人ならポケモンを理由にして外出するとやりやすいかもしれません。
好きなことをする時間が増えていくとうつも不安も改善しやすくなります。
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不安が強い人は同じパターンの生活になりがちです。
外出するにしても同じ場所、同じ道でいくとか。
そうすると自動的に動いてしまうので、歩きながらボーっと不安なことを考えてしまいやすくなります。
動いていても余計なことを考えがちな人は普段とは違ったことをやるようにしましょう。
新しいことをすると、行動パターンも意識して変えることになるので、嫌なことを考えにくくなります。
また幸福度も上がりやすいといわれています。
ポケモンGOでは、様々な場所にいくこととなります。
普段なら絶対寄らないだろう場所にもいくことになるでしょう。
「こんなところにこんなものがあったのか」と思った人も多いのでは?
ポケモンを理由にどんどん新しいことを体験していきましょう。
こちらの記事を読むと理解が深まります
ポケモンは誰かと一緒にやることで会話のネタになりますし「一緒にポケモン見つけに行こう」と共通の目的ができます。
共通の話題は仲良くするきっかけとなりやすいものです。
テレビで「親子の会話のきっかけとなった」と話している人見ますよね。
ポケモンだけに頼るとダメですが、これをきっかけに家族や友人との仲を深めるのも一つの手でしょう。
共通点を探すことは心理学的にも正しいですよーって記事です。
せっかく外出したのに、スマホばかり見ているのはもったいないことがあります。
例えば「他人が自分を見ているのでは」と不安で人が大勢いるところにいられない人は、スマホばかり見ていてはいけません。
治療に役立てるにはコツがあります。
ポケモンGOをやっている人が多くいるところに行ってみください。
そしてどれだけ自分のことを周りの人が見ているかを確認してみましょう。
みんなポケモンに夢中で下ばかりみていることでしょう。
そうすると「それほど自分のことを誰も見ていないのだ」ということが体験できるかもしれません。
パニック障害で電車でポケモンGOをやってごまかしている人は、一度スマホから手を放してみましょう
「気をそらしていなきゃだめだと」と思うとなかなかよくなりません。
では電車で不安ならどうしたらよいか?
スマホを見ないで周囲を見てみましょう。
どれだけの人がポケモンをやっていそうか予想するとか人間ウォッチングしてみるといいでしょう。
こんな風に、ただポケモンGOをやるだけでなく、もう一歩治療に役立てるようにするのがおススメです。
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