浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
対人恐怖症・社交不安障害の人は、他人から「どう思われるか」「ドキドキ」とか自分の考えや体の感覚に注意が向いています。
今やっていることに注意が向かないのです。
考えや体の感覚に注意が向くとどんどん不安が強くなります。
緊張をなんとかしようとして、今何やっているかわからなくなった経験ありません?
対策として外に注意を向けていく練習をしていくとよいのは以前の記事で書きました。
今回はこの練習の続きについて書いていきます。
注意を自分や外にいったりきたりの練習をする
記事では見えたものに注意を向けるよう書きました。
ある程度見えているものに注意が向けられるようになりましたか?
今度は不安な場面をイメージしてください。
発表している場面とか。
「変に思われたらどうしよう」「動悸がしてきた」など自分に注意を向けます。
不安な感覚でいっぱいになるくらいに。
不安な感覚になったらもう一度外に(見えているものに)注意を向けましょう。
いきなり注意を方向を変えることは難しいかもしれませんが、やってみましょう。
外に注意が向けられたら、また不安なことを考えましょう。
注意を外に向ける
→不安にさせて注意を自分に向ける
→注意を外に向ける
→注意を自分に向ける
これを繰り返します。
この練習方法をしていくと、不安場面で外に注意を向けやすくなり、今やっていることに注意が向きやすくなります。
不安なくなるというよりは、不安でもそれが頭の中いっぱいになるのではなく、今やるべきことに注意を割けるようになるって感じでしょうか。
出来るだけ毎日練習しましょう。
ちょっとやっただけではあまり役に立ちません。
うまく行かない時は相談しに来てくださいね。
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