浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
対人恐怖症の人は人は「自分に自信がない」といいます。
「自信がもてたら対人恐怖症は治るだろう」と考えがち。
しかし、これは違うんですよ。
よくありがちなパターンは
「自信がないから人からどう思われるか気になるんだ」
「自信がないのは自分が育ってきた家庭の問題があるんだ!」
「だからまずは過去のことを考えなきゃいけないんだ!」
「アダルトチルドレンなんだー!」
と怪しい方向になります。
対人恐怖症を克服したり、自信をもったりするのに幼少時の家庭の問題とかほとんど関係ありません。
今何をどうしていけばよいか学んで、行動していくことで改善されることがわかっているのです。
ネットの情報に振り回されています。
対人恐怖や社交不安障害の人が自信がないのはあくまでも結果論。
自信がないから人からどう思われているかが気になるのではありません。
人からどう思われているかが気になり、うまく対処できなくなった結果、自信がなくなったのです。
「自信を持てたら対人恐怖症が治るだろう」ではなく
「対人恐怖症を克服していくと自信が持てるだろう」なのです。
この順番を間違ってはいけません。
こちらでも自尊心を高める方法について書きました。
自尊心を高める方法ってものすごく単純なんです
対人恐怖症を克服するべきところはこちらの記事に書いています。
対人恐怖症・社交不安を克服するために知っておきたい4つの問題点
対人恐怖症の人はまず症状を克服しましょう。
そうすることで少しずつ他人の前でも「なんとかなる」という自信がついてきます。
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